石井一孝ライブ
− アートスペース ワセダ(2000.6.17)夜の部 −


アートスペースワセダという会場は、フラメンコ等で使用されているステージ だそうです。その会場で久々に石井さんの姿に再会。私、長崎までDECIMA を観にいけなかったので、2月のライブ以来。

ブルーのライトとスモッグの中、歌い始めた石井さんは、黒い半袖Tシャツを中に 着ていて、そしてあとは黒いサウナパンツとサウナベスト(?)を着ていました。

M1 ♪ Sing Another Song

「こんばんわ!石井一孝です」で始まった夜の部のMCですが、いきなり「今日はねぇ 海岸を行くような・・・サンダルなんですね」などと、サンダルを履いた足を あげまして・・・やってくれます、これがホントの石井さんの「素」なんでしょう。 あぁ、私のマリウスはどこに(笑)

今日のテーマは「Windy Session」ってことで、風を感じながらやってみたい、、、 と話をはじめたかと思うといきなり脱線ショーのはじまりでした(爆)だってね、 今日は予報に反して雨が降っちゃったのです。でいきなり天気の話題になり、 外はまだ降ってるのかってことから・・・石井さんは降ってるか降ってないか わからない中途半端な天気は嫌いだと言い出し、「降るなら振れ!」っていう タイプらしいです。まぁ梅雨の時期になったけど、今日のテーマの「Windy Session」 ということでみんなに風を感じながら、ジャジーな曲を聴いてほしいってこと だったみたいなんですけど、そう言うまでが、サンダルだのはっきりしない天気は 嫌だ、から入っていくんですからねぇ(爆)

M2 ♪ Waiting for the Night

M3 ♪ Sara

大人気の「Sara」の後MCになり、この4月末に長崎で公演があった「Decima」 の話を始まりました。でも勿論、内容の話をするつもりが・・・。この公演は 4月23日が初日でしたが、石井さんは4月20日に長崎入りしたそうです。 そして・・・よく飲んで食べたそうです。長崎という街に対する石井さんの印象は 「良い意味で時代に取り残されたような雰囲気のある街」だったそうですが(大好き だから別に悪く言ってるんじゃないよ、とおっしゃってましたよ。でも本当に 気に入ったみたいです)、その長崎名物を、共演者の長崎出身の渡辺さんの アドバイスをもとに、そして会場の受付のおねーさんとかに「すいません、Decima の出演者なんですけどぉー・・・」とべつにナンパしてるわけじゃないけど(ホントか・笑?) 地元の人が一番良く知ってるってことで聞きまくって、食べまくったそうです。

チャンポンは勿論のことですが、その中で現地限定で「全国に飛ばなかった(笑) トルコライス」ってのが気に入ったみたいです。トルコライスというのは、ピラフと とんかつとナポリタンの三位一体のもの。ちなみにガイドブックに載ってない 「ボルドー」って店が美味しいそうですよ。石井さん曰く「絶品!」のトルコライスは、 長崎の街と同じく、全国にとばなかったものとして感じ取ったみたいですけど。。。 でも私、東京生まれの東京育ちですけど、「トルコライス」って聞いたことが あるばかりでなく、東京のどこかの店で遭遇した記憶があるよ。(その店の人が 長崎出身だったのかな?)まぁとにかく石井さんは、滞在の約10日間、悔いの無い 長崎ライフを送ったそうです。

ね。Decimaの話ってネタを振った石井さんですが、内容でなくてエンジョイした 長崎ライフの話にころがっちゃうんですよっ(笑)最初っからとばすなぁ。是非 そのうち錦織くんとトークショーやって欲しいよ。あ、でね(私も話がとんじゃった・笑) 長崎の公演の後、5月3日に東京に戻るまで、熊本と岡山をまわったそうですが、 九州自体が情緒が違うと印象があるけど、でもやっぱり長崎が全然違ったそうです。 古い歴史のままとり残されちゃったような街・・・ということで、スペインの グラナダに繋がる印象だったそうです。グラナダという街は長い間アラビア支配が 長い土地でカトリック文化とアラビア文化が入り組んでおり、東洋と西洋が混じった カンジだそうです。

で、Decimaの話なんですが(笑)、吉雄権之助という役をやった石井さんですが、 本来は「事件を解決する軸になる」役どころだけど、かっこいい部分は山本太郎さんの 役に全部もっていかれて、残ったのは「奇声」と「変な歌」だそーです(笑) 日本人なら誰でも知っている歌を、変なものを持って歌うそうですよ。

M4 ♪ ドライフラワー
(新曲です。ぬくもりとジャジーな雰囲気を感じられる曲です)

