有限会社 小峰米店
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五つ星お米マイスターの食育

           

  水田の貯水量はダム以上だよ!

日本の国土は70%以上が山や傾斜地(けいしゃち)でできてます。つまりは洪水(こうずい)や土砂くずれも多く起こりやすい地形のため水害防止に役立っているのが水田なのです。水田の周囲は粘土質(ねんどしつ)でもり上げた畔(あぜ)で出来てるため水をためることができるわけです。この量は全国で約44億トンで洪水(こうずい)用のダムの23倍になります。

 

  水田は土砂くずれも防ぎます!

田んぼは土をもり上げた畔(あぜ)が土が流れ出るのを防ぐ役目をしてます。

そのため、斜面(しゃめん)に田んぼがあると土砂くずれを防いでくれます。

この斜面(しゃめん)にある田んぼを棚田(たなだ)とよびます。

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★お米の栽培(さいばい)方法!

  1  減農薬(げんのうやく)減化学肥料(げんかがくひりょう)栽培

普通の栽培より農薬と化学肥料が半分以下で栽培する方法です。農薬を少なくするために稲が病気にかからないように丈夫(じょうぶ)な稲を育てるために土作りに化学肥料の代わりに自然の肥料を使います(牛のふんや魚を干して肥料にしたり稲刈りしたあとのかすのワラを肥料に使います)

無農薬栽培

名前の通り農薬を使わない方法でお米を作るため作るのにたいへんな労力(ろうりょく)がかかる栽培方法です。農薬の代わりにアイガモのヒナを放して雑草を食べさせる方法や田んぼに紙をひきつめて雑草を生えさせない方法など色んな作り方があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  お米が米屋さんに届くまでと価格の決め方!

お米は昔は国の管理下にあって米を売るにも免許(めんきょ)が必要でした。

その時代は“農家→集荷業者(農協など)→政府の検査→政府の倉庫→卸業者(おろしぎょうしゃ)→お米屋さん→みんなの家庭と言う形で届きました。そのために価格も政府がその年のお米の取れる量(りょう)で毎年決めていました。現在は、自由化になり農家から直接(ちょくせつ)お米屋さんに届くケースも増えてきてます。泉小学校の給食に使われているお米も福島県の郡山(こおりやま)の中原幹男(みきお)さんが丹精(たんせい)こめて作った減農薬の”ひとめぼれ“をお届けしてます。現在の価格は農家さんとお米屋さんが直接に相談して決めたりもしてます。

  お米の保存方法!

お米は一年に一度しかとれない穀物(こくもつ)で天候により豊作(ほうさく)不作がはっきりしてるため、たくさん取れた年のお米は不作の年のために低温倉庫(17℃以下)で保管されております。17℃以下で保管することでお米を休眠(きゅうみん)状態にしておいしさを保っているのです

 

 

 

 

 

 

 

  田んぼが減るとどんな影響(えいきょう)が!

かつて、お米は今で言う税金の代わりに年貢(ねんぐ)と言う言葉で殿様(とのさま)におさめられていました。ですから、お米がたくさん取れる藩(はん)

は裕福な藩として殿様に優遇(ゆうぐう)されました。

現在、日本では食べ物の全体の60%を他の国からの輸入に頼っています。穀物(お米、麦)にいたっては70%を輸入に頼っています。世界的に見ても日本は自給率(自分の国で国民の食糧をどれだけ生産されているか)が非常に低い国となっています。田んぼの役目にも書いたように田んぼは、ダムの役目や土砂(どしゃ)くずれを防いだり人間が吐き出した二酸化炭素や車の排気ガスをきれいにする役目などあり環境(かんきょう)の面からしても田んぼが減ることは日本にとってはいいことではありません。田んぼが減ってる理由は、食生活の変化でお米以外の食べ物を食べる機会(きかい)が増えてしまってお米の消費量(しょうひりょう)が減ってしまったからです。お米は栄養の面からも非常に優秀な食べ物で世界の国から現在は注目をされてアメリカなどでは日本食ブームになっております。

 

 

 

 

  お米が栄養に優れてるって!

