カセグレン!

子供が生まれてから秋葉原散策もめっきりできなくなり、望遠鏡ショップにも足を運べずにいましたが、先日なんとか時間ができたのでスターベースに立ち寄りました。
入り口そばに置いてあった可愛らしいミザールのカセグレン鏡筒に目が留まりました。

おっ、9990円だって。
口径は80mmなので性能は期待できないでしょうが、この外観を見てやってください。

どうです、この端正なつくりとカラーリング。
オール金属の鏡筒でしっかりとしています。
色づかいも、いかにも天体望遠鏡という感じでたまりません。

ということで、見た目の質感だけで購入を決めてしまったという邪道な私でありました。
あっ、一応店頭で地上風景を覗いては見ました。100倍でもちゃんと景色が見えていたのでいいかな?という感じ。
それに、今まで屈折式を使っていて、違う光学系には常々興味があったということもありますね。

しかし、冷静に考えてみると小口径のカセグレンというのはどうなんでしょう?
コンパクトな光学系となる代わりに、中央遮蔽のためにコントラストが低下すると言われていますね。
焦点距離が長くなって高倍率は得やすくなりますが、低倍率は苦手です。
コンパクトな機動性を生かして、旅行などに持っていくとして、空の綺麗な場所で見る対象はと言えば、都会では見えにくい淡い星雲星団を狙いたいですよね。
旅先まで行って、高倍率で月面や惑星を覗いたりする必然性はありません。
そうして考えると、この鏡筒の使い道といえば、旅先でのフィールドスコープ代わり、あるいは星野撮影のガイド鏡ということになりそうです。
まあ、衝動的に買ってしまったので、あんまり深くは考えていないのですが(^^;

覗いてみた感想ですが、月面を100倍ぐらいで覗くと、まあ確かに観察はできますし、欠け際のクレーターのギザギザ群もしっかり視認できます。
でも、なんかもっと良く見えてもいいんじゃないかなあ、とBORG76EDで覗き直して見ると、やはりその差は歴然でした。
BORGに比べると、なんか薄〜くもやりとしているという感じで、なるほどこれが「コントラストでは不利」ということなのか、と実感。
翌日、地上風景で見比べるとさらにその差ははっきり。
100倍近辺では、カセグレンでじぃっと観察した後に、BORGで見直すと、「もやが晴れたような爽快感」を感じるのです。
大げさかもしれませんが、本当にそう感じました。

やはり、性能面ではあまり過度な期待はできないですね。見た目のハッタリは効くようですが(^^;
近々これで撮影をしてみようと思います。