ゆんぴよさんの観劇レポート
Les Miserables 10th.Anniversary at Royal Albert Hall in LONDON


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私、ミュージカルは好きなのですが、こちらに来てからは生活に終われて(笑)、 何か機会がないとなかなか行けません。この時も、その3-4日前に日本から来た 友人夫妻とレ・ミゼのステージを久々に見に行っていたのです。で、感動を新たに していたところ、たまたま次の日の新聞に10周年コンサートのことが出ていて、 だめもとで電話をしたら、さすが巨大なロイヤル・アルバート・ホール、二人と一人で 席は別れましたが取れたのです。もう、うれしくて、うれしくて。(皆さんなら、 ちゃんと情報をつかんで真っ先に予約してるのでしょうが...)

ビデオをごらんになった方はお分かりと思いますが、皆が振っていたフランス国旗の旗、 あれを入るときに一人一人にくれました。私たちは入り口を入ってその足でまっすぐ売店へ 行って記念プログラムと記念Tシャツを買い求めて、気分は最高に盛り上がっていたのですが、 なにしろ、ぎりぎりに取ったチケット、席はその盛り上がりに負けないくらいたかーい ところで、ステージははるか下でした。(ビデオの出だしのカメラの位置ぐらいです) それでも、見下ろすと会場全体のエネルギーのようなものが、うわーっと渦巻いていて、 もう一体感と言うのかなんと言うのか。隣に座っている見知らぬ人も、仲間、 と言う感じで一緒に笑ったり涙ぐんだり、やはり普段のステージを見るのとは雰囲気が 全然違いました。この場にいる、という喜び、というのでしょうか。

何よりうれしいのが、ステージと違って出演者を常に見ていられるということです。 ずーっとそこにいるのです、椅子に座って(笑)。ただ、残念なことに私の「彼」 (当時ステージでアンジョルラスを演じていました)は、ちょうど照明の当たらない ところにいて、そこにいるのに見えない!! どういうわけか、舞台向かって右手は 良く照明があたっていたのに、左側(どっちが上手でどっちが下手か忘れてしまいました(^_^;)) は良く当たってなかったのです。これがどんなに悲しかったか、皆さんならおわかり いただけますよね。ああ、そこにいるはずなのに見えない......

そして最後に世界から18名のジャン・バルジャン。これは面白かったですね。 オーストリアはオーストリアの、ハンガリーはハンガリーの、チェコはチェコの、 そしてもちろん日本は日本のジャン・バルジャン、それぞれにお国柄が出ていて。 私たち、鹿賀さんが日本の旗に続いて出てきたときはもちろん大拍手。拍手をする タイミングで、ああ、この隣の人達はドイツからね、とわかったりして。実は、 この時はカメラがOKだったのですが、それを知らなかった私たちはカメラを 持っていっていなくて、残念な思いをしまいました。

今年は15周年、何かするのかわかりませんが、20周年にはぜひ又行きたいと 思っています。(ちなみに、10周年の時には、20周年はウェンブリ−・ スタジアムで、と言っていましたが)それまでがんばってロンドンにいなくては!! そうそう、下のほうの高い席に座っていた方たちは最後に落ちてきた風船を持って うれしそうにしていて、うらやましかった(^_^;)

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