Susukino Veterinary Hospital
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食事に関してのFAQ
Q  ウサギに乾燥野菜を与えていますが大丈夫ですか?
 乾燥野菜は含水量が少ない食事です.また嗜好性を高めるために炭水化物の含有量の多い野菜を入れてある物もあります.
問題となるのは含水量が少ないということです.水分が少ないため生野菜を中心に与えている時よりも,尿量が減少し膀胱結石や腎結石を形成してしまう危険は否定できません.
ただ,国産のペレットのようにカルシウム分が多いものばかり入っているわけではありませんから,これが直接の原因となるかは分かりません.
炭水化物を大量に含むものは野菜といえども腸炎や肥満を引き起こす可能性があります.そのためできるだけ与えない方が良いでしょう.
現在の段階では,乾燥野菜の危険性は判断できませんので,自己責任の下で与えるようにしましょう.ただ,便の状態が悪い,肥満がある場合は与えない方が良いでしょう.

Q うちのウサギはヨーグルトを食べてくれません.腸炎が心配です.
 ウサギにヨーグルトは必要ありません.与えなくても結構です.
 クロストリジウムや大腸菌などの細菌が腸内で増殖することで糞の状態が悪くなります.
こうなると正常な発酵はできなくなり,これらの菌が産生するエンドトキシンという毒素により中毒を起こし死亡することがあります.(腸性毒症)
これらの細菌は乳酸菌により増殖が抑制されるという話が人間の方であり,これをそのままウサギに当てはめてしまったために,ウサギにヨーグルトを与えると良いという話になってしまったのでしょう.しかし,正常なウサギの腸は乳酸菌を持ちません.
ですから,乳酸菌を入れても乳酸菌は死滅するだけで,効果は発揮しないのでは無いでしょうか.また,乳酸菌が活躍できるような環境は,正常なウサギの腸の状態ではないので
これもまた問題となります.
 実際,慢性的な腸炎を起こしているウサギは食事,飼育環境に問題があるか,別の疾病の症状の一つとして腸炎を起こしている可能性があります.
そのようなウサギは自宅で処置を行わず,動物病院で診察を受けるようにして下さい.

Q 干し草の賞味期限は?
 保管してある環境により異なりますので,市販の物は袋に記載されている日付を参考にして下さい.ただし,開封後は状態が異なります.できるだけ湿気の少ない冷暗所で保管しておきましょう.とくに梅雨から夏にかけては湿気も高く細菌やカビの感染源となります.
その取り扱いには十分注意しましょう.
また,開封後は1ヶ月以内には使い切るくらいのつもりで,使用して下さい.

Q 外国産のペレットで繊維質の多いものがあります.これも与えない方が良いですか?
 国産のペレットの繊維質の含有量は15-16%以下と非常に少なく,これが原因で発生する疾患は多い物です.しかし最近は海外の繊維質の多いペレットが国内でも入手できるようになってきています.これらのペレットは繊維質の含有量が23%や29%と高く腸炎の発生を抑える働きがあります.ですから従来のペレットに比べて糞は安定しやすいのです.
 このすばらしい食事を主食にしても良いかと言うことになると,話は少し違います.
というのは,ペレットはあくまでも粉を固めた食事であるため,咀嚼回数の不足により不正咬合の発生を導いたり,歯髄炎を誘発する可能性もあるのです.
ですから干し草を好んで食べるウサギには与える必要はありません.
 当院では基本的に従来の食事からの切り替え時や不正咬合により野菜や干し草の摂取量が不足してしまう場合にのみ利用していただいています.