15年以上前、リバイバルで「気狂いピエロ」と「勝手にしやがれ」を
2本立てで観て以来、すっかりゴダール映画の虜になった僕は、ある日
ビデオ屋さんで「男性・女性」を手にしました。

マドモワゼル マドレーヌ・・・
ジャン・ピエール・レオーが演じた、にわか反戦主義者ポールの執拗な
アプローチで、いつしか恋に落ちるちょっとクールなアイドル歌手。
それは若き日のゴダールと、彼が顔から火が出るくらいロマンチックな
セリフで口説き落としたというアンナ・カリーナの恋物語が脚色された
映画だと言われています。

とってもチープでレトロな機材が揃ったスタジオで、「名前を教えて、
私も教えるから」と歌っていた彼女が、シャンタル・ゴヤという実在の
歌手だと知ったのは、それからしばらく経ってからのことでした。

シャンタル・ゴヤのレコード入手は困難を極め、10余年かけて日本盤シングルが1枚という有り様です。
そんな訳で、99年にアイドル時代の音源がCDで復刻された時には無神論者の僕も神に感謝しました。
地元のHMVでディスプレイされていた、初回入荷ラスト1枚を無理矢理引っ張がして買って来た奥様にも感謝。

入手可能なシャンタル・ゴヤのアイテムは2ページ目です