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CABINと立ち話 2008/06/17 いたいけな少女に顔の見えない親父がタバコを勧めていて、少女が腕でクロスを作って「ダメ!ぜったいに!」というコピーが書いてある。 そのポスターが喫煙所に貼ってあったりするんですね。 喫煙者としては、「私ってなに?」というような絶望的な罪悪感に捉われますよね! 喫煙についてはいろいろと言われていますが、これだけ堂々と批判できるのは、「喫煙者だけでなく、周りの人間もガンになるぞ、ましてCO2出してるぞ、温室効果ガス出してるぞ、」といった、メイワクの「公共性」のおかげだね。それについて話すとなると、エンエンいくらでも言いたいことはあるけど、はしょって言えば、まあメイワクかけているからこそ信じられないような税金を払っているのであって、それももっともっと高率になって、いずれイギリス並みにタバコひと箱1,000円という時代も遠からず来るという危機感にもさらされているし、タバコのみは自分自身健康被害にさらされつつ、他人様にもメイワクをかけているのを承知でコソコソ喫煙室で吸ったりしている一方で、毒物のたっぷり入った食物や化粧品や洗剤を大量に売りさばいている企業は個人じゃないので特に肩身の狭い思いもせずに堂々と世の中に害毒を流しているじゃんねえ?という詠嘆の気持ちとか。。 でもまあ、他者の非をどうこう言っても自らの「罪」が消えることはないわけでして、それを裁こうとかかる相手には逆らいきれないわけですね。 で、「禁煙しろ」というメッセージとは別に、「未成年者からのタバコへのアクセスを絶て」という社会全体へのメッセージもありまして、このメッセージがかたちとなったのが「タスポ」かな。 販売機にコインを入れているのが本当〜に20歳超えている大人かどうかを確認するためのカードで、販売機でタバコを買うには、このカードがないと買えない、というシステム。 もうあと2週間足らずで実施となるのですね。 このカードを作るには、いろいろと必要事項を書式に書き込み、さらに顔写真まで貼って郵送しなければならないのですね。 まあ、いろんな要素がゴチャゴチャとからみあっていて、なにがどう、と言えない感じがあるのは確かです。 要するに政府は何がしたいの? もう日本たばこも政府の財源ではないし、吸い続けるやつからは税金が取れるし、吸うのをみんなやめてしまえば国際的にも顔が立つし、どっちに転んでもオッケー、という感じなのかね。 という愚痴は愚痴として、タスポについては、私と同様「ヤだよめんどくさい」と言う人が多いと見え、コンビニで対面販売のタバコを買う人が急激に増加、コンビニでは昨年の同月比で売り上げが増えちゃったんだって。 まあ、、、そんなに苛められるほどのことはしてないと思うんだけどね。みんながイヤだって言うなら別にいいんだけどね。 でもあまりダメダメ言われると、「別にいいじゃん」と言いたくなるのも確かだね。 中学生の息子が、タバコ吸わないかーちゃんに、「タスポ作れ」と命令して自分用に貰っちゃう、という平和な家庭もあるしね。。 みんな、もっと大事なことに眼を向けようよ! 年寄りが苛められてることとか、派遣社員にボーナスが出ないこととか、子供が帰宅してもかーちゃんもばーちゃんも家にいないこととか、さ!! 参考記事: タスポ嫌いの喫煙者について書いてある6月17日付け毎日新聞 2008.6.17 前へ ← → 次へ |