Trekking Reports 〜山歩きの記録

2003.4.19(土) 桜だけが花じゃないぞ!のお花見オフ【生藤山、陣馬山 中央沿線】

和田峠付近から望む生藤山

この日は低山徘徊派関東支部のお花見オフ。元々日曜日開催の予定だったが、
天気の関係でなんとか持ちそうな土曜日に変更したいと、MartyさんにDMすると、
「土曜日だと参加できないけど、日曜日に雨の花見よりも、土曜日にみなさんで楽しんでください。」
との温情あるお言葉に甘えて、急遽土曜日に実施することになった。
メンバーはつむぎさんとつむぎさんのOL登山委員会のお仲間2人。
なんだか低徘オフじゃなくてOLオフに私が混ざったようなメンバー構成。
我々と同じく生藤山の桜目当てのハイカーでごった返す上野原駅で落ち合い、
私の車で生藤山と陣馬山の間に位置する和田へと向かった。
このあたりの駐車場は鎌沢に10台と県立陣馬自然公園センターに4台。
周回するなら自然公園センターの方がいいなと思っていたがキャパシティが小さいので駄目元で向かうと、
先客は1台のみ。念のため管理人のおばちゃんに声をかけると、「本当は駄目なんだけどね」
とのお言葉。えっ?山渓のマイカー登山便利マップに利用可と書かれちゃってますよ。
ともかく特別に許可をもらい、支度を整えてまずは村の中を鎌沢へと向かった。

新緑と花々で色づいた山村はとても美しく、ただの舗装路歩きなのに、なんだかうきうきしてくる。
それに道端にはスミレを始め数々の花。
カタバミやミヤマキケマン、ムラサキケマン、ヤマブキ、カキドオシなど、
思わず立ち止まってカメラを向けているうちにどんどん取り残されてしまった。
そして思いがけずニリンソウを見つけて歓声を上げたりしている内、
立派な東屋とトイレのある鎌沢休憩所に到着した。


鎌沢休憩所付近の桜は満開

休憩後、ちょっと登ったところでようやく舗装路は終わり。
登山口を示す道標の下にはヒトリシズカ発見。こりゃ花好きにはたまらんなぁ。
登山道に入るとしばらくはうす暗い樹林帯となり花は極端に減るものの、
ミミガタテンナンショウがあちこちにニョキニョキと生えていた。
尾根上に出たところにはベンチがあり、目の前には丹沢の山々がドーン!
大山から大室山まで、端から端までの丹沢山塊がすべて見渡せ、
その向こうには霞み気味ながらもでっかい富士山がそびえていた。

舗装路のときも含めてここまでは急登が多かったが、尾根に上がると快適なプロムナードとなる。
ただ、花が少ないなぁと花を探しながらうつむいて歩いていると、
笹の枯れ葉の間に鮮やかな青色が目に入った。コケリンドウだ。
時折現れる桜は2分咲き程度で満開にはほど遠い感じ。
こりゃお花見には失敗かなぁと思いつつも、
桜より山野草の私としてはあまり気にならず、相変わらずうつむきながら歩き、
ナガバノスミレサイシンなどにカメラを向けながら歩いていく。
石楯尾神社からのコースと合流するとハイカーの人数は倍増。
特に団体の多さには辟易だが、まぁ桜の季節の生藤山の人の多さは織り込み済みなので、
ときおり下山中のグループに道を譲りながら登っていく。


桜にはまだ早いけど花見客でいっぱい(甘草水付近)

甘草水周辺は桜の広場で、大勢がビニールシートを広げてお花見の真っ最中。
ただ肝心の桜はチラホラといった状態で花見の風情はサッパリだ。
甘草水は飲用不可とのことなので立ち寄るのはやめて早々に出発した。
やがてベンチが多く設置された三国山山頂に到着。
山とはあるが、生藤山の肩といった雰囲気。でも狭い生藤山山頂に比べて
広々としたこっちのほうがお弁当を広げるには向いているだろう。
実際、甘草水周辺の広場に負けないほどの大勢の人で賑わっていた。
時間的にもちょうどよかったのでここでランチタイム。
暖かくなったとは言ってもじっとしていると寒いので、風を避けて雑木の下でお弁当を広げた。

昼食後、生藤山へ向かって出発。生藤山直下の急坂につくと大渋滞となっていた。
下りてきた人に聞くと、狭い山頂は人で溢れているとのことで、まるで話に聞く槍ヶ岳のようだ。
それでもなんとか山頂に上がると、今まさに団体さんが山頂で記念写真の真っ最中。
こりゃ駄目だと立ち止まることなく山頂をあとにした。

