2002年10月


10月1日(火)

どうしても月曜中にやんなきゃいけない仕事が出来て、朝5時から始発で会社に入り、10時までに仕上げて速攻で帰宅した。

そんな苦労の末、ちょっとだけ休日気分を味わう。

努力して、気張って、たった1日(半日?)の休日を味わう。

なんか激しい矛盾を感じる。

 

で気張って、無理無理とったその休みをどのように使ったかというと、ほとんどは睡眠。

 

 

虚しい。

起きていた時間は、「グランディア」と小説を読むことに費やした。

今日はゲームでなく小説の方の話。

読んだ小説のタイトルは『イリヤの空、UFOの夏』1〜3巻。

ちょっと前に書いた『猫の地球儀』の著者・秋山瑞人の本だ、と言えば分かりやすいかもしれない。

私は月に7〜8冊の本を読んでいる。大体が小説で、たまにノンフィク、もっとたまーに実用書。もちろん雑誌、漫画は数に含まれていない。自覚はないが比較的本を読むほうの人間に分類されるらしい。この冊数で読んでる方って言うのも問題が多いなあ。

 

最近読んだ小説の著者をあげると、大沢在昌、菊池寛、夏目漱石、大江健三郎など。作家買いであることがよく分かるはずだ。有名どころしかいないし。前にも書いたが、意外かも知れないがライトノベルはほとんど読まない。

そんな私が、たまたま見かけた書評サイトでべた褒めしていたので、試しに買ってみたのが「猫の地球儀」だった。

その感想は、日記にあるとおりである。

 

ここまで面白い物をかける作家に出会ったのだ、他の作品も読んで見たくなる。そこで買ってきたのが、「イリヤの空、UFOの夏」。

3巻買ってきて、一気読みした。

面白かった。特に3巻の「無銭飲食列伝」のあたりは、あとちょっとで救急車に乗る必要が出るくらい腹がよじれた。小説でここまで笑ったのは初めてのことかもしれない。

SF小説をライトノベルでやっている「猫の地球儀」と違い、「イリヤの空」は“極めて面白いライトノベル”をライトノベルでやっている。そこら辺で抵抗のある人もいるかも知れないが、あんまり本を読んでない人に「面白い本を教えて」と言われたら真っ先に紹介するだろう。

 

いい本、いい作家に出会えるのは嬉しい。

そんな休日。

■今日の買い物:「ちょびっツ」7巻、「真・女神転生カーン」9巻、「EAT-MAN」17巻


10月3日(木)

今日、仕事でテンパりながら頭の片隅で考えていたこと。

 

「真珠夫人」に登場した女性の中で一番の悪女は誰か?

 

真っ先に消えるのが瑠璃子。悪女になりたそうにしてるけどゼンゼンなりきれてない。せいぜいサロンの女王気取りのところだけで、他は善人丸出しだし。これは原作でも同じなんだよなあ。原作のほうが、もっと強く悪女ぽく描かれているけど、所詮、頭で考えて悪女やってるうちは本物じゃないよな。

同じ意味でむら枝も失格。正妻の地位と金を目指してまっしぐら、いろいろトラブル振りまくその行状は行為だけ見ると悪女だけど、根っこがハングリーからの脱出でしょ。演出変えたら「むら枝の細腕繁盛記」で一本作れるもんな。

美奈子は最初はただのガキ、我が儘だけで回りを振りまわす所業はなかなかの悪女っぷり。さらにあとの方で、まるでそんなことなかったかのように善人ぶって語り始めるあたりもナイスだ。お前、確か殺人未遂してるだろ? 

玲子もなかなか。ひとりで突っ走って回りのことは省みずの姿勢はいい悪女っぷり。最後に自殺して多大な迷惑を残していったところもポイントが高い。

その点登美子は悪女つーより狂女だからなあ。娼婦やるとどうして復讐になるんだ? 諦めさせるとか、会わせないとかじゃなくって、瑠璃子の純潔をなくすことに全力を傾ける彼女の思考がわからん。迷惑の度合いでは最強だけど、どう考えても自分のダメージの方がでかいし。

あ、そうだ頼子だ! あいつ悪女。ごく自然に悪女。自分のやってることを正しいと信じて疑わないところとか、人の迷惑一切考えないとことか。迷惑度合いは大した事なかったけど、ウザい度合いは最強。

決まり。これしかないね。

 

 

今日の結論。

 

 

 

まだまだ仕事できる。

■今日の買い物:「野望の王国」1〜2巻、「エデンズボゥイ」11巻


10月10日(木)

「E.G.コンバット」読了。これで秋山瑞人の単行本は全制覇した(「鉄」も済)。

 

