トイデジ3連発!

 
従来、トイデジ(おもちゃデジカメ)と呼ばれる分野の製品は、画質や操作性の点で、文字通りおもちゃの域を出ることはありませんでした。

しかし、2002年末に発売された機種のいくつかは、その常識を破ってきているように思えます。
高いデジカメが買えず、価格が安いことだけで衝動買いしたところ、思わぬ誤算だったというわけで、ここに新春レポートいたします。
 

左:I・O DATA MotionPix
上:NHJ Che-ez! Snap
右:NHJ Che-ez! Movix

 ※単3電池は大きさ比較のため。
  製品名クリックでメーカーの商品ページにジャンプ


Che-ez! Snapは、35万画素のスチルカメラ、他の2台は動画記録を主眼にしたムービーカメラ。
いずれも素子はCMOS。

MotionPixとMovixはスペック的には微妙な相違があり、選択には迷う。
(私は両方買ってしまったわけだが)

<同じところ>
・単3電池2本駆動
・130万画素CMOS
・静止画1280x960記録
・MotionJpeg、320x240+音声付動画記録(MotionPixは10fps、Movixは10〜15fps)
・折りたたみ式液晶ファインダ(DVカメラのような回転はしない)
・USB端子、AV出力端子付き

<違うところ>
・Movixはデジタルズームが可能
・MotionPixはフォーカスリング調整でマクロ可能(Movixは1m〜∞)
・MotionPixは動画再生時、内蔵スピーカから音声出力可能(Movixは本体出力不可)
・Movixの液晶ファインダはMotionPixより視認性良し(D-TFD対STN)
・MotionPixは静止画記録と動画記録のボタンが独立していて使いやすい
 (Movixはメニューで選択)
・MotionPixはCFメモリー、MovixはSDメモリー(最大128MB)
 

Che-ez! Snap


とにかく小さい。手の中に握り締めて、完全に隠れてしまう。
一応光学式ファインダーは付いているが、なんというか、
このカメラを構えて撮るのはなんともさまにならない。
角が丸まっているのは携帯性にはいいが、ホールドはしにくい。
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背面にはモード切替ボタンとステータス表示液晶がある。
記録はSDRAMなので、内蔵の充電池が干上がるとデータも揮発する。
RAW形式で保存され、PCに転送する過程で完全な画像になる。
そのため、VGAサイズで26枚しか撮れない。
充電池はリチウムポリマーで、USB経由で充電する。
どうも今ひとつ電池の持ち具合に不安があり、ちょっとした外出時や
散歩モードで使う用途がメインになりそう。

Minoxとサイズ比較
体積的には同じようなものか。

以下はサンプル画像。クリックで拡大。
暗部でもノイズがあまり出ていないことに注目
解像感もシャープで、質感も伝わってくる。
最初にこの画像を見た時はびっくりした。

雑踏の写真。なぜか赤がやたら目立つ。
ジャギーもところどころに見受けられるが、なにしろVGAカメラだから仕方ないだろう

コントラスト差の大きいシーンだが、破綻していない。
その場の雰囲気を良く写している。

室内照明下でも明るく写る。ノイズ感もない。
シャッター速度を落としてきっちりと露光しているようだ。

 

で、こんな夜景も撮れたりする。
手ブレには注意。

解像度と輪郭強調の度合いがわかるサンプル

 

散歩用という観点では26枚でも十分。
本体では画像が確認できないのも、銀塩でプリントが仕上がるのを待つ気分が味わえる。
実用性を期待しない限り、良く遊べるカメラだと思う。
 総 評

冗談みたいな外見のわりによく撮れる。
携帯の内蔵カメラよりも画質は高いだろう。
ふと気が付くとメモリー内のデータが飛んでたりするので、
消えては困るような画像は撮らない、と割り切るべし。

痛いのはマクロがないこと。
合焦が1m以遠というのは結構つらい。
画質が良いだけに、この一点は惜しい。
 
 

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