With One Voice Vol.2
− 代々木上原 ”Musicasa”('2001.5.12)−


石川禅さんの「With One Voice Vol.2」がお馴染みの代々木上原ムジカーザで ありました。GWにあったものと内容は同じだと思いますが、この日は「会員 限定」ということで、引き続きアフター・パフォーマンス・トークがあり、 終わってから、出口で禅ちゃんが一人一人にプレゼント(今回は写真)を配り、 握手してくださる、というものでした。

実家にパンフレット、置いてきちゃったよ。。。ということで、メモしていた ものをもとにレポートを書きますね。だから曲名がおかしかったら勘弁して くださいませ。




5月12日(土)午後2時。窓はカーテンで外からの光をシャットアウトして いる。勿論、多少の自然光は入っていたけど。そんな中、会場のライトが落とされて 暗めになった時、SEが聞こえてきた。車の行き交う音、そして電車の音・・・ すると2階のほうからコツコツと足音が。振り返ってみると、黒のバックパックを 右肩にかけて階段を降りてくるピアニストの間野さん。そのままピアノに近付くと、 黒のバックパックをおろし、白のスプリングコートを脱いだ。Gパンに、多分 ベージュの半袖のニットだったかな? そして椅子に座った間野さんは、バック パックのファスナーをあけると、ハンカチを取り出し、ピアノの左上に置き、 そしてピアノを弾き始めた。。。

(エポ心の声)おおーっ!? とうとう禅ちゃんは、ここから芝居仕立てにして しまったのかっ!! ピアニスト登場のところからまでも。

禅ちゃんは私の中では”役者”としてとらえている。勿論役者さんなんだけど、 これは初めて観たライブでの印象がそうさせている。その時の 「With One Voice 〜Find Voice in Song」 のレポートを読んでみて下さいね。 その時は兎に角、禅ちゃんのいる位置と客席最前列に「ライン」を感じたのです。 ステージと客席の分け目を感じました。今回は更に、ピアニストの間野さんを 巻き込んでの演出です。そこには目には見えないけれど、一本のラインがある んです。でもこの理由は、ライブ後のアフター・パフォーマンス・トークで わかることになります。

また2階のほうから足音が聞こえる。今度は禅ちゃんだ。Gパン、そして オリーブ色のインナー(Tシャツ)に、チョコレート色 のジャケットを着て、そして茶のバックパックを背負って、左手にはコンビニの 袋を持って登場。1階に降りたとき、壁にへばりついてオチャメなポーズで ピアノを弾いている間野さんに向かって、「いい曲ですね!」と話し掛けました。

ピアノの近くに来ると、「パチンコの景品!」と言って、袋の中から、熟茶の ペットボトルを取り出し、1本を間野さんに渡しました。そしてもう1本は自分の分。 あとは大量のキスチョコが出て来て、これは後の休憩でみんなが食べるための ものでした。この時台詞で「マスターが、、、」って出て来て、その時までは、 「舞台とかの稽古場のイメージかな。本番前かな」と思っていたけど、もう少し 作り込んであって、後で分かったのですが、禅ちゃんがバーテンで、その店の ピアニストが間野さん、というものでした。

禅ちゃんがバックパックの中から楽譜を取り出します。「ショータイム用に、 マスターが楽譜を探して・・・どーのこーの
(メモとりきれなかった、ごめん)」 ということでどこぞやのCD屋で見つけたという楽譜(そこで、間野さんの、 ”へぇ、CD屋に楽譜置いてるんだー”のツッコミ有り・笑)を取り出すと、 間野さんに渡します。それを譜面台に置いて、ライブ本編のスタート。




ここからは大筋で禅ちゃんの台詞を書きます。正確じゃないけど、こんなカンジ のことを言っていたということでご了承くださいませ。(ようは、メモっていた キーワードや文章をもとに、エポ的にアレンジした文章になっています)台詞は ピアニストの間野さんに向けて喋っており、間野さんもそれに対して、受け答えを します。イメージ的に本番前の楽屋。いや、禅ちゃんがバーテンって役回りで やってるってことは、開店前の店だね。

「コンサートごっこしよう。目をつぶる。そして次に目を開けたときは、いる はずのないお客さんがそこにいる。そして拍手が聞こえるんだ」、、、と言う。 禅ちゃんがその通りにする。そして目を開けたときに拍手がおこる。そして 歌い始めた。

♪M1 Taking Off

「この曲はねぇ、22年前、中3のときかな。映画を観て、感動したんだ。 夏に田舎に帰る時、いつも家族で行っていたのに、この年は”自分も冒険の旅 に出かけるんだ”って、ひとりで、銀河鉄道の夜の文庫本を持って出かけたなぁ。 そのまま空に向かって飛び立つって思ったけど、、、飛ばなかった(笑)。。。」

