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イントロダクション
このホームページは、子どもを持つ親が、自分の子どもを、自分の車に、赤ちゃんのころから正しく座らせるよう指導する目的で作られております。わたしはこのホームページが避けられない車の事故から子どもを守るための助けになるよう、そして親が持つ多くの疑問にお答えできるものになることを願っております。
まずは親の教育からはじまる
私が育ったアメリカでは、シートベルトをつけることは車を運転する上で自然なことでした。逆にシートベルトをつけないと、大変に居心地の悪さを感じます。しかし、人によってはシートベルトをつけるのは馴れないといいます。しかし、親がシートベルトをつけずに、どうして子供がシートベルトをつけるようになるでしょうか。親が子どもを守ってあげるために、まず自分がシートベルトをつけ、そして子どもにきちんとベルトをつけてあげることが大切です。誰もあなたには注意をしないでしょう。なぜならば、あなたが親なのですから。
アメリカの多くの産院で、新生児の退院時に、幼児用シートがないと子供を家に連れて帰れません。また、ほとんどの産院で幼児用シートの装着を親に教育します。アメリカでは子どもがシートベルトをつける習慣は、意識をしない赤ちゃんの頃から始まっているのです。親も、自分の子どもを家に連れて帰る時からその教育が始まります。まずは新生児を教育するよりも最初に親を教育するべきなのです。おわかりでしょうか?私は助手席に赤ちゃんを抱いた母親がシートベルトもなしに座っているのをみる度に恐ろしくなります、たぶんほとんど車の助手席にエアバックシステムがあるはずです。殺人的だ、と心の中で叫びます。車に駆け寄り、どうして自分の赤ちゃんをそんな危険にさらすのかといいたくなります。彼女はわかっていないのでしょうか?助手席にいて、他の車と衝突した場合、両方の車が普通の道路を走るくらいのスピード(40km/時速)の場合でも、母親は絶対に赤ちゃんを抱いていられません。エアバックが作動すれば、その瞬間に1500kgの重いかたまりとなってぶつかっていく母親と、瞬時に時速200km〜300kmのスピードで膨らむエアバックとの間で赤ちゃんは板ばさみになってしまうのです。これが1秒にも満たないわずかな瞬間に起こるのです。どのくらい危険かおわかりいただけましたか?
日本の統計で、1994年から1998年の5年間に車の事故で6歳未満の子どもは73名死亡しています。アメリカに比べて数字は少ないかもしれませんが、その子どもを失った親はあなただったかもしれないのです。罪のない子どもの命が奪われた原因は何でしょう?これは氷山に一角にすぎません。同じ統計で、重傷が551名、軽傷で30963名とあり、みな医療処置を受けています。アメリカでは、15才未満の子どもたちが毎年1800名くらい車の事故で犠牲になっています。さらに驚くことに、15才未満の子どもたち28万名が重軽傷を負っています。命は助かっても、いまだに後遺症のある子どももいます。アメリカの交通安全法は犠牲になった子どもたちの血で書かれたといっても過言でありません。子どもの安全に関する法律は車の事故で命を落とした子どもたちの犠牲の上に成り立っている尊いものです。残念なことに、チャイルドシートを正しく使用していれば、これらの罪のない子どもたちの死の71%は回避できたとアメリカで統計がでています。
大切なことは”正しい装着”
私がこのホームページで一番強調したいことは“正しい装着”です。チャイルドシートはあなたの車につける単なるアクセサリーではありません。正しく装着すれば、衝突時に、唯一あなたの子どもを守れる価値のある道具となります。チャイルドシートを車に置いたからといって子どもは守れません。正しく装着しなければ意味がありません。加えて、正しく装着しなかったら、そのチャイルドシートは衝突時に、子どものみならず車の同乗者にとっても危険なものとなります。チャイルドシートは製造元が説明する装着を心がけてください。これはぜひ守ってください。難しいことを言っているのではありません。疑問に思うことがあったら、“これくらいでいいだろう”といった曖昧な妥協は危険です。最高の安全をとことんまで追求してください。安全に妥協はありません。
驚くことに、法令化から20年の歴史があるアメリカですら、85%以上の親が間違った装着をしています。大変に危険な間違いであったり、ちょっとした間違いであったりといろいろです。しかし、わずか数秒に起こる車の衝突時、衝突のスピードと威力は、たとえわずかな間違いであってもそれを見逃さず、大きな被害を引き起こします。日本では、このホームページを開設した当初チャイルドシートの着用率が8.5%であったところ、2000年4月には警視庁の調査で着用率は64.6%とあがっています。しかし間違った装着に関する数字はアメリカよりも大きいと予想されます。実際にわれわれがチェックしたチャイルドシートはすべて間違った装着でした。これから絶対に必要とされるのは正しい方法論によって実施される、お父さん・お母さんを応援するセーフティチェックの普及です。机上で正しい装着とは・・・を語るだけでは、実際の正しい装着率は上がらないでしょう。数字や統計または理論を知っていることと、チャイルドシートを実際に正しく装着できることとは別だということを強調しておきます。
このホームページの出典
このホームページの情報とデータはアメリカ合衆国のものが多く参照されています。アメリカでは1980年代からニューハンプシャーをのぞくすべての州でチャイルドシートが義務つけられています。20年近くに及ぶチャイルドシートの経験から、アメリカにある価値ある情報は、このホームページにとっても多くの技術的材料の基礎になっています。このホームページに引用されているデータの多くはアメリカ合衆国道路交通安全局National
Highway Traffic Safety Administration (www.nhtsa.dot.qov)のホームページを見ていただければ無料で閲覧いただけます。アメリカには営利団体、非営利団体も含めて何百もの団体があり、子どもの安全を訴えて支援を続けています。私は今回、特にワシントンDCをベースにしたアメリカ全国組織で、子どもの安全環境を推進する団体であるSafekids(www.safekids.org)に心から御礼を申し上げます。

We would like
to thank NHTSA, Safekids and all the dedicated child safety
advocates for providing us with valuable information and training
that is the backbone of this homepage. We salute all the
volunteers who conduct safety seat checks through out the United
States. It is their spirit and energy that provided us with the
inspiration and goal to do the same in Japan.
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著者紹介
中林 ディビッド(David
Nakabayashi)
カリフォルニア州弁護士。カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)にて経済学および政治学を専攻、BA修得。カリフォルニア大学ヘースティング法律大学院(University of California, Hasting's College of
the Law)に進学、1982年法律博士号修得。同年、カリフォルニア州弁護士となる。日本でのビジネスに関心を示し、ビジネスコンサルタントとして1985年より日本をベースにビジネスを展開。メインは自動車関連分野。アメリカ合衆国運輸省交通安全局認定のチャイルドシート安全技術員養成インストラクター
(Child Passenger Safety Technician Instructor License#I 0602)
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訳者紹介
油井 はつき(Hatsuki Yui)
企業研修コンサルタント。1990年 東京女子大学文理学部英米文学科卒業。同年大手総合商社入社。営業部に籍を置くが、インストラクターとしての才能を見出され、人事部に異動。人材開発・社員研修の企画・運営に携わる。1996年5月に独立。T.G.I.F.
& Associates代表。チャイルドシートセーフティ・プログラムコーディネーター。
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お問い合わせ
デイナー・インターナショナル
チャイルドシートセーフティプロジェクト
〒108-0072 東京都港区白金4−4−8−401
電話(03)3440-7655 FAX(03)3449-1233
E−mail:
danar@gol.com
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