Trekking Reports 〜山歩きの記録

2004.3.7(日) マイナーも手強い山域を存分に歩く【菜畑山、赤鞍ヶ岳 道志】

ウバガ岩からこれまで歩いてきた菜畑山方面を望む

先週、山はお休みしてセツブンソウ見物に行ったので、この週は是非とも山に行きたいと思っていたが、
単独で雪山に行くのは怖いし、かといってお花狙いにはまだ時期が早すぎる。ということで、
展望目当てで富士山の眺望が素晴らしいという道志の菜畑山に向かうことにした。
で、携帯伝言板でそのことを書くと、おなじみのMartyさんと亜美さんから反応があり、急遽ミニオフとなった。

道志村役場の駐車場をお借りして、私と亜美さんの車をデポ。Martyさんの車に4人で乗り込んで、
和出村バス停前の駐車場へ移動。そこで身支度を整え、菜畑山へ向かって出発した。
登山口には道標らしきものは見あたらず、地図と実際の地形を見ておおよその検討をつけながら、
進んでいく。やがてワサビ田や小さな棚田のあるところで道は終了となったが、薄い踏み跡はあったし、
地形的にも方角的にも間違っていないと思われたので、構わずうす暗い谷へと分け入っていった。

しばらくは道らしい道もなく荒れた沢を歩いていくと、やがてどこからともなく現れた(をい)道に合流。
その道をどんどん登っていくと、ようやくこの日初の道標が現れた。
道標は東電?の巡視路のもので、この登山道も巡視路と兼用したもののようだ。
入口は明らかに間違ったようだが、まぁ結果オーライということで。(をい)

しばらく登っていくと、巡視路なので当然のことだが、やがて大きな鉄塔の下に到着。
多くの鉄塔と同じく、ここもなかなかの見晴らしで、富士山は山陰に隠れているものの、
これまで散々登ってきた西丹沢の山々が雪化粧して目の前に広がり、
しばらく大室山や加入道山、畦ヶ丸、菰釣山、鳥ノ胸山などを同定しながら展望を楽しんだ。


あぁ〜っ、富士山が隠れてしまう〜

鉄塔を出発するとわずかで舗装された林道に飛び出す。日陰に若干の残雪のある道を登っていくと、
木々の間から待望の富士山が登場...と、あ〜っ!雲がかかってる〜っ!
う〜ん、今回の山行は富士山が見えないと楽しみが半減なんだけどなぁ...
とりあえず、まだなんとか山頂が見えているうちにと写真撮影。こりゃ山頂まで保ちそうもないなぁ。

林道の終点には小さなテレビの中継塔がある。車が数台止められそうな広場状になっているので、
ここまで車で来ることができるかもしれないが、一般車が入れるかどうかは不明。
そしてここから植林の中の山道に入る。5、6cmほどの積雪がありようやく山らしくなってくると、
とたんに傾斜は急となり、喘ぎながらの急登をこなすと、いきなり菜畑山山頂へ飛び出した。

山頂には単独の男性が1名。すっかり山頂が雲に隠れた富士山を見ながら、残念ですねと声をかけると
朝は見えていましたよとの無情なお答え。ま、さっきちょこっとだけ見えたからよしとするか。
我々と入れ替えに出発していく男性を見送って、空いた東屋(のようなベンチのような)に陣取って、しばし休憩。
その間もなんとか晴れないものかとちらちら富士山を眺めるが、良くなるどころか雲はどんどん厚みを増していく。
ま、これからしばらくは稜線歩きだから、もし晴れても見ることはできるだろうということで、
山頂での集合写真を撮影後、まずはブドウ岩ノ頭へ向けて縦走を開始した。


菜畑山山頂にて

山頂を出発するといきなりの急坂下り。ヤセ尾根の上にはご丁寧にも10cm〜20cmの積雪があり、なかなかスリリング。
先頭の亜美さんがうまく靴を滑らせながら、勢いよく下っていく後ろを、
ビクビクもので足を踏み出しながら、新調に下っていく。(だって一眼レフを抱えているんだもん)
後ろに続くMartyさんご夫妻は、Judyさん(Martyさんの奥さん)がこういった道に慣れていないようで、さらに遅れ気味。
途中で道を間違ったんじゃないかと思って地図とコンパスで確認したほどだったが、ようやく鞍部に到着。
そしてこれから向かうブドウ岩ノ頭は遙か上方へと...
なんとなくお手軽のつもりで事前にちゃんと地図を見ていなかったので、
今さらながら地図を確認すると...うひゃあ、こりゃアップダウンの連続じゃないか。
う〜む、Martyさんご夫妻とご一緒するときはなぜかお手軽のはずが超ハードになっちゃうなぁ。