M5 ♪ 夜が明ける前に

8月4日からロス・タラントスの再演です。ミス・サイゴンでデビューして、この 9年マリウスはじめ色々な役を演じてきたけど、その中でもこの作品で演じる ラファエルは好きな役だそうです。ちなみに私は、「バルセロナ物語」として ヒガシのラファエル観ております。このラファエルは凄く複雑な役で、喜びを 表現できなく、悲しみは悲しみのまま・・・やっぱりジプシーということで ハングリーで複雑な感情を持った役。ちなみにラファエルは最後に愛するファナを 抱きかかえながら3分ほど生きていた後に絶命するのだけど、あの「98%の 出演者が死ぬレ・ミゼラブルで生き残ったマリウス」だった石井さんが初めて 舞台で死んでしまう役なわけです。石井さんの周囲の方々は幸いなことに みなさんご健在で「死」というものに直面してないそうですが、ラファエルと いう役を想定して、「自分の愛する人達」が亡くなったりした場合の悲しみを 考えた曲をつくったのが次の曲です。「月」というのは、夜空に浮かんでいる わけだけど、ボヤッと水に浮かんでいるようなイメージをするのを、 目に涙を浮かべていることに喩えているそうです。

M6 ♪ 月の水

ここでこの前行ったスペインとフランスの話になりました。マドリッド−グラナダ− パリという行程で2週間ほど、ご両親と旅行してきたそうです。とにかく暑くて、 36度とかあったりしたそうです。5月中旬で。夜の10時頃グランビア通りを 歩いていても、ヨーロッパは日が長いので明るくて、32度とかあったり。。。 ただ湿気がないので、日向と日陰では体感温度が全然違うそうです。日陰は凄く 涼しいんだって。これはわかるな。アメリカでもよくそういう経験をしますので。

で、グラナダで12年前に旅行をした時。飛行機に乗るのも初めてなら、 外国に行くこと自体初めてだった石井さん。当時も勿論、日本人とはとられず(笑) 現地人と思われたそうです。そうですよねぇ、私は今日は2列目の一番端の席で ステージの石井さんの顔がよーくみえましたが、石井さんの顔って近くで観れば 観るほど、日本人には思えない。(サイパン行っても、タイに行っても現地人と 思われるらしい・笑)で、久々のグラナダ。20歳の頃に泊まったオステルで とてもよくしてくれたマリアというおばさんに会おうと思って訪ねたそうです。

オスタル・ビクトリア。うろ覚えだけどたどり着いて、「ジィーッ」という日本には 無いチャイム音を響かせながら、出てきた人に不信に思われながら(”泊まりたい” でなく”マリアと話したい”などといきなりオステルに行ったから)懐かしい 螺旋階段をのぼり、マリアのいる部屋へ。目と目をあわせるなりマリアのほうも 何かを思い出したようで、石井さんが奥にあるピアノの位置の話をして、昔ここで 泊まったとき、ピアノを息子さんと一緒に弾いたり、熱を出したときにお世話に なった話をして、はっきりと思い出してもらったそうです。日本人でスペイン語を 喋って、ピアノを弾いていって、しかも現地人顔(爆)の石井さんの印象はかなり 強かったんでしょう。そこのオステルに、ロス・タラントスのチラシと石井さんの CDを置いてきたそうです。

最近グラナダの治安がどんどん悪くなってるそうです。そこで 石井さんのグラナダでの対策。道を歩くときは「建物寄りは歩かない!引き摺り こまれて教われるから」ということと、顔は「アントニオ猪木顔で歩く」という ことだそうです。今回の親子の旅では、ご両親には3名でカズさんを先頭に3角形 で歩き、顔は猪木顔、と言っていたそうです。おかあさんは全然いうことを 聞かず、どんどん石井さんを追い抜かして歩いてたそうですが、おとうさんの ほうを振り向くと、猪木顔で歩いていて、「なんてカワイイおやじだ」とおもった そうですよ。ちなみにスペインの感想は、「すっごくスペイン!」(笑)

旅行最後はパリ。そこで「やっぱりここまで来たら、オスカルに会いに行こうかなっ」 とベルサイユ宮殿の日本語ツアーに参加したそうです。ふふっ、私にはタイムリーな 話題。だって復刻版「オルフェウスの窓」を読破直後で、「次ぎはベルバラ読むぞ」 と掲示板でも書き込みしたら、ベルバラ世代が掲示板で話題にのってきている 最中だったもんだから。このツアーでは日本語ペラペラのフランス人ガイドが ついてたそうです。変な発音だけど、上手な日本語だったとか。その女性が 「フランスの美観」に関して話してくれたそうですが、外観には特に気を使って 街並みを美しいものとしているので、ごみ箱は緑とグレーのツートンカラーに なっているそうです。言われてみると、やっぱりその2色。しかも掃除の方々の 衣装というのが、緑の繋ぎの服。持ってる箒さえ、柄も掃く部分も全部緑色だ そう。つまり緑は木の緑で、グレーは歩道のグレーを意識している。日本みたいに ごみが入ればいいや、という機能性重視というのでなく、街の外観を損なわない ようになっているそうです。木々の下にその掃除の方がいると、「絶対狙って いるとしか思えない」というくらいな景色だそうですよ。

フランス人はよく「冷たい」だの「フランス語しかしゃべってくれない」って 言われているけど、そんなことなかったよ、ということ。駅とか質問すると 連れていってくれたり。それは私もカンヌとルルド、パリに行った時、そう思い ましたね。まぁカンヌはコンベンションに集まってきた人達の共通語が英語って こともあったのだけど、パリで空港に行くために地下鉄の駅がこれで正しいか どうか質問したら、その男性が私のスーツケースを階段のところとかで持って くれたりしたし。まぁ私が体が小さいってのもあるのでつい男性としては持って あげないと、とおもったのかもしれないけど。まぁルルドみたいに小さい町だと 時々英語では駄目なところもあるけど、駅前のホテルのオーナーも非常に親切に 一人旅の私の食事とか色々心配してくれたりしたもの。(なかには”フランスに 来るならフランス語ができないと”と言う人もいたけど)基本的にはとても みなさん優しかった・・・って私の旅行記じゃないって(笑)?

