Trekking Reports 〜山歩きの記録

2003.9.13(土) ユーシン沢遡行&日向尾根のブナ林 【ユーシン沢 丹沢】

ユーシン沢

お久しぶりの坂元さんとそのお友達お二人、そして関東に戻られていたまきたさん(こちらもお久しぶり)と、
私にとって2年ぶりとなる沢登りに向かった。
玄倉商店で待ち合わせ、いつものようにゲートの鍵を借りて玄倉林道を車でユーシンロッジまで入り、
小屋番のお二人に挨拶(しばらく入院されていたおばさんも戻られていました。)、
受付を済ませた後、沢登りの準備をして、ユーシン沢へ出発した。

普通はユーシンロッジの裏にある堰堤の上から沢に入るのだが、今回は稜線まで上がる予定なので、
時間短縮のために、既に廃道となっている檜洞丸へと続く旧登山道を利用して最初の2つの難所をパスする。
ただこの道がなかなかの荒れ道で、本当に時間短縮になっているのか疑わしいほど
苦労しながら進む。で、大きく登山道が崩れているところで、足場がいきなり崩れたため
バランスを崩した私は右膝を負傷。まだ沢にすら入ってないのにぃ。(笑)


このルート一番の難所

沢に入ってもしばらくはおっかなびっくりで坂元さんについていっていたが、
沢水の冷たさに慣れてきたころには、2年前の勘が戻ってきたようで、そうなると周囲を眺める余裕も生まれ、
濃紺の淵と真っ白な岩のコントラストが美しい沢の景観を楽しめるようになってきた。
また、以前渡渉した時には気づかなかったが、ホトトギスやシロヨメナ?シラヒゲソウといった花が咲いていた。
ただ今回持参したカメラは防水ケースをつけたIXYデジタルのみで撮った写真はボロボロ。
マクロ得意のいつものCoolpix4500を持っていかなかったことが悔やまれた。
来年は6月の最も花の多そうな時に来たいなぁ。よろしく!>坂元さん


シラヒゲソウ(左)とホトトギス(右)

前回も通った、このコース中最大の難関の滝を、こんなに怖かったかなぁと思いながらもなんとかクリアすると、
あとはそれほど難しいところのない行程が続く。
二俣で檜洞沢と別れて、私にとって初めてとなるユーシン沢へと入る。
小さな滝は数カ所あり、一箇所は坂元さんのザイルのお世話になるところがあったが、
それ以外は、「意外と水量が少ないですねぇ」なんて余裕をかましたり(笑)しながら順調に登っていく。
そして沢の東側に位置する臼ヶ岳からユーシンロッジまで続く尾根道へと登るルートとの分岐となる
やや広い場所で昼食タイムをとり、食後、徐々に沢の水が減っていく中をさらに登ると、
神ノ川乗越直下の水場に到着。ここで美味しい水を堪能し、さらに沢を少し登ったところで沢から離れ、
水場へ向かうために付けられたと思われる笹のあいだの道を登っていくと、
あっけなく神ノ川乗越に到着。ユーシン沢完全遡行の記念に集合写真を撮って、まずは来た道を引き返した。


小さな滝登りでちょっとしたスリル感を味わう

先ほども書いたとおり、この道は水場へと続くのだが、これがなかなか難儀な水場で、
登りの時は気にならなかったが、下っていくとまず枯れた沢にたどり着くので、
もし知らずに水場に向かうと、ここで水場が枯れていると判断して引き返しそうだ。
実際には枯れた沢をちょっと下ると岩陰に水場があるわけだが、
水場を示す標識は、乗越も含めて皆無なので、利用を考えている方はご注意下さい。

昼食を取ったところまで引き返すと、今度は左岸の斜面に取り付き、
ヤブっぽく分かりにくい道を進み、支尾根の急登を経て日向尾根と呼ばれる、
臼ヶ岳からユーシンロッジへと続く尾根道に合流する。
合流点は臼ヶ岳から急坂を下りきった鞍部で、丹沢一との誉れも高いブナ林である。
数年前から、一番いい時期にこのブナ林の黄葉を見にこようと話をしながら未だ実現できていない。
今年こそはなんとか実現したいなぁ。


ブナ林が素晴らしい日向尾根を下る

鞍部から急坂を登ると1192ピーク。ブナ林の広い山頂で展望は無いが心地よいところ。
ここからの下山は多少判りにくく、東側の急な斜面をちょっと下り、斜面を巻くようにして、南のヤセ尾根に乗る。
このあとしばらくは崩れていたり砂が浮いて滑りやすかったりするところはあるものの、
道は判りやすい一本尾根が続く。やがてもう一箇所の道迷いポイント登場。
踏み跡は直進にもあるが、左側の急斜面を下るルートが正解で、
直進すると今朝登りで通った、荒れた沢の巻き道に出るらしい。

実際に歩いていると支尾根に迷い込んだような感じなので、
若干不安になりながらも尾根道を下っていくと、突然右手の木々の合間ににユーシンロッジの赤い屋根が覗き、
尾根道を離れる踏み跡に従って、尾根から外れるとやがてユーシンロッジ前に到着した。

私にとって久々の坂元ワールドだったが、やはり難路が多く、
高度感はともかく危険度は北アルプスの一般道なんて目じゃないかも。
でも要所要所では先行してルートを確認した上、ザイルを垂らしていただけるので、フォローは万全。
私が膝小僧をすりむくというアクシデントはあったものの、
なんとか無事に下山することができました。
今年の沢登りはこれで最後でしょうが、また来年もよろしくお願いしますね。

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