| 朝比奈 | 地獄の閻魔大王が六道の辻にたって地獄に連れて行こうと娑婆から来る罪人を待っている。 そこに多くの武器を背に背負っている男が出てくる。 その男を捕まえようとするが簡単に閻魔大王の方がやっつけられてしまう。 激しい戦いを経てきた男にその戦いの様子を聞こうとする。 その武士の手にするのは立派な戦いの道具、閻魔大王が持つのは細い竹の杖。 そのあたりにすでに力関係が現れている。 大笑いする狂言ではないが、くふ・くふ・と閻魔大王と武士の対比が面白い。 |
和泉流 | |||||||
| 朝比奈 | 佐藤友彦 | ||||||||
| 閻魔 | 佐藤 融 | ||||||||
| 惣 八 | かつて、僧だった男が料理人になり、料理人だった男が僧になり、その二人が雇われるが、 ともに急ごしらえの僧と料理人なので、満足にできない。 結局、二人が入れ替わり、料理をし、経を読む。 その様子を見つけられた二人は、大慌てで魚を持って経を読もうとし、経を料理しようとする。 その慌てぶりがなんともこっけいである。 |
大蔵流 | |||||||
| 惣八 | 茂山 忠三郎 | ||||||||
| 主人 | 日下部 禮蔵 | ||||||||
| 僧 | 茂山 千之丞 | ||||||||
| 老武者 | 稚児を連れた三位が鎌倉を目指して行く。 その村で稚児に会いたいと若者たちが集まる。 稚児を中心に宴会が始まる。 老人たちも稚児に会いたいと来るが追い出される。 それを怒って、戦闘用に衣裳と武器を持ち、やってくる。 若者たちと老人たちが争うが、結局は稚児をおみこしのようにして、大団円となる。 稚児をここまで慕うその時代の感覚が現代には不思議だが、必死になる両者が面白い。 |
和泉流 | |||||||
| 祖父 | 野村 万之介 | ||||||||
| 三位 | 野村 萬斎 | ||||||||
| 稚児 | 野村 裕基 | ||||||||
| 宿屋 | 石田 幸雄 | ||||||||
| 若衆 | 深田 博治 | ||||||||