森田浩貴ライブ
−新宿KINSMEN('2000.1.30)−


2000年最初のライブのテーマは「元気がでる曲」     一部の一曲目は、いつものようにピアノ演奏からスタート。曲が始まった瞬間、私の右隣 にいた、じゅに〜にょさんが、「やろうと思ってたのに」と倒れました。来月の ライブの事でも考えてらしたんでしょうかね?(2月27日のライブは、じゅに〜にょ さんが出演するんですよ)

いつも色々な曲に挑戦したり、作詞したりなさっている森田さんですが、今日の 挑戦はビックリしました。なんせ、ラルクを歌ったんですから。私自身は最近、 歌番組をみないし、CMでサビのところを聴くくらいの知識しかラルクに関して はないのですが、今まで私がライブに来た時は日本の曲って聴いたことがなかった ってのを差し引いても、今までとは違った森田さんをみたような気がします。また 昨年に天王洲のハーバーシアターで「ジャック・ブレルは今日もパリに生きて 歌っている」という作品がダブルキャストで上演されましたが、そのジャック・ ブレルの曲、つまりシャンソンを、これまでどうも好きなジャンルじゃなかった という森田さんが選曲なさっていたこともあわせると、やっぱりチャレンジして いたのだという印象をうけました。

それから、作詞部門でいいますと、「アルゼンチンよ、泣かないで」の曲にのせて、 「リストラされた中堅管理職が部下に残していく言葉」というのが、いいとこ ついてて、笑えました。他の曲でも作詞したものを披露してらっしゃいましたが、 その曲の時はテレビを見ている際、その内容が作詞に影響が出てしまったそうです。 私は上手に文章とか書けないし、作詞なんておもいっきり別の世界の出来事って カンジなんですけど、きっと「常にアンテナをはっていないと駄目なんだろうな」 って思います。番組のネタ探しみたいなものなんだろうか。。。勿論、人それぞれ ででしょうし、ある時フッと浮かんだりもするのでしょうが。

今日は伝説の超大作「ウエスト・サイズ・ストーリー」を歌ってくださいました。 ホント、素晴らしいですよ〜。歌詞自体、女性の心理をメチャメチャついている んですけど、それ以上に何が素晴らしいかって、ウエストサイド・ストーリーの 英語の歌詞をご存知な方が聴いたら、「おおっ!そこまで似せるのか!?」と 思うであろうくらいに、英語の歌詞に似た日本語をチョイスしてあるのです。 しかも「韻」をふんでいるのです。この曲はウエストサイド・ストーリーの中から 「I Feel Pretty」「Tonight」「Maria」「America」「Finale」からなる超大作。 どう女性心理をついているのか、とか、どう韻をふんだ上に日本語の使い方が 凄いか、ということは、みなさんも是非、生で森田さんのウエスト・サイズ・ ストーリーを聴いて、感動してくださいませ。

M− 1ガーシュイン「3つの 前奏曲」#1−ピアノ−
M− 2Put On a Happy Face  (Bye Bye Birdieより)
M− 3Maybe This Time  (Cabaretより)
M− 4Corner Of The Sky  (Pippinより)
M− 5Don't Cry for Me Argentina  (Evitaより)
M− 6Don't Know Much
M− 7She Loves Me  (She Loves Meより)
M− 8ラルク・アン・シェル「Pieces」
M− 9「You'll never walk alone」  (Carouselより)
   ☆☆☆ Interval ☆☆☆
M−10ガーシュイン「3つの前奏曲」#3 −ピアノ−
M−11イッヒ・リーベ・ディッヒ−バイオリン&ピアノ−
M−12Ich Gehor Nur Mir(エリザベートより)
M−13バート・バカラック「I Say a Littel Prayer」
M−14Diana Ross「It's my turn」
M−15Diana Ross「If We Hold on Together」
M−16ウエスト・サイズ・ストーリー
M−17ジャック・ブレル「愛しかない時」
M−18I'm Changing
E−   1I Will Always Love You