「同じ団地に住む同級生の女の子。。。好きだったな。何故かって、、、足が はやかったから!・・・でもさ、小学校とか中学の頃って、そんなもんじゃない? 見た目がどうこうより、特技のある人が好かれる。。。やっぱ”手に職”だよね(笑)!」


いきなりラブレターでも読むかのような台詞になる。その台詞の最後に、 「君のこころからのラブレター」、、、そういうと曲が始まった。そしてこの 詩は、次の曲の訳詞だった。

♪M2 Love Letters

禅「じゃ、僕が店のマスターってことで、で、そこのピアニスト・・・ピアニスト なんだよな」

次の曲は禅ちゃんの好きなさだまさしの曲。歌の途中で、「36歳のマスターが、 独身な訳は〜♪」って歌詞があって皆にウケていた。つまりは、 現在36歳の禅ちゃんにとってタイムリーな曲ということらしいです。

♪M3 パンプキンパイとシナモンティー

「次はさー、カラオケでよく歌う歌シリーズ!・・・”酔っ払いの歌!”・・・ (と、間野さんを観る禅ちゃん、そして自分を指差す間野さん・笑) 「そういう曲名じゃないんだけど、・・・じゃ、中国茶だけど酔わせていただきます」 (と、お茶を飲むと、トローンと酔っ払いっぽい目に)

♪M4 恋しくて

「次の曲は、カラオケボックスで場を盛り上げる時に歌ったりするんだけど、、、 ある時カラオケボックスでこれを歌った時に、戦後間もなくの日本の映像が 流れたのね。この歌が歌われていた時代の日本。こんな時に歌われていたんだ、 って・・・これをみていて、この歌の意味がちょっと見えてきた」

♪M5 東京の花売り娘

♪M6 We Are All Alone

「We are all alone って意味知ってる? ”二人っきり”って意味なんだよ」

「次のさだまさしの曲って、前はこの若者のほうの気持ちで歌っていたんだけど、最近、この おばあさんの気持ちで歌っている」

♪M7 サナトリウム

歌いきると、演奏が終わらないうちに会場から出ていった禅ちゃん。でも 演奏が終わるなり、慌てて戻って来た。

「マスターいたよ! 楽屋で全部聴いてたって。はやく開店の準備しろってさ。 じゃ、今日のショータイム、よろしくね!」

第一部「カジュアル」終了




黒い燕尾、白いシャツでバチッとキメた間野さんが登場、ピアノにつきます。 そして同じく禅ちゃんも黒の燕尾服、白いシャツ、白いベスト、黒い蝶タイで 登場。燕尾服上着の背中には、羽根っぽい模様のヒカリモノがあしらわれています。 第一部が「カジュアル」というテーマだったのに対し、第二部は「フォーマル」 というテーマ。第一部終わりに「じゃ、今日のショータイム、よろしくね!」 と言っていたのが伏線となっている。

♪M8 On the Street Where You Live 〜 Over the Rainbow

2曲メドレーで歌った後、改めて本日の出演者紹介。「ピアノ、間野亮子、歌、 石川禅」・・・そして、燕尾服上着を脱ぎ、ピアノの上に丁寧に置きました。

「今日も鏡の中の私はグッタリしてる。嘘の自分に化けなきゃ!」

♪M9 A Little More Mascara 〜 Helly, Dolly!

マスカラを歌い出すと、目の前にまるで鏡があるかのように化粧をすすめる 演技がはじまります。曲に上手いことハマっていて、その手つきや表情もとても 豊か。そして化粧の演技が終わった段階で、次は立ち上がって先程ピアノの上に 置いた燕尾服を後ろ前に着ます。あといかにも羽根のついてそうな被り物をかぶる 演技もありました。(燕尾服を後ろ前に着ることで、そのヒラヒラの部分が前に きて、スカートに見立てていたとのこと。)

「昨年メトロに乗ってに出演して、それが縁で毬谷友子さんと12月、1月 とコンサートをしたが、その時とったアンケートで、もう一度聴きたいとリクエスト が多かった曲です」

♪M10 Why God Why ?

