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チャイルドエキスパートによる実際のチャイルドセーフティチェック
こうしてエキスパートが子供たちを救う
ここに掲載したのは、1999年3月にカリフォルニアのサンマテオで実際に行われたチャイルドセーフティチェックの写真です。土曜日に小さなショッピングモールで行われたもので、駐車場が点検場所になっています。午前10時から午後2時まで行われました。
スタッフはインストラクター4名、アシスタントインンストラクター2名、チャイルドシートエキスパート候補生25名、チャイルドシートエキスパートのアシスタントとして活動するボランティアが6名でした。2-3名が1チームとなって点検を行います。点検時間4時間で約150台をチェックしました。
このイベントにやってきた親たちはお店、病院、近所の口こみでセーフティチェックがあることを聞き付けてやってきます。驚くほど大勢の子供連れの親たちが集まってきます。彼らは装着の点検を受けるためにじっと待ちます。ひとつ重要なポイントがあるのですが、エキスパートは親たちのためにチャイルドシートを装着するのではありません。チャイルドシートエキスパートはチャイルドシートの装着にアドバイスを与え、お手伝いをするのです。あくまでもチャイルドシートの装着は親がするべきなのです。そこには責任の問題があります。誰の責任なのでしょうか?車を乗りつけてきた、そしてチャイルドシートを購入している親であるはずです。親が自分の子供を守らなくてはなりません。この事実は明らかです。親にはチャイルドシートを正しく装着する責任があるのです。エキスパートの役目は装着を正しく行わせることにあるのです。
この点検で、約90%のチャイルドシートに重大な、またはちょっとした装着ミスが発見されました。大部分の親はチャイルドシートを間違って装着しています。ここに危険な問題があるのです。手作りの素材を使ってチャイルドシートを安定させている車もあれば、リコールリストにあがっているチャイルドシートを使っている車もあります。この場合には新しいものを購入するようアドバイスをします。多くの親は自分が正しく装着していないことに驚きます。そして彼らは正しく装着する方法を熱心に学ぼうとします。エキスパートたちは辛抱強く、熱心に技術を教えます。親たちもまた辛抱強く、熱心に技術を学びます。
エキスパート候補生たちにとって、これが始めての実際に経験する点検であり、エキスパート認定をとるための最終テストでもあります。多くの候補生たちが講義の教室には存在しない問題に直面します。それまでに受講してきた4日間の勉強は安全性と技術面での基本的な理解をするものにすぎないので、現実に装着をすることで、抽象概念を克服することができます。装着点検は1台の車に30分かかるものもあれば、大きな問題もなく、短時間でできるものもあります。
1日の終わりには、チャイルドシートエキスパートたちはぐったりと疲れます。しかし、彼らは単に肉体的に疲労しているだけであり、多くは、そのまま午後中点検を続けたいという気持ちになります。しかしながら、駐車場の利用時間に制限があるため、大勢の親たちは点検してもらえずに、帰路につかねばなりません。この点が悲しいところです。彼らの車も点検すれば、エキスパートたちはおそらく装着エラーを見つけ、正しい装着をさせることができるに違いないのです。しかし一方では、エキスパートたちは丸々1日時間を費やしたこと、そして一生懸命に努力したことについて、大変に良い気分になります。エキスパート個人としてまたすべてのエキスパートたちは、自分が点検した車が万一事故にあっても、子供を守るためにチャイルドシートを安全に装着する努力をしているので、少なくとも子供を救ってあげられるか、また怪我を軽減することができると確信します。これが子供たちを救うことを誓ったエキスパート候補生たちのゴールであり、またご褒美になるのです。
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