Trekking Reports 〜山歩きの記録

2003.2.9(日) 雲海の大展望と春の息吹【矢倉岳 箱根】

矢倉岳山頂から360度の展望(クリックで拡大:113k)


関西のもぐもぐさんの関東出張に合わせて企画した矢倉岳行きだったが、
仕事の都合でもぐもぐさんが不参加となり、どうしようかと迷ったが、
代替案が思いつかなかったし、下山後の万葉うどんに惹かれたため、ひとりで矢倉岳へと向かった。

うっすらとガスった地蔵堂の駐車場に着いたとき、駐車車両はゼロ。
やはりこの季節だとハイカーは少ないのかなぁと思いながら支度をすませ、
足柄万葉公園を示す道標に従い、下山後のお楽しみの万葉うどんの脇を抜ける。
昨年秋、金時山に向かったときは林道を足柄峠に向けて登ったが、
今回は万葉ハイキングコースと呼ばれる、矢倉岳に近い山道を登ることにした。
小さな橋を渡って茶畑の脇を抜けると、植林脇の良く整備された道となる。


万葉うどんの脇を抜けてスタート

なだらかな登り坂をずんずん歩いていくと、それまでずーっとガスっていた空から、
太陽の光が差すようになってきた。そして、さらに登るとついにガスの上に。
車で東名高速を走っているとき、ガスの上に山頂を突きだした大山を見ていたので、
かなり期待していたのだが、やはり今日は雲海が見える!
こうなると早く富士山が見たくて、ついついペースアップ。だがなかなか現れない。
エアリアマップには記述がないが、あしかりの郷という公園?の外縁にある東屋を過ぎると、
植林の中の急登となる。掘れたり崩れたりしてかなり荒れており、
地面の上に顕わになった杉の根が痛々しい。踏み跡が錯綜しているため、
どこを歩いたらいいのか判らない中を適当に登っていくと、金時山へ続く稜線に到着。
ついに待ちに待った富士山が...と、あれ?見えないぞ??
コースは稜線の東側を巻くように付けられているため、
ほんの目と鼻の先にあるはずの富士山がまだ見えない。
結局、綺麗に富士山が見えるのは清水越えを過ぎ、矢倉岳への最後の登りでだった。
しかし焦らされただけに、背後に富士山が現れたときの感激はひとしお。
真っ青な空と真っ白な雲海。それに冠雪した富士山のコントラストは素晴らしく、
あとちょっとで山頂だというのに、ついつい振り返って同じような写真を量産してしまった。


矢倉岳から望む富士山(クリックで拡大:42k)


矢倉岳山頂は広いカヤトの草原で小さな櫓の展望台が設置されている。
さっそく展望台に登ると富士山の展望はもちろんだが、
雲海に覆われた小田原市とその上に箱根や丹沢の山々が浮かび、非常に幻想的だ。
しばらく展望を楽しんでいると、ひと組のご夫婦が矢倉沢側から到着。
そして万葉公園側からは途中で追い抜いたご夫婦ひと組と10人弱の団体が到着。
静かだった山頂は途端に賑やかになった。
下山後のお楽しみがあったので、今回の山頂での昼食は軽めに豚汁とおにぎり。
食後、名残惜しげにカメラ片手に山頂をうろついた後、矢倉沢へ向けて下山を開始した。


雑木林のなだらかな尾根道を下る

矢倉岳東尾根は多少ぬかるんで滑りやすいのが玉に瑕だが雑木林の快適なコース。
展望はなく反対側の富士山が見えるわけでもないが、
地蔵堂から足柄万葉公園への植林だらけのうす暗い道と比べたら雲泥の違いだ。
と、下からどんどんとハイカーが登ってきた。
中高年夫婦と団体が多く、特に30人近い団体とすれ違ったときは、
かなりの時間を待たされる羽目になった。
しばらくなだらかに下った後、急斜面のつづら折れを下ると舗装された道に出た。
茶畑のための農道なのだろうが、舗装路の急坂下りは辛いんだよなぁと思いながら、
嫌々下っていると、道端に思いがけず春の息吹発見。オオイヌノフグリとヒメオドリコソウだ!
この日はすっごく暖かく、(予報では四月上旬の陽気とか)
道端に花がないってのは違和感があるなぁ思っていたので、これには大感激!
久々にデジカメをマクロモードにして小さな花の前にしゃがみ込んだ。


小さな春の息吹(左:オオイヌノフグリ 右:ヒメオドリコソウ)

矢倉沢バス停からしばらくは地蔵堂へ向かって車道を歩く。
途中、山頂で出会ったご夫婦に車に乗っていかないか?と声をかけていただいたが、
足柄古道を歩いて地蔵堂に戻るつもりだったので丁重にお断りし、
足柄古道入口バス停から県道を離れて足柄古道に入った。
で、その足柄古道だが、ずーっと舗装林道となっており、ちっとも古道じゃない!
舗装路の脇の土手の上が歩道になっていて、舗装路を歩かなくてもすむが、
車道脇を歩いていることには変わりなく、
こりゃ送ってもらった方が良かったかなぁと、かなり後悔しながら単調な道を歩き続ける。
やがて急な階段が現れた。この階段を登らなくても地蔵堂へは行けそうだが、
展望台でもあるのかなと、あえてこの階段を登ってみると...なんだ墓地か...
で、墓地を過ぎて下ると三叉路に到着。ここには道標らしきものは全く無く、
どっちに進んで良いかかなり迷ったが、
エアリアマップにある三叉路だろうとあたりをつけて、尾根を下りる道を進むと、
昨秋、金時山から下山したときに通った、夕日の滝へと向かう道に合流。
その道を夕日の滝とは反対側に向かうと、やがて地蔵堂に到着した。
朝はガラガラだった駐車場には10台強の駐車車両で賑わっており、
急いで濡れたシャツを着替えて、ちょうどお昼時で混雑した万葉うどんに向かった。


【コースタイム】
地蔵堂 7:25…足柄万葉公園(手前の稜線) 8:20…清水越え 8:50…矢倉岳 9:05-9:50…
矢倉沢バス停 10:45…足柄古道入口バス停 11:15…地蔵堂 11:55


コースマップ(クリックで拡大:126k)

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