下りの急斜面でも渋滞でしばらく時間がかかり、
こんなことなら巻けば良かったねぇなんて話しながらもようやく急坂を下った。
生藤山から陣馬山へと続く稜線は快適なプロムナード。
幾つかピークはあるが、そのほとんどに巻き道が用意されており、高尾〜陣馬の縦走コースを彷彿とさせる。
また生藤山までの人の多さに比べるとすれ違う人もまばらで快適なことこの上ない。


大混雑の三国山山頂

気持ちよく歩いていると、途中で休憩している中年男性のグループに北斜面を覗いてみるように勧められ、
言葉に従って覗いてみると、そこにはカタクリがまばらに咲いていた。
メジャーな群生地に比べると寂しい限りだが、山の上で出会えるカタクリにはまた違った感動がある。
その後、山肌を染めるヤマツツジやアケボノスミレなどの各種スミレ、
それに丹沢とは反対側に広がる奥多摩の山並みなどを眺めながらの、
気持ちの良い歩きが続き、かなり遠くに見えていた陣馬山が徐々に近づくと、
最後の植林の急坂を経て舗装路に下り立ち、それを少し下ったところで、
茶店とベンチそれにトイレが設置され、大勢のハイカーで賑わう和田峠に到着した。
なぜか消防車が何台か停まっていたが、あとで聞いた話では山火事があったらしい。

茶店でしばらく休憩後、陣馬山へ向けて出発するといきなり急な階段登りとなる。
和田峠まで車で来るならなんてことないだろうが、
ここまでの歩きで疲労した足にはこの階段はかなり辛い。それでも20分ほどの我慢。
途中で見つけたエイザンスミレから力をもらいながら黙々と登っていくと、
やがて広々とした草原の陣馬山山頂に到着した。
目の前には生藤山とこれまで歩いてきた稜線が見渡せ、なかなかの充実感が味わえる。
多くの桜は、予想通りまだ2分咲き程度。でも咲いていないよりマシ。
ベンチに陣取ってティータイムで気持ちの良いひとときを過ごした。


陣馬山山頂に到着

下山は途中まで一ノ尾根を下って、途中から和田へと分岐する最初のルートを下る。
一ノ尾根は階段の急坂から始まる。ここは樹林帯で花は少ないんだよなぁ
と思ってはいたが、ある花が存在する可能性があったので、道端を意識していると、
あ〜っ!見つけたぁ!!シュンランだ!いやまぁそんなに感激するほど珍しい花でもないが、
うす暗い樹林帯に入るたびにもしかしたらあるんじゃないかと気にしていたので、
最後の最後で見つかったシュンランには感動もひとしおというものだ。
その後よく見ると周囲には他にもたくさん咲いており、
その中で先週の仙人ヶ岳で見たものよりも小ぶりだが、瑞々しい薄黄緑色の美人にカメラを向けた。

陣馬山から下りきったところが和田への最初の分岐。ここから一ノ尾根を外れて支尾根のコースへと入る。
すると、いきなりの新緑のトンネル。土がむき出した一ノ尾根の道とは違い、
落ち葉がフカフカで道端には当然のように各種スミレやヒトリシズカなどの花々。
ほとんどが明るい雑木林で全然期待していなかったが、このコースは本当にお薦めだ。
なんだかずっと歩いていたい新緑コースも20分ほどで墓地の裏で終焉。
あとは花いっぱいの民家の庭先を眺めながら舗装路を県立陣馬自然公園センターへと下った。

残念ながら桜には1週間ほど早かったものの、その他の山野草に恵まれ大満足。
花を見つけるたびに立ち止まる私のせいで、
ご一緒していただいたOL登山委員会のお二人には何度もお待たせしてしまい、申し訳なかったのですが、
まぁこういう山の楽しみ方もあるということで、これからもこれに懲りずにお付き合い下さいませ。

この日出会った花たち
クリックでこの日出会った花たちの写真がご覧になれます。

【コースタイム】
県立陣馬自然公園センター 8:55…鎌沢休憩所 9:40…甘草水 10:45…三国山 11:00-11:30… 生藤山 11:40…和田峠 13:45…陣馬山 14:05-14:55…県立陣馬自然公園センター 15:55


コースマップ(クリックで拡大:187k)

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