Trekking Reports 〜山歩きの記録

2004.7.24(土)〜25(日) 二度目の富士登山は超ロングコースで挑む【富士山】

雄大な御殿場コースとオンタデ

どこへ行こうか悩んでいた時、低徘MLにpekeさんの富士登山レポートがあったので、
これだ!と4つの登山コースのうち、ずっと気になっていた最も標高差のある御殿場コースピストンに決定。
携帯伝言板に書き込むと、亜美さんから反応があったので、二人で行くことになった。

八時スタートで富士山特有のザレた緩斜面をしばらく登っていく。
周囲にはホタルブクロとオンタデが群生しており、イマイチ地味だがお花畑を構成していた。
やがて下山路である大砂走りとの分岐に到着。砂に埋もれた小屋跡で亜美さん持参のスモモにかぶりつき、
小休止後、長い長いつづら折りの登山道をスローペースで登り始めた。
登山者は数えるほどで、それより富士登山マラソンのトレーニング中のランナーが非常に多い。
話には聞いていたが普通に登るだけで大変な御殿場コースを走って登るなんて、凄い人たちがいるものである。

ザレた路面に時折足を取られつつも富士山の雄大な大斜面を黙々と登っていくと、
これまた砂に埋もれた小屋跡のある旧五合目に到着。
ザックをおろして休憩していると、若者グループが到着。「五合目です。お疲れさま!」と声をかけると、
「ウソだろーっ!」という反応が返ってきた。つまり五合目の登山口を出発して必死で登ってきたら、
また五合目だったというわけだから、知らなければ確かにガッカリすることは間違いない。
ついでに「富士宮口の五合目よりまだ大分低いんだよ」と追い打ちをかける私も結構意地が悪いなぁ。(笑)


長い長い御殿場コースのつづら折れ道

そしてさらに延々と続く単調な登りをこなすとようやく初めての山小屋である日ノ出館に到着する。
それにしてもこのコースは廃業した小屋跡が非常に多く、今回営業していたのは、
この日ノ出館と先日pekeさんが利用された砂走館。そしてこの日我々が利用する赤岩八合館の三軒のみ。
まさかそんなことは無いと思うが、廃業して柱やトタン屋根だけが残る数々の小屋の残骸を見ていると、
歴史のあるこのコースが廃れてしまうんじゃないかと、かなり不安になる。

この日お世話になった赤岩八号館は、このコースでは最も大きな小屋で定員は160名。
混雑した小屋を避けてトラバース路を経て富士宮コースからやってくる登山者も多く、
受付の際、御殿場から来たと言ったらご苦労様と労ってくれた。この日の利用者は80人ほど。
御殿場コースの人の少なさを考えると、大半は富士宮コースからの流入組だろうか。
布団二枚に三人という混み具合で、噂に聞く横向きで互い違いに詰め込まれる人気コースの小屋と比べるとまさに天国。
また夕食は富士山の小屋ではここだけ(オーナーが同じ砂走館同様)という名物のおかわり自由のカレーライスもあるので、
富士山の小屋の中では最もお薦めの小屋かも。(って、ここしか泊まったことないけど。(^^ゞ)


赤岩八合館と米軍御一行様

翌朝は早めに行かないとご来光を眺める場所が無くなるよという小屋番さんの話に脅されて、
眠い目をこすりつつ二時半出発。
寒い山頂で待たなきゃ行けないことを考えると、ここで汗をかきたくないので、
必要以上にゆっくりと登り、四時頃に山頂到着した。
そして太陽が昇る東へ向かってお鉢を左回りに進み、成就岳の山頂の岩陰に陣取って日の出を待ちつつ、
紅茶を沸かして早めの朝食。やがて一面の雲海の上に素晴らしい朝日が昇った。


山頂からのご来光と影富士

同行の亜美さんも富士山は二回目だが、前回はお鉢巡りをしなかったとのことなので、
このままお鉢巡りに突入。吉田口の頂上まで歩いてくると、まるでラッシュアワーの通勤電車状態の大混雑。
そして登山路も下山路も大渋滞だ。
富士登山の四本のコースの内、残ったのはここに登る河口湖口コースと須走口コースなのだが、断念だなこりゃ。

人混みをかき分けようやく吉田口頂上を抜け、雲海に浮かぶ南アルプスの山々を眺めたり、
大迫力の火口を眺めながら歩いていくと最高峰である剣が峰に到着。
ここでは山頂での記念写真の順番待ちで階段は長い列ができていた。
その列の横を抜けて山頂へ向かい、測候所裏の展望台へと向かうと、雲海上には雄大な富士山の影が落ちていた。
影富士だ!

剣が峰をあとに滑りやすい馬ノ背を下りきると、凧揚げを楽しむ若者が数名。
この日は風が弱くて、なかなか上がらないようだが、お土産物屋や特設郵便局、山頂の記念写真のために列に並ぶより、
こっちのほうがずっと楽しそう。でも糸を切って飛ばしちゃうとゴミになるから程々にね。


富士山山頂で凧揚げ

富士宮口の頂上も吉田口ほどではないにしてももの凄い混雑で、特にトイレに並ぶ行列には唖然。
ま、男女一緒に並んでいるので平等でよろしい。そして郵便局につながる長蛇の列を見送って先へと進むと、
これまでの二つの頂上とはあまりに対照的な閑散とした御殿場口頂上に到着した。

下山は日ノ出館までは登山道と同じ道を下る。
途中でお世話になった赤岩八号館に立ち寄り、小屋番さんにひと声かけ、トイレをお借りしてから本格的な下山がスタート。
登りでは苦戦させられたザレも下山の時はザクザクと軽快に歩ける。
そして今回最大のイベントである大砂走り。
砂を蹴落としながらヒョイヒョイと足を持ち上げるだけでどんどん下っていき、
30分ほどで七合目から三合目まで標高差900mを一気に下ってしまった。


山頂直下のガレ場を下る

あとは傾斜の緩やかになったザレ斜面を下っていくとあっさり駐車場に到着。
標高差2300mをたった二時間半(実質二時間程度)での下山だった。

標高差2300mという数字ほどの厳しさは感じませんでしたが、雄大な富士山を感じるには最適なコース。
特に大砂走りは圧巻です。
途中で日帰り予定の人、数人と出会いましたが、下山が二時間程度なら確かに可能かも。
いや、私はもういいですが。(笑)
でも富士登山好きの方にはぜひ一度は歩いて貰いたいコースです。

【コースタイム】
御殿場口新五合目 8:00…旧五合目 11:45-12:10…七合目日ノ出館 13:45…赤岩八号館 15:05-(泊)-2:30…
御殿場口頂上 3:50…成就岳 4:00-5:00…剣ヶ峯 5:55-6:05…御殿場口頂上 6:25-6:50…
赤岩八号館 7:20…大砂走り入口 8:00…旧三合目 8:30-8:50…御殿場口新五合目 9:15

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