機材構成と写り具合の変遷

そもそも私が望遠鏡を買ったのも、自分で土星の輪が写せたりしたら楽しいだろうなあ、という興味から始まったものでした。
あまり深く考えずに機材を買い揃えながら、試行錯誤してきた過程をまとめたのが下のチャートです。
(こうしてみると、土星の傾きが徐々に変わっているのが面白いです)

逆の見方をすると、目標とする画像のレベルに対して、どのような機材が必要かがわかるのではないかと思います。
これから望遠鏡を買って天体撮影をしてみようという方へのご参考になれば幸いです。

もちろん、それなりの機材をドーンと買い揃えれば、最初からいい画像が撮影できると思いますが、私個人の経験から言わせてもらえば、そのときそのときで色々と工夫したり、撮影結果に一喜一憂してきたことが楽しく思い出されます。
「なにより自分が楽しめること」、それが一番大事だと思います。
そういう観点では、あまり前例や先入観にとらわれず、思うままに色々やってみるというのもいいかもしれませんね。
 
 
元画像の1枚
合成処理したもの
露出
予算・その他
(A)
テレコンバージョンレンズ
オート
2倍以上になると1万円を超える。色収差が大きいので性能は期待できない。でもなぜか楽しい・・
(B)
望遠鏡+安物カメラ三脚、手持ちコリメート撮影
 何枚も撮れません・・
オート
三脚が3000円くらい。
操作性がひどく、ほとんど運任せの撮影となる。
すぐにメゲます。
(C)
望遠鏡+全金属三脚+微動経緯台、固定コリメート撮影
1/6秒
全金属三脚が6,000円、微動経緯台が1.3万円、デジカメアダプタが1万円くらい。
操作性はぐっとアップ。
(D)
望遠鏡+しっかり三脚+モータードライブ赤道儀、固定コリメート撮影
1/2秒
しっかり三脚と赤道儀は、お値段はピンからキリまで。
安い出物を探す余地はありますのでがんばってください。
シャッタースピードを落とせるので、ここまでの拡大にも耐えられます。

現在は、(D)の構成で惑星を撮っているわけですが、眼視で星雲星団を探したりするときはやっぱり経緯台のほうが使いやすいですね。
だから、「この構成が唯一無比の絶対解だ!」というものではないでしょう。
それぞれ一長一短あると思います。
時間があったら、(A)と(B)の中間構成のようなシンプル機材で土星撮影に挑戦してみようと考えています。


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