「E.G.」を読み始めたときはこう思った。

『これじゃ秋山瑞人がかわいそうだ』

 

読み進めて行くうちにこう思った。

『これじゃ☆よしみるがかわいそうだ』

 

読んだ人なら誰でも分かるだろう。表紙・挿絵描きであり、原作者でもある☆よしみる氏(☆がウザいな)の絵と、秋山氏の描く内容はあまりにもかけ離れている。

萌え系美少女アニメ絵とでも言えばいいのだろうか、絵だけを見ればお馬鹿な内容の萌えドタバタ劇を期待するだろう(☆よしみる“らしさ”のある絵はそう悪いとは思わない)。

が、内容はといえばきっちり描かれたミリタリーSF物に仕上がっている。驚くべき事に、ドタバタ劇用に作られたキャラクターを崩さず有効に使って、である。

だから最初は思った。もっとちゃんとした挿絵を描ける人を使って、もう少し手に取りやすい本にすべきだ。

 

しかし、読んでいくうちに認識が変わる。

これだけの文章を突きつけられたら、名目上の原作者はどのように思うだろうか? 自分とのあまりもの才能の差を感じた時、自分が才能ある新人のための当て馬であることに気が付いた時、どのように感じるのだろうか?

そう思うと☆よしみる氏がかわいそうになってきた。

 

 

それほどの才能。

読んでない人は「猫」でも「鉄」でも「E.G.」でも「イリヤ」でもいい。どれでもいいから読んでみてはどうだろうか?

じゃないともったいないから。

 

※そういやファイナルっていつ出るんですかね?

■今日の買い物:「いちご100%」2巻、「BLACKCAT」10巻、「ハンター×ハンター」15巻


10月13日(日)

最近、漫画のこと何も書いてなかったので、まとめて。

●野望の王国 1〜2巻

原作:雁屋哲 劇画:由紀賢二 日本文藝社刊

噂には聞いてたけど(ちゆとか)、いや確かに凄い。ぱっと見だけで笑えます。でも作品としては、そんなにひどいモンじゃないですよ。まだまだ序盤なので何ともいえないけど、思ったよりもゼンゼンちゃんとしたバイオレンスモノ(?)になってます。雰囲気では「男組」を想像してもらえれば。結構続きを楽しみにしてたりして。

●いちご100% 2巻

河下水希 少年ジャンプ連載中

久しぶりに、読んでいて赤面してしまいそうな典型的ラブコメ。「ラブひな」とかも赤面しますけど、それとは全然別の意味でね。そう、初めて「きまぐれオレンジロード」を読んだ時のような気恥ずかしさ。作品として優れてるとは言わない、人にも薦めない、過去のありとあらゆるラブコメのパクリだと言うことも分かった上で、けっこう楽しんで読んでます。

●まにいロード 2巻

栗橋伸祐 電撃大王連載中

オタクの生態を描いた、栗橋伸祐久しぶりの連載。この人の漫画スゴク好きなので、非常に楽しみにしている……のだが、これほどユーザーフレンドリー“でない”漫画も珍しい。ディープなオタク話なんてその筋の人しか分かんないんだから、もうちょっと解説入れろよ編集者。いまだにWLの意味が分かんねーよ。

●ちょびっツ 7巻

CLAMP ヤングマガジン連載中

5巻から読んでないことに気が付きました。

■今日の買い物:「プリティフェイス」1巻、「學ビノ國」3巻、「賭博破戒録カイジ」7巻


10月15日(火)

今日の買い物は何かヘンだ。

「エイケン」がヘンなのはいつもどおりだから良いとして。

「サイコドクター」6巻はなんと2年前に出ていた。今まで全く気がつかなかったが、どうやら最近まで再版されていなかったのだ。なんか今度TVドラマ化される(された?)とのことで、急遽再版されたようだ。こんなクソ漫画が、今さらドラマ化って言うのもヘンな話だ。

「キャラ者」2巻が出ていた。アクションでの連載がいつのまにか終ってて、ぴあに移ったことすら知らなかった。でも、こういった復活はファンにとって何より嬉しいのでいいんだが……。奥付によると「ぴあ」で2年以上連載を休んでいないっぽい。

 

あの、江口寿史が、2年以上、連載を、休まない?

 

「ぴあ」編集部ってスゲエ。

■今日の買い物:「エイケン」7巻、「サイコドクター」6巻、「キャラ者」2巻


10月16日(水)

久しぶりに電車で家に帰る。

条件反射的にテレビをつけると、なにやらアニメがやっていた。

 

小学生と思われる女の子が体重計に乗っている。ダイエットをするらしい。ダメだった。お兄ちゃんが体重計からちょっと抱っこしてあげて。

めでたしめでたし。

 

 

 

 

何だこれは。

日本はいつからこんな毒電波を公共放送で垂れ流すようになったのですか?

