れいこさんのレポート
「ジキルとハイド」日本版東京公演
2001年11月29日(木)18:30  日生劇場


急にアメリカに行ったり(笑)したのと、どちらにしても冬の月末は時間通りに 劇場へ出向くことは不可能と思い、途中から行くよりはどなたかに観て頂きたいと、 れいこさんに行って頂きました。J&H前楽のレポートを書いて頂きました。 れいちゃん、ありがとう!



子供の頃に読んだ、二重人格のお話。 つまり、ほとんどミュージカル「ジキル&ハイド」についての 知識はない状態でチケットを取ってしまいました。狂気を演じる鹿賀さんに興味があったから。

本来ならば、人の手が及んではいけない領域だったかもしれない 人格の分離を成功させてしまったジキル。 そのジキルから分離(分離なのか、別に生まれてしまったのか・・)したハイド。 鹿賀さん特有の、オーバーアクション(邪魔に感じる向きもあるかも)が 大好きで、鹿賀節の健在ぶりを見ることが出来て楽しかったです。 鹿賀節なくして、どうして鹿賀丈史なの〜♪ってくらい好きなので。。(^^ゞ ハイドの人格が現れた時の、喜び(実験は成功したわけだから)と戸惑い。 自制がきかなくなってしまった事への恐怖。。。 自分の意識の無い所で、自らが血に染まっていく恐怖を見事に演じてくれたように 思います。 1度目の観劇では、邪魔だなぁって感じたハイドのギャグ(?)でしたが 狂気に取りつかれた人間が、いつでも狂気に走った言動をするわけじゃないのかも・・ 2度目にはそんな風に感じ、違和感はありませんでした。

アンサンブルの皆さんのレベルの高さがよかったです♪ ただ、たった今殺された人が出てきちゃったのには苦笑もんでしたが。。

エマとジョンの存在がどうも希薄なような気がしてなりませんでした。 皆が変人扱いするジキルとの結婚を躊躇わないものの、訪ねて行っても 会おうとしなかったり、明らかに様子がおかしいと聞いても あっさり帰ってしまうし、最後のシーンでもやけに落ちついていて不思議でした。 もっと感情を露にしてもよいのではないかな〜と。。。 ジョンは、銃を持って結婚式に出るのも理解出来ないし(事前に、ハイドが 現れたら殺してくれと言われていたのでしょうか・・) もっとジキルを思っているから、救いたいから撃つんだ・・というところを 強調してくれたらよかったかも・・・。

そして、何と言っても素晴らしかったのはマルシアさん!! キャストが発表になったときに、言葉の壁や今までに舞台に立ったことがないと 言うことで、正直言って期待はしていなかったのです。 見事に裏切ってくれて嬉しい〜♪ ルーシーの、どん底で生きてきた強さ、哀しさ、ジキルへのいじらしい想いが 本当にせつないほどに表現されていたと思います。 殺される直前の、未来を思って歌うシーンは、可愛らしくて、せつなかった。。。 今後も、どんどん舞台に立って欲しいと思います。