新版 『片野元彦作品集』 2021年春発売予定
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━━━ 造本・体裁内容
- 定価:23.000円+税
- A4変型(223mm×295mm)
- 総頁数:224頁
- 作品総点数:215点
- 作品解説:片野かほり
- 型紙:8点
- 下図:16点:
- 技法:40点
- ※ 私家版につき書店では取り扱いはしておりません
注文欄
━━━片野元彦作品:着物 木綿地藍染熨斗目小華繋紋折縫絞
布地は手紡ぎ手織りの木綿布を使用。小華つなぎの部分は、布を巾ひとまとめに亀甲に折り畳み各々の綾線に別布を当て、その上から糸で締めつけて防染し、横段の部分は、経に布を折り畳み、白い部分を防染して藍一色で染めた。(解説 片野かほり)
画家をめざして
1919年(大正8年)20歳
自作の画を木村荘八から指導を受ける。
1920年(大正9年)21歳
洋画家を志し上京、岸田劉生に指示。
1922年(大正11年)24歳
草土社社友に推挙される。
1925年(大正14年)26歳
画家として独立する自信を深める。
1929年(昭和4年)30歳
岸田劉生急去。
仕事場
岸田劉生没後染物に専念
1934年(昭和9年)35歳
この年より昭和14年まで名古屋・丸善にてロウケチや更紗などの衣装作品展を開く。
よき師との出会い
1956年(昭和31年)57歳
有松・鳴海地方の絞の現況を視察するため視察するため、柳総悦来名「藍染絞を再興するように」と言われる。
KATANO絞の制作
1959年(昭和34年)60歳
河井寛次郎の勧めにより神戸「大丸」(昭和34年〜42年)及び「やまと民芸店」(昭和34年〜42年)にて個展。
片野元彦作品 壱
着物2種
木綿地藍染変り亀甲紋巻上絞(右)
紬地藍蘇芳染華散紋折縫絞(左)
片野元彦作品 弐
風呂敷と飾り布
木綿地茶と藍染縫絞と木綿地黄と藍染縫絞(右)
木綿地藍染青海波紋折縫絞(左)
片野元彦作品 壱
飾り布2種
紬地藍楊梅染網目紋折縫絞(右)
紬地藍蘇芳山形紋折縫絞(左)
片野元彦作品解説 壱
片野元彦作品 紋様型紙
紋様型は、『片野元彦作品集 絞と藍』の中で、折縫絞と名付けられたものに用いた型紙である。
片野元彦作品解説 弐
片野元彦作品 下図
四畳半の仕事場で、構想を練り下図を作り、布にそれを写し取る作業をした。
片野元彦作品解説 参
片野元彦作品 技法
木綿地藍染階段紋折縫絞(例1)階段状の線に沿って緯(よこ)巾ひとまとめに折り畳み、細長く畳んだ巾の中央を糸で縫い締める。図版21
解説:片野かほり