終わりの歌で気がつく。これがアノ有名な「シスタープリンセス」というヤツですか。このアニメは、ようはゲームのプロモーションな訳ですね。やや納得。

 

あ、どうやらもう1話あるらしい。

女の子が絵本を読んでて……ピエロ?、えーと??、なに???

?  ?  ?  ?  ?  ?

 

 

 

 

 

どんな需要だこれは。

スイマセン、これはどこの宗教団体の放送なんですか? それとも今のアニメってみんなこんなですか?

 

……えー、たまに早く帰るといろいろと勉強になりますね。

■ちょっと前の買い物:「七つの海」、「メイキャッパー」1〜3巻、「アストロノーツ」1〜4巻 (書き忘れてたんで)


10月21日(月)

●必ずお読みください

一條裕子 マガジンハウス

面白いなあ。日本の漫画の懐の深さを感じますね。ようは説明書の文章をお題にショートショートを作った作品。グシャグシャの二重線で描かれた絵は初めた頃は嫌いで、一時期は一條の作品は無視してたんだけど、この作品ではスゴクイイ味になってます。この絵にして(いやこの絵だから)登場人物の表情がものすごく良く分かるし魅力的。オチも『しみじみ』という一條の持ち味が出ていてホンワカとした気持ちにさせてくれます。よく知らないで買うと、怒り心頭になりそうですが。

●サムライガン 6巻

熊谷カズヒロ ヤングジャンプ増刊漫革連載中?

いつのまにか「月光」とか言うのが「ウルジャン」で連載されていて、もうあの先読めないのかなあ、と思っていたら「漫革」で連載されていたそうな。これくらいまで読めば「月光」の設定の意味も分かってくるね。つーかここまで読まんと分からんわ。刊行の順番が違うだろ順番が。とりあえずこれで「月光」の続き買う気になりました。

 

■今日の買い物:「史上最強の弟子ケンイチ」2巻、「サムライガン」6巻、「必ずお読みください」


10月22日(火)

電動歯ブラシを買った。

 

 

 

歯茎にも性感帯があることを発見した。

 

■今日の買い物:「鉄人」2巻、「からくりサーカス」25巻、「ブルー・ヘブン」1巻


10月23日(水)

現在、クソ漫画界最強を誇る漢の漫画「エイケン」「松山せいじ」御大ですが、最近のサンデーにその鉄壁の牙城を突き崩そうと画策する、強力な漫画があります。

漫画家の名前は「猪熊しのぶ」

作品名は「旋風の橘」(かぜのたちばな)です。

前作「BOYS BE」「サラダデイズ」でありえない予想外のヒットを飛ばし、いい気になってる意欲的なしのぶ先生の変態さわやか剣道漫画です。

ご存知ですか?

えっ、知らない? それはもったいないですよ、コミックが3巻まで出てますからすぐに買いましょう。

 

俺は買わないけどな。

 

この漫画のクソっぷりはどこを見ても大笑いモンなんですが、今週号は特にすごい。

まあ、私なんかのレビューよりも『旋風の橘』レビューの第一人者、LOGIC&MATRIX「遊星」先生のレビュー(10月24日分)をぜひご覧下さい。

過去のレビューも)

 

久しぶりにマジ笑いしました。

■今日の買い物:「ブラックジャックによろしく」3巻、「空談師」1巻、「篠房六郎短編集」


10月24日(木)

●暁星記 1〜2巻

菅原雅雪 モーニング連載

めっちゃ楽しみにしてたんですよ、この漫画。よーやっと単行本になってくれました。ごく最近もモーニングで連載してたから、知ってる人も多いと思うけど、3年前に第1部を連載しててその頃からのファンです。作品としてはかなり荒いけど(絵も内容も)、独特の世界観は面白いしパワー溢れてますね。超好き。しかし、1部と2部じゃ、絵が完全に別人だなあ。

■今日の買い物:「暁星記」1、2巻、「クリオの男」


10月31日(木)

1週間サボりました。

この1週間で漫画だけは12冊増えてますね。それ以外、特に何もない1週間でした。

 

忙しかっただけ。

 

誰か私に愛を下さい。

■今日までの買い物:「しゅーまっは」6巻、「空室あります」4巻、「ぴたテン」6巻、「低俗霊DAYDREAM」4巻、「死刑囚042」1巻、「野望の王国」3巻、「新暗行御史」4巻、「いい電子」3巻、「蒼天航路」26巻、「少年少女」1巻、「ラブホルモン」、「じかんはどんどんすぎていきます」


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