Trekking Reports 〜山歩きの記録

2003.4.26(土) 大展望と笹の草原の山【入道ヶ岳 鈴鹿】

アセビと入道ヶ岳

GWの帰省ついでに途中でひと登りということで、翌日の雨乞オフに備えて四日市で宿を取ったのだが、
午前中に四日市に着いたので、チェックインまでの時間つぶしに、
鈴鹿7マウンテンにも選ばれている入道ヶ岳に登ることにした。
登山口の椿大神社に車を停めて、林道をキャンプ場へと歩いていくと、道端にはノミノフスマがいっぱい。
神社名物のシャガも咲き誇り、他にはジロボウエンゴサクやヘビイチゴなど。
こりゃ山も期待できそうだと登っていくと、鳥居と椿大神社の奥社?へと続く階段が現れた。
北尾根コースの入口はここになっているが、すぐ隣に階段ではない登山道もあったので、こっちを選択。
階段のすぐそばをつづら折れに登っていくが、うす暗い雑木林には花は皆無。
ただマムシグサだけが不気味に咲いているのみだった。

やがて奥社に到着。ここで階段ルートは終了となり地道ルートと合流。
ちょっと小休止中に、ワッチしていた無線機から懐かしの声が。
実は事前にしまださんが近くに来られていることが判っていたので、
もしかしたらつながるかもと思って珍しく無線機を持参していたのだ。
ただ電波の状態が悪く、こちらの声があっちにはちゃんと聞き取れないようだ。
もう少し登ってから再チャレンジすることにして、ここでは断念した。


北尾根コースは木の根むき出しの荒れた急登が続く

それにしてもこの山は急登の連続できつい!
翌日の雨乞オフに響かないようにと、標高900mほどでお手軽だろうと思って選んだのだが、
これじゃあ明日が思いやられるなぁ。ともかく、なるだけペースを落として疲労を貯めないように...
と、再度無線機からしまださんの声が。今度は電波が安定しているようだ。
登りながら、しばらく交信したが、話ながらの急登はさらにきつい!
しまださんの方も風が強くて寒いとのことだったので、早々に切り上げた。

頭上を高圧線が通る最初のピークから一旦下ると、
これまでがなだらかに感じるほどの本格的な急坂の開始となる。
ロープの張られたクサリ場が頻繁に現れる急坂は、朝の雨による泥濘もあって、なかなかの難所だ。
途中、トタン造りの避難小屋を過ぎ、もう一踏ん張り、周囲に笹が増えてくると急坂も終盤となる。
最後にアセビのトンネルを抜けると笹の平原に到着した。
正面には北ノ頭、左手には入道ヶ岳が山頂の鳥居もはっきりと見えるほど近い。
足下にはスミレがいっぱい。ここまでほとんどスミレが無かったので、
このところスミレの同定にはまっている私としては残念に思っていたのだが、
ここに来てのスミレ登場に撮影モード。特に同定用にいろいろな角度から写真を撮ったものだから、
ペースは超スローダウン。と、ここで初めて他のハイカーに出会った。
山頂から下ってきた男性ばかりの4人組で、脇をどやどやと通り抜けるのを見ながら、
内心、「あーっ、スミレを踏まないでくれ〜っ」と祈っていた。


北ノ頭手前はササの草原にアセビが群生

北ノ頭から周囲を見渡すと入道ヶ岳を中心としたなだらかな高原となっており、
所々でミツバツツジが斜面を赤く染め、眼下には濃尾平野と伊勢湾の大展望。
すっごく気持ちのいい所で、のんびり過ごしたいところだが、風が強い上、思ったよりかなり寒い。
とっとと出発し笹の平原のプロムナード(ただし泥濘付き)を歩いてゆくと、
まさに360度の大展望を誇る入道ヶ岳山頂に到着した。
山頂には鳥居が設置され、時節柄かちいさな鯉のぼりがはためいていた。
相変わらず風が冷たくじっとしていると寒いので、
風が避けられるところで大慌てでお昼を済ませ、早々に下山にかかることにした。


井戸谷コースもなかなかの急坂

下山は井戸谷コースを選択。登りが尾根コースだったから、
谷コースならまた違った花が見られるんじゃないかと期待して選択である。
井戸谷コースの下りはいきなりの急坂で始まる。
浮き石も多く、なんどか石車にズルッといきながらも下っていくと、
やがて小さな沢沿いに下るようになる。こうなってくると気になるのが鈴鹿名物の蛭。
まだお出ましには早いだろうとは思いつつも、ついつい靴を確かめてしまう。
そうこうすると、今度は動物のかん高い鳴き声が頻繁に聞こえるようになった。
なんだろうと立ち止まって目を凝らすと...あ、猿だ。
ま、うるさいけど近づいては来ないだろうと高をくくって、
ヤマルリソウなどの写真を撮ったりしていると、
ガレた沢の上からこぶし大の石がガラガラと落ちてきた。
げっ!猿が落としているのか?こりゃちょっとヤバイかも。
とりあえず、落石の不安があるところは足早に通り過ぎるようにしながら、
ペースを上げてどんどん下って行くとやがて猿の鳴き声は聞こえなくなった。


新緑輝く谷コースを下る

所々崩れて足場の悪くなった道を注意しながら進んでいくと、
やがて沢から離れ植林の中を進み、再度沢に出会ったところで堰堤と駐車場に到着。
二本松尾根コースの登山口となっているここにはトイレらしき建物あり。
確認しなかったが、北尾根コース登山口に設置された案内地図にトイレの記述があったので
たぶん使えるのだろう。この駐車場に車を停めて二本松尾根コースと井戸谷コースを周回すれば、
ちょっとだけ舗装路歩きが短縮できるだろう。
でも舗装路の脇には花が多いので、ニョイスミレやノミノフスマの群生を眺めながら、
それほど苦になることなく椿大神社に到着した。

花は期待したほどではなかったし、有名なアセビもほとんど終わってましたが、
笹の草原からの大展望は、さすが人気の山だと感激しました。
ただ、もう少しお手軽のはずだったんだけどなぁ。

この日出会った花たち
クリックでこの日出会った花たちの写真がご覧になれます。

【コースタイム】
椿大神社 11:25…奥社 11:40…避難小屋 12:25…北ノ頭 13:35…
入道ヶ岳 13:45-14:10…井戸谷避難小屋 14:50…椿大神社 15:40

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