−Musical カルメン −

★STORY2★


生真面目なホセはカルメンの言葉に驚く。馬鹿なことを言うカルメンをたしなめると カルメンは更に続ける。「あの男、虫がすかないのよ。あんただったらあんな態度 はとらなかったわ。バレないようにやるから。愛する女の為に、、、」と、ホセに迫る。 「誰が愛しているだと!」と怒るが、カルメンはさっき外でホセにギプシーのまじないを かけたと言うのだ。そして更にカルメンは続けた。
「だって、その証拠にアンタは アタイが投げた花をまだ持っているはずさ」

♪セギディーリャ
蒼い月がのぼるころ
リーリャス・パスティアの店で
踊るのセギディーリャ
甘いマンサーニャ飲みながら
夢みるの   夜明けまで
・・・・
歌詞は、東宝ミュージカル「カルメン」パンフレットより一部引用

セビリアの城壁の近くのパスティアの経営する店でホセを待っている、というのだ。 ホセはカルメンの縄をほどいてしまった。縛られているフリをしたカルメンを連行し、広場に さしかかった。そこで予定通りにカルメンにホセは突き飛ばされ、逃がしてしまった。

【第3場】セビリア・煙草工場の前の通り

♪自由な小鳥(ハバネラ)リプライズ
工場の前ではジプシーの占い師のラ・ロリョーナがタロットカードで占っていた。 「恋が始まる。不幸な最後を約束された恋がセビリアの町角で出会う。全ては 運命。運命にはさからえない。」と占いがでたところに、逃げてきたカルメンが現れた。 そしてその時、遠くから歓声が聞こえてきた。

♪ビバ!エスカミリオ
一番獰猛な牛を倒し、一躍英雄になったエスカミリオがカルメンの前に現れた。 「名前を教えてくれ」。。。エスカミリオも一目でカルメンの虜になってしまった ようだ。その名前を次に牛を倒す時に唱える、勝利を招くまじないにするのだという。 可哀相な牛につける名前なんて嫌だし、だいいち人に名前をたづねる時は自分から 名乗るもの!と、いうカルメンにエスカミリオは名を名乗り、「さぁ名前を教えて くれ。牛を倒すまじないにつけるのは惚れた女の名前だけだ」と言った。「惚れる のは勝手だけど、私が誰に惚れるのはは私が決めるわ!それに縛られるのは嫌いなの」 というカルメン。そこにカルメンを追っている兵隊の声がした。それでもしつこく 名前を聞かれたので、カルメンは自分の名前を告げると、走り去っていった。

【第4場】アルカラ竜騎兵・連隊の営倉

♪故郷
あの日の過ちを  悔やむ毎日に
思い出すのはただ  遠いふるさと
・・・
歌詞は、東宝ミュージカル「カルメン」パンフレット より一部引用

カルメンを逃がしてしまった罪で、ホセは1ヶ月の営倉送りになっていた。故郷へ 手紙を書きながら、自分のしてしまったことを悔やみ、そして生まれ故郷をなつかしんで いた。またその故郷でも、ミカエラが”いつまでも故郷を忘れないで。私はずっと 待っているわ”とホセの事を想っていた。

営倉にいるホセに面会人が来た。ラ・ロリョーナだ。ホセは勿論誰だかわからない。 ホセに焼き立てのパンを差し入れに持ってきたラ・ロリョーナは、見張り番が いなくなるのを見計らって、自分がカルメンからの遣いだと告げる。そして焼き立て のパンを早く食べるように勧めた。ホセがパンを2つに割ろうとすると、そこには ヤスリ(?)が隠されていた。カルメンがパスティアの店で待っていると伝言を するが、「約束した覚えも無いし、店には行かない。2度とあやまちは 犯さない」とホセは憤慨する。「ああ、お前はそんなものは使わない。真面目に 一ヶ月の刑期を勤め上げるさ。私のカードにもそう出ている。」そして、ラ・ロリョーナ は続けた。

カードはこうも告げている。お前はあの店に行くさ。
それがお前の 運命だからね。人は運命には逆らえないのさ