M7 ♪ Heart & Soul Cafe

M8 ♪ Be Myself
(この曲の途中で、バンドのメンバー紹介をしました)


次の曲は弾き語り。先日ラジオにゲストで出たとき、パーソナリティーの方に 「ブルー・レイディ」とタイトルを逆にいわれてしまったそうですが。。。 あはは。まるでオフ・ブロードウェイの「Blue Man Group: Tubes」(ちなみに 1991年から上演されている作品ですよ)じゃないんだからー、と石井さんが おっしゃっておりました。あ、ちなみにこの曲のできた背景というのは、 前回のレポに書いております。これはミス・サイゴンの 頃に作った曲だそうです。

M9 ♪ Lady Blue

ここで「お知らせコーナー」ということで、石井さんのTV出演の話。3年前に 収録して「お蔵入りか?」という話になっていた「土曜ワイド劇場・女請負人」が とうとうオンエアされるそうです。7月29日(土)ですよ。役柄は、元Jリーガーの 田村直人という、女請負人3名の弟分みたいな役どころ。元Jリーガーってことで トラップしてボールを手にとって、台詞を言ったりするのだけど、サッカーに 全然興味の無い石井さんは全然できないので(興味のあるものには人一倍突き進む けど、興味のないものには全く反応しない性格だそうですから・笑)、何回テイク とってもできないので、手に取るまでを3カットくらいに分割して収録してある そうです。

あと7月24日(月)にはNHKの「青春ポップス」という西田ひかるさんと西城 秀樹さんが司会の番組で、スタイリスティックスの曲を歌うそうですので、みなさん ビデオのセットをお忘れなく。そして8月4日からは「ロス・タラントス」で、 東京・大阪・名古屋もまわります。11月17日には「Decima」、 そして大晦日にレ・ミゼラブルの年末スペシャルイベントに参加した後、年を 明けてから、1月2日よりマリウスになります。あとここでは言ってなかったけど、 来年3月は名古屋で「カルメン」やるよね。この前の名古屋の42ND.STREETの パンフレットには、エスカミリオとして広告に載ってたし。

そうそう。大晦日といえば、私のサイトでは40名で帝国劇場に乗り込みますね。 夜の部を観劇した後、年越しカウントダウン・スペシャル・イベントがあるわけ ですが、石井さんは夜の部のキャストではありませんが、イベントには出演なさいます。 「よくわからないけど、コンサートやるってことで出てくれということなんで」 ということですから、みなさん、お楽しみに。ウワサ通りのイベントだけど、 そっから先をどう演出してくれるのか、期待したいところですね!!

M10 ♪ Never Be Again to Me

M11 ♪ 白日夢

E1 ♪ Jamaca
(ボビー・コールドウェルの曲)
アンコールでステージに戻ってきた石井さん。大好きなAORカバーを歌い ました。ちなみに今日のお客さんには、日本でも1番目・2番目といわれる コレクターの方々がいらっしゃっていましたが、石井さんも日本で30番目 までには入るだろうというくらいのコレクター。その第一人者の方々は 「Sealed」のアルバムじゃないと、っていうコレクターだそうですが、 石井さんの場合は「オビ」コレクターだそうですよ。オビが無いために、 持ってるアルバムでもオビのあるのをみつけたときに購入してしまうそう。 そういえば私の行き着けの店(人には知られてないところ)はね、夫婦で店を やって、自分の好きな音楽を流して、自分の好きな料理を出しているんだけど、 トイレに、アルバムのオビとか海外のポスターとかケッコウ貼ってあるのよね、 余談だけど。

E2 ♪ FLY


久々の石井さんは、やっぱり石井さんでした〜。石井さんの曲っていいな。 雰囲気が好きです。でね、MCとの落差がなんともいえない、絶妙な組み合わせ・・・ なんだな。今度、カバー曲ばっかりってライブも観てみたいし、、、というのは 私も中学・高校とアメリカの曲とか大好きでレコードを買ったりしてたので。 次に石井さんに会えるのは、ロス・タラントスでだな。楽しみにしてますね。


Kazutaka Ishii (Vocal)
Kunio Kubota(G)・Masami Watanabe(Key)
Kenji Nakamura(Piano)・Mitsuru Kanekuni(Sax)
Noboru Takasugi(Drams)・ Kazuo Kimura(B & Bandmaster)