−Sunset Blvd.−

★STORY★


pool 往年の銀幕の大スターの邸宅のプールに浮かぶ若い男の死体。
背中と腹を撃たれて いる。彼はB級映画の脚本家。
一体彼に何がおこったのか?話はここで半年前に 戻ります。

名前はジョー・ギリス。フランクリン通り近くのアパートに住んでいる。 スタジオからしばらく声がかからないまま、オリジナルの脚本を書こうと 悪戦苦闘しているところに、男が二人やってきた。
その男二人は、取り立て屋。3ヶ月支払を滞納している車を引き取りにやって来たのだ。 その場はなんとかごまかしたものの、翌日正午まで290ドルを用立てなければ、車は 持っていかれてしまう。まずジョーはパラマウントからあたりをつけることに。

以前出した脚本をもう一度売り込む為、敏腕プロデューサを訪ねたジョー。しかし、原稿閲覧課の ベティー・シェーファーに「訴えるものがない」と言われる始末。個人的に借金を申し出るが、 断られ、仕事もお金も手にしないまま、次にジョーはシュウェップスという、脚本家仲間の たまり場になっている店に出向いた。そこで電話し助けを求めたが、気の良い友人の アーティー・グリーンが20ドル貸してくれると申し出てくれた以外、他は誰も貸して くれない。やっとのことでエージェントを捕まえ、借金を申し出たが、エージェントは 「ハングリーな時こそ、良い作品を書ける」と忠告。だが車の有る生活にこだわるジョーは 反抗的な態度をとり、「君に今必要なのは新しいエージェントだ!」とエージェントを 怒らせてしまう。
house on Sunset
万策尽きたジョー。「ハリウッドを去る潮時かもしれない。今持っているものを 売り払えばバス代にはなる。オハイオに戻り、元の新聞社の仕事にでも戻るか。。。」 そんな事を考えながら、サンセット通りを運転しているジョーの目に入ったのは、あの 取り立て屋。2台のカーチェースが始まる。取り立て屋を振り切り、迷い込んだ場所は 荒れ果てたお屋敷だった。

お誂え向きにも、使う人が誰もいないような車庫がある。 取り立て屋に狙われているので、アパートには帰れない。「ひとまず友人のアーティー・ グリーンに匿ってもらって、故郷に帰った後に、この場所を教えればいい」と、 その車庫に車を隠す。そこにはガソリンがくいそうな大きな外車がある。外に出て みると、そこには意味も無くでかく荒れ果てた屋敷。

「You there! Why are you so late!!」(やっと来たのね!遅かったじゃないの!!)
廃虚と思っていた屋敷の中から女性の声。そして玄関に出てきた執事らしき男性に 手招きされる。「タイヤがパンクして・・・」というジョーの言葉をさえぎり、その 男性は「奥様がお待ちです」と、ジョーを屋敷の2階へあがらせた。2階には奥様と 呼ばれている女主が待ち受けていた。これが出会いだった。

どうやら誰かが亡くなった様子。喪服に身を包んだその女主は「庭に埋めることに したのだけど違法かしら」「棺は白で内側は赤いサテンを貼って・・・」「いくらになるかしら。 私が金持ちだからってふっかけないでよ」とマイペースで話を続けている。 亡くなったのは実はペットのチンパンジー。驚きながらも、やっとのことで タイヤがパンクして車庫を借りただけで、空き家と思った事を告げる。女主は 憤慨し、ジョーに出て行くよう命じた。ジョーはお悔やみを言いながら立ち去ろうと 女主に背を向けた。

が、その時ジョーの頭を何かがかすめた。
「Wait a minite.....Haven't I seen you before ?   I know your face !」
(以前お会いしました?あなたの顔をみたことがある)


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