さいきんは、朝ごはんを抜く人が増えてきてます。「ずっと寝てたんだから食べなくても平気」と思ったら、たいへんなことになります。私たちの身体は眠っている間もさまざまな器官が活動してるので栄養はどんどん消化されてるのです。ですから、一日の始まりに朝ごはんはかかせません。

では、朝ごはんにはどんな食べ物が良いのでしょうか。まず、空っぽになったエネルギーを補給(ほきゅう)しなければなりません。エネルギー源となるには糖質(とうしつ)が必要です。また、寝てる間に失った体温を取り戻すためにタンパク質も必要です。最近は朝ごはんをパンですましてしまう人たちが増えていますが、パンでは炭水化物と脂肪(しぼう)しか取れません。

そこで見直されているのが、ごはんと味噌汁(みそしる)主体の日本の朝ごはんです。日本が世界的に長生きの国になったのは、この日本のごはんのおかげと言われています。

  お米の単位!

1合(いちごう)は約140グラム

1升(いっしょう)は約1,4キロ

1斗(いっとう)は約14キロ

白米を炊飯器(すいはんき)で炊く場合は白米の目盛に対して1,4倍の水を入れると、ごはんになります。

 

 

 

 

  日本のお米の歴史(れきし)!

日本のお米の歴史は、約2400年前に中国大陸(ちゅうごくたいりく)を渡ってきた赤米に始まります。当時のお米は大変な御馳走(ごちそう)でお祝いのときしか食べれなったと言われております。現在(げんざい)は約400種類のお米が作られ自由に楽しんで食べられる時代になりました。この基礎(きそ)をきづいたのは有名なコシヒカリです。コシヒカリは、明治時代のお米の“旭(あさひ)”と“亀の尾(かめのお)”を血を引きついだ農林(のうりん)22号と農林(のうりん)
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号をかけあわせて昭和31年に福井県でできたお米です。コシヒカリは独特(どくとく)のねばりと味の良さで人気となりコシヒカリを親にして全国で新しいお米の開発(かいはつ)が始まり昭和60年ころから“あきたこまち”や“ひとめぼれ”などのお米が生まれ始めました。

  お米の種類(しゅるい)!

  コシヒカリ  

デビュー以来、人気ナンバーワンの福井で生まれたお米

2 あきたこまち 

ユニークな名前で注目(ちゅうもく)を集めた、秋田で生まれたお米

3 ひとめぼれ

“出会ったとたんに一目惚れ(ひとめぼれ)するようなお米として宮城で生まれたお米

 

 

 

 

 

  お米の名前の決め方!

昔は、お米は作られた場所で名前は決まりました。国の農業試験場(のうぎょうしけんじょう)で作られたお米は漢字で名前をつけられ(農林22号とか)県の農業試験場で作られたお米はカタカナ(コシヒカリとか)で名前をつけられましたので名前を見れば作られた試験場が国なのか県なのかわかる仕組みになってました。最近は、ひらがな・カタカナ・漢字と自由に使って名前をつけていいことになりましたのでユニークな名前のお米がたくさん増えました。

  ユニークなお米の名前!

  森のくまさん  

平成8年に熊本で生まれたコシヒカリが親のお米で名前は皆の応募(おうぼ)によりつけられました

  夢つくし

平成5年に福岡県で生まれたコシヒカリが親のお米

3  ミルキークィーン

平成7年に国の農業研究(のうぎょうけんきゅう)センターで生まれたコシヒカリを突然変異(とつぜんへんい)させたお米でねばりが強いお米

4  その他のユニークな名前のお米

はえぬき(山形)きらら397(北海道)ヒノヒカリ(宮崎)たきたて(宮城)

てんたかく(富山)晴るる(山口)めんこいな(秋田)ふさおとめ(千葉)

 

 

 

 

  お米の種類について!

1  玄米(げんまい)

籾(もみ)すりをしただけの精米(せいまい)される前のお米のことでビタミンB1の宝庫です。食べてみると歯ごたえもしっかりあります。

2  7分搗き(しちぶつき)と胚芽米(はいがまい)

玄米を70%削った(けずった)お米で、白米に比べて少し茶色の色をしたお米です。お米の芽(め)がしっかり残ってて栄養(えいよう)がたっぷりです。

3  無洗米(むせんまい)

特殊(とくしゅ)な方法で白米に残るヌカを取りのぞいたお米です。洗わなくてよいので、便利(べんり)なため最近(さいきん)は人気がでてきてます。

4  もち米

普通のお米に比べて、ねばりの成分がたくさんふくまれてるお米です。普通のお米に比べて色も白く、おもちやおせんべいを作るのに使われます。

5  赤米(あかまい)

日本で最初に栽培(さいばい)された言われるお米で古代米(こだいまい)とも呼ばれています。干ばつや冷害(れいがい)に強いお米です。

6  黒米(くろまい)

 もち米の古代米でごはんにすると赤紫(あかむらさき)色になり、お赤飯の

ルーツと言われてます