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で染められた絞は、何と言ふ豐かな調和であらう。
絞は藍で染められて初めて生命に與へられ、生々として美しい姿を現はす染物である。
(片野元彦「絞と私」より 原文のまま)

━━━ 造本・体裁内容

  • 片野作品集_2106.jpg
  • 定価:23.000円+税
  • A4変型(223mm×295mm)
  • 総頁数:224頁
  • 作品総点数:215点
  • 作品解説:片野かほり
  • 型紙:8点 
  • 下図:16点:
  • 技法:40点
  • ※ 私家版につき書店では取り扱いはしておりません

━━━片野元彦作品:着物 木綿地藍染熨斗目小華繋紋折縫絞

  • 片野作品集_2102.jpg布地は手紡ぎ手織りの木綿布を使用。小華つなぎの部分は、布を巾ひとまとめに亀甲に折り畳み各々の綾線に別布を当て、その上から糸で締めつけて防染し、横段の部分は、経に布を折り畳み、白い部分を防染して藍一色で染めた。(解説 片野かほり)
katano_0162.jpg紬地藍蘇芳染山形紋折縫絞 紬地藍蘇芳染山形紋折縫絞katano_0161.jpg木綿地藍染変り亀甲紋巻上絞katano_0160.jpg木綿地藍染青海波紋折縫絞katano_0074.jpg木綿地藍染雪輪崩紋折縫絞
katano_0148.jpg木綿地藍蘇芳亀甲紋折縫絞 紬地藍蘇芳染山形紋折縫絞katano_0080.jpg紬地藍蘇芳染幾何紋折縫絞katano_0061.jpg木綿地藍染山形紋折縫絞katano_0072.jpg木綿地藍染木葉繋紋折縫絞

片野元彦の略歴
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片野かほり(左)片野元彦(右)

1899年(明治32年)
名古屋市中央区広小路本町に薬種問屋片野和助、きょうの長男として生まれる。
※本家は永楽屋で『北斎漫画』『古事記』の版元であった。

画家をめざして
1919年(大正8年)20歳
自作の画を木村荘八から指導を受ける。
1920年(大正9年)21歳
洋画家を志し上京、岸田劉生に指示。
1922年(大正11年)24歳
草土社社友に推挙される。
1925年(大正14年)26歳
画家として独立する自信を深める。
1929年(昭和4年)30歳
岸田劉生急去。

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仕事場

岸田劉生没後染物に専念
1934年(昭和9年)35歳
この年より昭和14年まで名古屋・丸善にてロウケチや更紗などの衣装作品展を開く。
よき師との出会い
1956年(昭和31年)57歳
有松・鳴海地方の絞の現況を視察するため視察するため、柳総悦来名「藍染絞を再興するように」と言われる。

KATANO絞の制作
1959年(昭和34年)60歳
河井寛次郎の勧めにより神戸「大丸」(昭和34年〜42年)及び「やまと民芸店」(昭和34年〜42年)にて個展。

片野元彦作品

着物2種

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木綿地藍染変り亀甲紋巻上絞(右)
紬地藍蘇芳染華散紋折縫絞(左)

片野元彦作品 弐

風呂敷と飾り布

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木綿地茶と藍染縫絞と木綿地黄と藍染縫絞(右)
木綿地藍染青海波紋折縫絞(左)

片野元彦作品 壱

飾り布2種

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紬地藍楊梅染網目紋折縫絞(右)
紬地藍蘇芳山形紋折縫絞(左)

片野元彦作品解説 壱

片野元彦作品 紋様型紙

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紋様型は、『片野元彦作品集 絞と藍』の中で、折縫絞と名付けられたものに用いた型紙である。

片野元彦作品解説 弐

片野元彦作品 下図

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四畳半の仕事場で、構想を練り下図を作り、布にそれを写し取る作業をした。

片野元彦作品解説 参

片野元彦作品 技法

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木綿地藍染階段紋折縫絞(例1)階段状の線に沿って緯(よこ)巾ひとまとめに折り畳み、細長く畳んだ巾の中央を糸で縫い締める。図版21

解説:片野かほり

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