カメラレンズで惑星撮影

「初心忘れるべからず」、ということで、シンプル機材での惑星撮影に挑戦してみました。
ちゃんとした望遠鏡があるのになぜ?と思われるかもしれませんが、なぜか楽しいんです、これ。

レンズは、在庫処分で手に入れた一眼レフカメラ用の拡大撮影ズームレンズ。
7倍の単眼鏡としても使えるという代物。詳細はこちらを。

まず今回、このレンズから射出レンズと正立プリズムを取り払い、そこにBORGのプラ延長筒を差し込んで、アメリカンサイズアイピースを装着できるようにしました。
これでアイピースを取替えることによって倍率を変えられる単眼鏡となりました。
LVアイピースを装着した後に、おなじくVixenの先日購入したばかりの新型デジカメアダプタをかませ、QVと連結して鏡筒は完成です。

機材の全体構成。カメラも含めた総重量は2kgです。
安物のカメラ三脚にブラケットを付け、ネジ式のホースクランプで固定しています。
ハンカチが巻いてあるのは、クランプで傷が付くのを防いでいるためです。

この三脚で惑星を追いかけるのは至難の技(経験済み)ですので、微動機構を組み込んであります。
以前、コプティック星座館に行ったときに見つけたVixenのカメラ微動装置です。
可動範囲は限定されますが、操作性はけっこういいです。
楽に惑星を捉え、楽に追いかけられます。

LV20アイピースで、おそらく倍率は10倍ぐらい?
そこにQVの8倍光学ズームとデジタル2倍ズームをかけて撮ったのが下の画像。
シャッタースピードは1/10sです。
元画像
合成画像

ということで、ちゃんと木星の縞と土星の輪を写すことができました。
しかし、この日の空の透明度は低かったとはいえ、BORG76EDと比べてしまうと、口径差以上にその写り具合はショボいものです。
やはりしっかりと天体望遠鏡として設計されたものは、それだけのことはあるなと感じました。
(まあ、カメラレンズで惑星が写せるということは、それはそれで面白いことですが)

BORGと並べて撮影してみました。
「ウサギ小屋」にはこのくらいのコンパクト機材がちょうどいいようです(^^;