Trekking Reports 〜山歩きの記録

2003.2.15(土) 富士山展望台を求めて右往左往【鬼ヶ岳 富士五湖周辺】

雪頭ヶ岳から西湖と富士山を望む

河口湖周辺では快晴だったのに、西湖を越えたあたりからどんよりと曇り始め、
精進湖岸の駐車場の着いたときは富士山さえ見えなくなってしまった。
予定のパノラマ台はその名のとおり、まさしく富士山の展望台なので、
このまま登る気にもならず、車内で晴れるのを待とうかと思ったが、
このまま晴れなかったら何のためにここまで来たのやらということになるので、
パノラマ台は諦めてとりあえず晴れていた西湖方面へと引き返し、
西湖の北にある鬼ヶ岳へと向かうことにした。

西湖の西の端に位置する魚眠荘前の駐車場に着くと、目の前に富士山がドーン。
こりゃ引き返して正解だったと、東入川沿いに林道を登っていく。
途中、でっかい堰堤を越えて行くと、やがて新しい堰堤工事真っ最中の工事現場に到着。
前回1年半前に来たときとは全く様子が変わっていてビックリした。
そして登山口はその工事現場の縁に付けられているが、
急な斜面に無理に付けられた道は所々で凍結しており、のっけから大変だ。


林道終点は堰堤工事の真っ最中

建設中の堰堤を越えると、ガレた沢筋のコースがしばらく続き、
やがて急斜面をつづら折れに登っていくようになる。
するとうす暗かった周囲が急に明るくなった。背の低い檜の幼木帯となったのた。
で、富士山方面を望むと...あ〜っ!!雲がかかってるぅ。
で、鬼ヶ岳山頂方面は....どわぁ、ガスってるぅ。
とは言っても、今さら引き返すわけにもいかないので、とりあえず登り続ける。
が、完全にやる気が抜けた状態では急登続きのこのコースはかなりしんどい。
ま、急いでも山頂はガスなんだからと、気分を入れ替えてのんびりモードに変更。
そうこうしている内に尾根に上がる頃には再度晴れ間も現れ、幸いにも山頂のガスも消えた。

やがて山頂直下、木々の間から富士山方面がのぞき始めた。
最初は、真っ白な状況を見てまだガスがかかっているなぁと思っていたのだが、
目を凝らしてよく見ると、雲の上に山頂が突き出ていた。
こうなると元気百倍!ところどころ凍結の残った急な尾根道を一気に登り、
カヤトの草原で素晴らしい展望の雪頭ヶ岳山頂に到着した。


雪頭ヶ岳山頂は絶好の富士山展望台

富士山はまだかろうじて山頂が見えていたが、どうやら雲は増加傾向。
見えている内に写真を撮影したが、食事の準備をしている間に雲の中へ。
その後、富士山頂は現れたり隠れたりを繰り返し、
かなりの時間を雪頭ヶ岳山頂で待っていたのだが、結局最後まですっきり晴れることは無かった。
で、身体が芯まで冷え切ってしまい、これ以上じっとしているのに耐えられなくなったので、
仕方なく鬼ヶ岳へと出発することにした。

雪頭ヶ岳から鬼ヶ岳までは短いが、クサリ場や梯子などがあってなかなか険しい稜線である。
歩き始めてすぐに凍結気味の急坂下りとなっていたので、
こりゃ駄目だと引き返し、ここでアイゼンを装着。
左右に切れ落ちた稜線は、アイゼンを着けていてもかなりの緊張を強いられる。
しかし西側の展望が広がる小ピークに着くと南アルプスの大展望が広がり、
これまでの苦労?もすべて吹っ飛んでしまった。
やがて梯子の下に着くと、この日初めて他のハイカーと出会った。
この方も単独行の男性で、私とは反対に鍵掛峠から登ってきたとのこと。
男性と別れてしばらく歩いていると、いきなり吹きだまりに足をつっこんだ。
最初はあ〜ぁ、やっちゃったといった軽い気持ちだったのだが、
よくよく足下をみたら、あ〜っ!スパッツ付けてなかったんだ!
慌てて靴の中から大量に入った雪を掻き出したが後の祭り...
しっかりと靴の中が濡れてしまった。あ〜、冷て〜っ!


この日は南アルプスの展望が最高(鬼ヶ岳から望む白峰三山)

とりあえず気を取り直して、吹きだまりに気をつけながら進む
(スパッツを付けようとはしない。だってアイゼン付け直すのがめんどいもの)
と、やがて鬼ヶ岳山頂に到着。ここは岩々の山頂なので見晴らし最高。
富士山は雪頭ヶ岳が邪魔で西湖まで見えた雪頭ヶ岳と比べるとイマイチだが、
反対の南アルプス方面や御坂山塊などまさしく360度見渡せる。

さて下山はまず鍵掛峠方面へと向かう。
エアリアマップでは大した登り返しもなさそうな極楽稜線歩きが期待できそう。
でもそれにしては距離の割にコースタイムが長いなぁと思っていたが、その答えはすぐに判明。
極楽なんてとんでもない。クサリ場や急な岩場が次から次へと現れる難コースで、
ただアップダウンの標高差が小さいから地図に現れなかっただけなのだ。
たぶん雪がなければ、ちょっとしたスリル感を楽しめる程度なのだろうが、
凍結した岩場となると話は別。アイゼンがあるからこそ歩けるが、
ちょっとでもアイゼンに不安を抱いたりしたら、足がすくんでしまいそうだ。
何度となくアップダウンを繰り返し、もしかしたら鍵掛峠を通り過ぎちゃったんじゃないかと
不安になってきた頃、向かいから単独行の男性が現れた。
とりあえず峠を通り過ぎたわけじゃないと判って、ホッと一安心。
アイゼンは必要か?との問いに、無いと無理と答え先へと進んだ。


鬼ヶ岳から鍵掛峠への稜線を望む

鍵掛峠はかなり小さな峠だが、雪頭ヶ岳や鬼ヶ岳山頂に設置されている物と同じ形式の
立派な道標が設置されているので、まず見落とすことはないだろう。
その道標に従って、急坂につけられたつづら折りの道を下っていく。
これまでの難路とは一転してとても歩きやすいが、面白みがないとも言える。
ただ、周囲はブナなどの雑木林なので、新緑や紅葉の季節は素晴らしいかも。

帰りに立ち寄る予定の吉田うどんの閉店時間である14時が迫っているので、
かなりの早足でどんどん下ってゆき、
まるで墓標のようなヒノキの幼木を保護するための円筒状の囲いが
数多く並んだ斜面を通り過ぎると、舗装された林道に合流。
あとは道なりに下り、祠のあるT字路を左折すると登りで通った道に合流した。


鍵掛峠からはブナ林の斜面を下る

鍵掛峠からのコースタイム1時間半の行程を1時間で下山したおかげで、
なんとか吉田うどんの閉店時間に間に合い、富士吉田市の名物に舌鼓。
私的にはもちもち感皆無の麺はイマイチかなぁ。
でもキャベツが特徴のスープは絶品。店を変えてもう一度チャレンジしてみよう。


【コースタイム】
魚眠荘前 7:45…雪頭ヶ岳 10:00-10:45…鬼ヶ岳 11:10-11:15…鍵掛峠 12:00…魚眠荘前 12:50


コースマップ(クリックで拡大:54k)

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