心に響く音楽とテーマ



Rentに関しては、ロックミュージカルでありエイズが題材としてとりあげ られているという情報が最初はいった段階で、「これは絶対ニューヨークで 観たい作品だ」という判断をしたものです。その理由は、「空気・環境・生まれた 時から持っているうちなるもの」

英語で作られた作品を最初はオリジナルのまま観たい、という気持ちも勿論あった。 傑作と言われる作品をブロードウェイで観たかった。そして BWの舞台上に立つキャストならオーディションにオーディションを重ねて やっと選ばれていてRENTという傑作を演じるに値する「空気」をかもし出して いることだろう。。。先に村井ジャベールで感じ取ったこと などすっかり忘れているかのような発言だ。でもやっぱり胎教とかもそうだけど、 生まれてから聴いて育った音楽とかは体の中にリズムになって自然と流れている ものだろうし、BWの役者さんのほうがエイズというものに関しては、リアルな ものは出せる。勿論、必ずしもそういう環境にいるわけではないだろうが、 エイズに対する認識は日本よりは高いだろうし、ましてやそれが作品に 関わるものであれば、学ぶ環境は揃っているだろう、などと思ってしまっていた。 他の作品なら、日本で観てからでよかったのだが、扱っているものがエイズという こともあり、RENTは最初はBWで観たかったんですよね。。。 こんな事を言う私が一番勉強不足なんですが。

こんな偏見に満ちた私が最初にRENTを観劇したのは、チケットが余っている友人から の誘いで観た99年9月のプレビュー公演。(BWではまだチケット入手が難しい 時だったので、はなっから諦めていました)結論から言うと、観てよかった です。よく歌詞が聞き取りにくいとか、一回じゃわからないとか言う話を聞いて いたのですが、そんな問題は全然無く、舞台が日本青年館ということで音響に疑問が 残ることもあり、不満を言う人もいたようですが、聞き取れましたし、ストーリー だって明快でした。注目したのがマーク役の山本耕史さん。私の知っている山本耕史って いうと、やっぱりあの「ひとつ屋根の下」の末っ子の「文也くん」です。(あの 番組はもう、涙流してみてました^^;)やっぱり役者さんですよね、舞台の 上では別人。しかも私的には、マークのほうが全然いい。ルックスもそうですが 台詞も歌も非常に素晴らしく思いました。最初から最後まで山本耕史さん中心で 作品を観劇していました。心に残った曲は「Light My Candle」と 「Seasons of Love」、そして心に残った台詞と場面は、各カップルが はきだすように、ロジャー&ミミ「終わった」、モーリーン&ジョアンヌ「終わった」 といい、互いにそっぽをむいた直後、、、コリンズ「終わった。。。」   すべてをこの一言で語っていますよね。

やっぱり大ブレークするだけある作品だと思いました。キャストのみなさんも 素晴らしい歌と演技を観客にくださっていたと思います。でも、やっぱりその 思いや空気は真の意味で伝わっていないのでは、と感じたことも確かです。

帰り道、私の近くを歩いていた若い女性達の会話。。。「何で2幕であの人(エンジェルの こと)女装やめてパジャマきてたの?」

どひゃぁ〜〜〜〜〜!!良い作品もかたなしです。テーマ自体をわかっていない。 これじゃ、なんでミミが「キャ〜ンドール・・・」って歌ってたかだなんて更に わかっちゃないよね。。。勿論、こんな事は知らないほうがいいのだけど。。。 この人達は観劇してたのでなく、ただお目当ての方の動きだけを追っていて ストーリーさえもわかってなかったのかしら。。。でもいくらなんでも、エンジェルの ほうはわかるでしょぉ!やっぱり環境と空気は同じ状況にはならないってことなのでしょうか。

病気というのは、自分がなったり身内がなったりしないと、なかなか目がいかない ことは確かです。でもこの作品観る以上、せめてこの2幕の間だけでも、舞台の 上で何が起こっているのかは理解しようとしてもいいのではないですか?ましてや 自分のお気に入りの人が出演してるならなおさらそう思います。その人が取り組んで いる作品のストーリーくらいは理解しましょうよ。