「次の曲は、”劇場の中で歌われることで輝く”と思っていた。・・・・・・ でもコンサートで歌えないなら、それを歌うとしたらどうしたら良いのか、 と考えてみました。その結果・・・」

♪M11 Les Miserables Medley

「ラ・マルク。。。の死〜♪ その、死を無駄にしては〜、ならーーーない〜」

この段階で、ムジカーザが帝劇になりました。入り込んでいるその 表情が、レミの世界に連れていってくれました。ラ・マルクの死、に続いて、 ピープルズ・ソングになりました。アンジョパートからコンブフェールパートから、 一人で歌って、最後の街に繰り出して行進していて「明日が来ーるさ〜♪」で エポニーヌが迎えに来るところね、あそこまで歌いました。ただピアノ演奏の 終わりが、最後の音が不協和音で終わります。プリュメ街へは行きません。そしてその後、 ピアノであの砦の最後の戦いの場面の後、あの物悲しいオーボエのメロディー ラインと弦をはじく音をピアノで表現します。その場面では禅ちゃんはマリウス になり、あたりを見渡します。死んでいった仲間を”信じられない、信じたくない” という表情で見渡しているのです。そしてカフェソングのイントロに続いて、 久々の禅ちゃんマリウスによるカフェソングでした。禅ちゃんの後ろに、アンジョや グランテール、ジョリ、、、みんなが見えました。この曲に至るまで の流れも演出も非常に良かったので感動しました。歌い終え、拍手喝采だった ことは言うまでも有りません。

第二部最後の曲は、「重い曲が続いたので」ということで、この曲でした。

♪M12 Moonshine Lullaby

♪E-1 This is the Moment

アンコールは秋に禅ちゃんが参加する作品、ジキルとハイド、より歌って 下さいました。最近、この曲を歌う人が多いので、確かにアンコールには良い 曲なんですが、私の禅ちゃんのイメージは役者さんだから、欲を言えば、この吠え系の歌を 歌うより、演技も重要視される「Confrontation」を歌って頂きたかったです。 向きを変えることにより、ジキルとハイドを演じわけながら歌い分ける。確かに アンコール用の歌じゃないし、かなり体力も気力も使うし、もしこれを日本語で 歌うのなら訳詞も大変だし、、、でも禅ちゃんにやって欲しいんだなー。いずれに せよ、この作品自体、私の中ではBWで一番最初に観て、歌に関しては上手で、 その上、声量もそれまでのタイトルロールを演じた人達の中においても、声量が 一番ある人だと思うので、どの曲を誰が歌ってもその人と差を出してもらえる なら、演技部分だと思うので、それができる禅ちゃんの「Confrontation」が 観たいな。いつか観せてネ。

第二部「フォーマル」終了




ここから先のアフターパフォーマンストーク、実は仕上げたのですが、考えて みたらこれってファンクラブメンバー限定のイベントですので、詳細は控えます。 ちょっとだけ雰囲気とか、どんな質問がでたというのだけ書いてみましょう。

第一部の時に来ていた衣装に着替えて登場。ここからは”素”の禅ちゃんです。 第二部とAPTの間の休憩のうちに、みんなが質問カードに質問を書きます。 質問は、ライブに関する質問、例えば、衣装の話、振付の話などもあれば、以前 に出演した作品に関する質問、今後に関する質問、、、これらに丁寧に答えて いきます。この日はAPTが終わったのは、18:10でした。

「三文オペラでの役どころは?」「ジキルとハイドでの役どころは?」 「やりたかったアンジョルラスの歌を歌ってどうでしたか?」「3人のバルジャン に関して話してください」「今後、どうしていきたいですか?」「今回の衣装は 自前?」「歌っているときに虫が飛んでいるのは気になるか?」などなど、 次から次へと質問を読みあげては、回答していく。。。和やかなAPTでした(^^)

M− 1  Taking Off from ”銀河鉄道スリーナイン”
M− 2  Love Letters
M− 3  パンプキンパイとシナモン ティー (さだまさし)
M− 4  恋しくて (Begin)
M− 5  東京の花売り娘
M− 6  We Are All Alone (ボブ・スキャッグス)
M− 7  サナトリウム (さだまさし)
   
☆☆☆ Interval ☆☆☆
M− 8  On the Street Where You Live from "My Fair Lady"
    〜 Over the Rainbow from"The Wizard of Oz"
M− 9  A Little More Mascara from "La Cage Aux Folles"
    〜 Hello, Dolly! from"Hello, Dolly!"
M−10  Why God Why? from "Miss Saigon"
M−11  Les Miserables Medley from "Les Miserables"
  ABC CafeDo You Hear the People Sing?
    〜 Empty Chairs at Empty Tables
M−12  Moonshine Lullaby from "Annie Get Your Gun"
E−   1  This is the Moment from "Jekyll & Hyde"
   
☆☆☆ Interval ☆☆☆
A・P・T  アフター・パフォーマンス・トーク .