とりあえず気を取り直して、ブドウ岩ノ頭へと登る。こちらも急なこと急なこと。
先頭で生き生きとしている健脚亜美さんを見上げつつ、ひーひー言いながらなんとか着いていく。
樹林帯で枝越しの展望しか得られず、ただただ黙々と急登に耐えているとようやくピークに到着。
雪のないところを探して腰を下ろし、Martyさんご夫妻を待ちつつしばし休憩。
これから向かう朝日山は遙か遠く、その先にあるはずの赤鞍山はどれがどれやら。
そしてそれまでの稜線を眺めつつ、こりゃえらいコースに来ちゃったなぁと思うものの、
私が言い出しっぺなものだから、失敗したとは言えない...(笑)


北斜面には雪がびっしり

ここからも下りでは雪の斜面で登りは雪無しと反対ならもう少し楽なのにという展開。
つまり南から北へ向かう縦走コースだから下りが北斜面になるのは当然なわけで、これまたコース選択ミス。
だって朝のうちに菜畑山からの富士山が見たかったんだもん。見れなかったけど。(涙)

ブドウ岩ノ頭と岩戸ノ峰の間には道志口峠という峠があるらしいのだが、道標がほとんどないこのコースでは全く気づかず。
やがて笹藪の道となり、夏場にここを歩くのは大変だろうなぁと一同。ま、こんな道を夏に歩きたいとは思わないが。
(いや、意外に珍しい花があったりするかも...でも、やっぱ嫌かなぁ...)

途中の岩戸ノ峰でランチタイムを取り、その後も何度も急坂のアップダウンを繰り返し、
最後に大きく登り返すと、本日の最高峰、朝日山に到着した。
この山頂には赤鞍ヶ岳と書かれた道標があるのはエアリアマップに記述されている通り。
そこに誰が書いたか手書きで「本当は朝日山」とあるのはご愛敬。
木々に被われた山頂で展望は無く、休憩らしい休憩は取らずに先へ進むことになった。


赤鞍ヶ岳と書かれた標識の立つ朝日山山頂

朝日山からは道志役場裏へ下るルートがあり、ここを下山するのもありかと思っていたのだが、
全員赤鞍ヶ岳へ向かおうと意欲満々で「下りましょ」と言える雰囲気じゃない。
で、渋々縦走を続けることにしたのだが、これが大正解。
登ったり下ったりのこれまでの稜線とは一変、なだらかなプロムナードとなった。
しかもウバガ岩という大きな一枚岩の展望台があり、道志の集落と富士山の展望が..って、
やっぱり富士山見えない..こりゃここは是非リベンジしたいなぁ。

やがて本当の赤鞍ヶ岳に到着。ここも木が茂っていて展望は無し。
ここからの下りがちょっとした難所で笹藪なんだけど、中途半端な長さで刈り取ってあるものだから、
地面から槍が突き出ているような状態になっていて、こけると痛そう。
って、危うくこけそうになったりしながら、ササの急坂を下っていく。
なかなか分岐が現れず通り過ぎたんじゃないかとヤキモキさせたが、やがて道標の設置された分岐に到着。
ここからは雪の残る植林の急坂を道志方面へと下っていく。道はやや荒れ気味で落石注意。


展望最高のウバガ岩

登りの途中にあった鉄塔と電線でつながった鉄塔がこちらの尾根にも立っており、
その下からは積雪した西丹沢の山々が大迫力で迫る。
そこからもうしばらく下ったところで舗装林道に合流。
この林道を下っていっても車を停めた道志村役場に下ることができるが、
疲れた足で舗装路を下るのはちょっと遠慮したいので、このまま山道を国道まで下ることにした。
山道は僅かで最後に階段を下ると集落の中となり、村営水源の森というお蕎麦屋さん?の前で国道に出た。
そして車の多い国道の脇を怖々と歩くこと20分で役場前に到着。
ここで亜美さんと別れ、Martyさんご夫妻を乗せて、車をデポした和出村バス停へと移動。
道志の湯に立ち寄ろうかという話もでていたが、遅くなると渋滞が怖いので諦めてここで解散となった。


雪化粧をした西丹沢の山々

富士山だけが唯一の目的のコースで富士山が見えないという散々な目に遭いましたが、
なかなかのハードコースで充実感のある山行となりました。
でも今度行く時は菜畑山はパスして朝日山〜赤鞍ヶ岳かなぁ。(^^ゞ


【コースタイム】
和出村BS 8:15…テレビ中継塔 9:30…菜畑山 10:00-10:20…岩戸ノ峰 12:00…
朝日山 13:15…赤鞍ヶ岳 14:15…村営水源の森 15:30…道志村役場 15:50

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