Trekking Reports 〜山歩きの記録

2004.4.18(日) 残雪の谷川岳に行くぞ!【谷川岳 上越国境】

谷川岳山頂から仙ノ倉へと続く稜線を望む(クリックで拡大:105k)

このシーズンの締めくくりとして、残雪の谷川岳に登りたいなぁと思っていたのだが、
つむぎさんに「独りで行っちゃ駄目」とクギを刺されていたので、
この間、Martyさん、亜美さんと高尾山にスミレを求めて行った時に「近々谷川岳に行きましょう!」とお誘いし、
この日実現することとなった。残念ながらMartyさんは都合が付かなかったが、
その代わりと言っては何だが、たまたま関東に来られていた、もぐもぐさんに声をかけると二つ返事。
ということで3人で向かうことになった。

もぐもぐさんは前日に赤城山に登って水上のYH泊。
私と亜美さんは当日の朝、それぞれの車で集合場所の水上駅へと向かった。
水上ICを下りると、快晴の空の下で白銀に輝く谷川岳がドーン!
もうじっとしていられないほどのワクワク感を抱えながら、集合時間の8時ちょっと前に水上駅に到着すると、
もぐもぐさんと亜美さんはとっくに到着して歓談中。


天神平スキー場を出発

車を纏めるかどうか迷ったが、面倒なのでまあいいかと2台で谷川岳ロープウェイへと向かった。
駐車場の窓口でお金を払うと、なんと1,000円。意外そうな私の表情に反応したのか、
聞いてもいないのに来月から500円なんですと係員の男性。う〜む、やっぱり車を纏めるべきだったか。

ボードやスキー板を抱えた人に交じって登山者もちらほら見受けられるロープウェイに乗って一路天神平スキー場へ。
駅から外へ出ると一面銀世界に快晴の陽光が照りつけ、目を開けていられないほど。
と、亜美さんサングラス持ってこなかったの?あっちゃぁ〜。ツバ広の帽子とスカーフでなんとかなるかなぁ。
で、日焼け止めをしっかり塗り込んでスタート。

ゲレンデの端っこを通りつつ谷川岳方面へと進んでいくと、踏み跡は圧雪していないゲレンデの脇を登っていく。
このあたりは3年前に下りで通って以来だが(縦走した一年半前はリフトで天神峠まで上がったのでここは通らず)
こんな急登はなかったはずなんだけどなぁと思いながら、
ここは夏山かと思えるほどの高い気温の中、大汗をかきつつ登っていく。
これだけ雪が多いと夏道であるトラバースのコースは危険なので、
こういうルートになっているんだと納得した頃ようやく尾根の上に到着した。


天神尾根と谷川岳

尾根の上に立つと目の前には谷川岳がドーンと聳え、右を見ると白毛門から朝日岳へ続く稜線。
左を見るとオジカ沢ノ頭から俎ー山稜と、残雪を輝かせた山々の大パノラマだ。
ここまで来ただけでも大満足だね〜と話しながら、しばし撮影タイムとなった。

ここから避難小屋のある穴熊沢ノ頭までは軽くアップダウンしつつも平行移動。
無雪期には木道が設置されたトラバース道となるが、積雪期は基本的に稜線上を行く。
ただ一部に緊張しつつトラバースする箇所や、貧弱なロープのかかった崖を、
いつ崩れても不思議の無いような木の根に頼りながら下るところもあり、
難易度は高くないとは言えさすがに雪山といった面も見せる。

深い雪に埋もれてベンチと化した避難小屋でしばし休憩。小屋の壁に書かれたメモリを見ると積雪2m20cm。
雪はしっかりと締まっていたので、とてもそんなにあるとは思えなかったが、さすが豪雪の谷川岳と言ったところか。
ここから山頂までは急登になるので、ここでようやくアイゼンを装着することにした。


雪の急坂を登る

このあたりは岩場が多かったはずだが、それらはすっかり雪の下。
しかし雪の上に突きだした大岩の周辺は地道の出ている所や、雪解け水が小さな川を作っているところもあり、
この一面の銀世界にも春は急ぎ足でやってきているようだ。
既に下りてくる人もおり、山頂は多少風があるので涼しいよなんていう情報を仕入れつつ、
快晴で無風のあっつい雪山を大汗をかきつつ登っていく。
と、山頂方面から雄大な雪面を滑り降りてくるスキーヤーが数人。
あまりにも気持ちよさそうでスキーができない私でも羨ましく感じた。

このあたりにあったはずの階段なんて影も形も見えない、ただただ雪の大斜面を一歩一歩登っていくと、
ふいに肩ノ小屋の屋根が意外な近さで唐突に現れた。
そしてなんとなく洋風の見覚えのある道標も登場。そうか、ここが肩の広場なんだ。ヤッターッ!着いたーっ!


なんとも雄大な光景。右はその斜面と格闘中

谷川岳山頂(トマノ耳)は既に多くの登山者で賑わっていたが、
無雪期の立錐の余地もない状態と比べれば空いていると言っても言い過ぎではないだろう。
展望はまさに360度遮るものなし。気温が高いせいかさすがに遠望はさほどでもないが、
それでも燧ヶ岳や苗場山ぐらいまではなんとか確認できた。
そしてなんと言っても素晴らしいのが、オジカ沢ノ頭〜万太郎〜仙ノ倉へと続く縦走路。
一昨年前に歩いた時のことを思い出しながら、残雪の美しい稜線を飽きることなく眺めた。


山頂(トマノ耳)から天神平方面を望む

昼食後、谷川岳初めてのもぐもぐさんはオキノ耳へ。私と亜美さんはお留守番。
もぐもぐさんが満足げに戻ってきたのをきっかけに下山にかかることになった。
登りで苦労した山頂直下の急斜面も下りは速い速い。
駆けるように下っていくとあっというまに避難小屋に到着。
その後、崖を登れずに苦労している男性をフォローしたり、
慣れたのかアイゼンの効果か登りの時に感じたほど怖くないねと言いながらトラバース道を通過。
そして最後にゲレンデの端を駆け下りるとロープウェイ山頂駅に到着した。

絶好の晴天で無風。条件に恵まれすぎるほど恵まれたおかげで、
魔の山と呼ばれる雪の谷川岳なのにお手軽スノーハイクとなりましたが、
別に厳しい雪山目当てで向かったわけじゃないので、これでOK。
最初から最後までずーっと大展望の中の山歩きで、テンション上がりっぱなしでした。
やぱり谷川岳は素晴らしい山だと、あらためて惚れ直しちゃいました。
今度は無雪期に馬蹄形縦走だね。(^^)v


【コースタイム】
天神平 9:00…避難小屋 9:55…トマノ耳 11:40-13:10…避難小屋 13:50…天神平 14:45

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