Trekking Reports 〜山歩きの記録

2003.1.19(日) 奥多摩入門コースを歩いとく?【棒ノ折山、高水三山 奥多摩】

岩茸石山頂から棒ノ折と歩いてきた稜線を望む

青梅線川井駅を目の前にして地図を忘れたことに気づいた。
今までいろいろと忘れ物をしたが、山に行くのに地図を忘れたのは始めての経験だ。
やはり入門コースということで、ちょっとなめていたのだろうか。
でもそこは良く整備された入門コースということで、なんとかなるだろう。(やっぱりなめてる?)
川井駅に到着すると、地図を忘れた影響がさっそく現れた。
なんとバス停がどこにあるかわからないのだ。とりあえず階段を下りて国道へ出ると、
信号のある交差点の向こうにハイカーの格好をした人が集まっていた。
で、しばらく待つとバスが到着。乗り込んだのは7人だったか。
奥多摩駅始発のバスなのだが、ここまでは誰も乗っていなかった。

バスで狭い車道を北上していくと、真面目に?歩いているハイカー多数。
なんでバスに乗らないのだろう。
この時間にこんな所を歩いていると棒ノ折に着くのはかなり遅くなるんじゃないか?
それとも別の目的地を目指しているのかなぁ。そんなのエアリアマップにはないんだけど。


奥茶屋キャンプ場で木橋を渡る

ともかくバスは15分ほどで終点の清東橋に到着。綺麗なトイレと自販機あり。
ここでまたもや地図無しの影響。取り付きがどこかわからないのだ。
とりあえず同じバスに乗り合わせた人が歩き出すのを待って、後ろを着いていった。
しばらくは舗装を北上し、奥茶屋というキャンプ場で木橋を渡ると山道となった。
スタートは急階段だが、その後しばらくは沢沿いを歩く。
有刺鉄線に囲まれた小さな畑はワサビのようだ。
その脇を縫うように進む登山道(兼作業道)は見事に凍結しており、
ダブルストックを駆使しながら恐る恐る進むと、
先行していたご夫婦(?)が休憩ついでに誰かと話している。
最初、ハイカーかと思って挨拶し、視線が足下にいったときにギョッ!鉄砲だ。
立ち止まらずに先へ進み植林の中の急階段を登っていると、
上の方でガサガサと音がしたかと思うと猟犬が飛び出してきた。
え〜っ!ハイカーが大勢歩いているこんなところで猟をしているのかとビックリ。
犬の方はかなり人なつっこい奴でおそわれる心配はなさそうだが、
急斜面を走り回らされたせいか、この寒空の下で終始舌を出してえらくしんどそう。
下からはハンターの声が聞こえてきていたが、ちょっと犬に同情してしまった。


棒ノ折までは植林の中の急登が続く

急階段はいったん終わってなだらかな尾根に出るが、すぐにまた植林の急坂となる。
なだらかになったところには見慣れた「関東ふれあいの道」の石の道標があった。
道標には奥茶屋から御獄駅まで11.4kmあり、これまで1.4km歩いたことが示されていた。
そっか。今日のコースはずーっと関東ふれあいの道のわけだ。
それにしても11km超とは意外と距離があったのね。

2回目の急坂を朝イチの有り余る体力にまかせて一気に登ると、あっさりと棒ノ折山に到着した。
だだっ広い山頂には山名標識に案内板に東屋に多数のベンチ。
北側の展望が素晴らしいが、この日は霞んでいてイマイチ。
それに地図がないのでどれがなんて言う山なのかサッパリわからない。
ここからの稜線はかなり凍結が酷そうだったので、
念のため持っていた4本爪アイゼンを装着し、適当に写真を撮ってから出発した。


棒ノ折山頂

棒ノ折から黒山へ向かう稜線はいきなりの急な階段で始まる。
しかも階段には3cm厚の氷でコーティングされており、
アイゼンがないとかなり気を使ったかもしれない。
実際、階段脇の数センチの積雪の上を歩いた跡もあり、苦労の様子が目に浮かぶ。
幸いにもアイゼンありの私は氷の上をざくざく下りていく。
で、下りていくと...あれ?凍結も雪も無し?
この後も凍結したりまったくの地道になったりを繰り返したので
アイゼンを外すに外せず、結局御獄駅前までアイゼンを着けたまま下りてしまった。
植林と自然林が交互に現れる気持ちの良い稜線を歩いていくと、
やがて黒山に到着。直前まで占領していた団体がちょうど出発したので、
空いたベンチに陣取って昼食とした。
メニューはおなじみの鍋焼きうどんに薄切りの餅を入れ、いなり寿司3つ。
ちょっと食い過ぎて、その後横っ腹が痛くなっちゃった。(笑)


凍結した稜線を歩く

黒山から岩茸石山までは無数の細かいアップダウンが連続する。
携帯伝言板で泥助さんに脅されていなければとてもしんどく感じたかもしれないが、
おかげで、どちらかと言えばあっさり岩茸石山手前のピークに到着した。
ただこの後、名坂峠への下りと岩茸石への80mの一気登りはちと堪えたが。

岩茸石山頂は北側の展望が良く、これまで歩いてきた峰々が一望できる。
靄が酷いせいで棒ノ折などはシルエットがうっすらと見えるのみだが、
そのおかげでえらく遠くから来たような錯覚が。ま、直線距離で4kmほどかな。
しばらく休憩していると最後の急坂で減少した体力も復活。
そうなると欲が出てきて、どうせなら高水三山の全てのピークに立ちたくなった。
ということで、関東ふれあいの道からそれて高水山へと向かうことにした。


岩茸石山頂

岩茸石山頂からはいきなりものすごい急坂を下る。
道も荒れ気味でこれを登り返すのは嫌だなぁと早くも挫け気味になった。
だが鞍部に下りきると巻き道との分岐が現れた。やった!登り返さなくてすんだ。
それにしても山頂に荷物をデポしないでよかったぁ。(笑)

誰ひとり歩いていない静かな稜線散歩をしばし楽しむと、
高水山山頂と巻き道との分岐に到着。山頂へ向かうとハシゴやクサリ場?のある
やや険しい登りとなり、やがて祠と妙なアンテナのある高水山頂に到着した。
雑木に囲まれ展望はイマイチだが綺麗なベンチが多数設置された広い山頂は、
休憩にはちょうど良さそう。ただアンテナがなぁ...

来た道を引き返し、巻き道を通って高水三山最後の惣岳山へと向かう。
これまでと違って巻き道が多く、お〜らくちんらくちんと進んでいくと、
最後の惣岳山への登りで、険しい岩登りが待っていた。
凍りついた岩場で滑らないようにアイゼンを利かせながら登っていくと、
大木に囲まれた広場の真ん中に青渭神社の社がポツンと建つ山頂に到着した。
どんより曇った天気も相まって、霊験あらたかというか、
なんとも言えない雰囲気で、1人でいると気味悪さすら感じる。
ということで早々に出発。植林の中のうす暗い道をどんどん下る。


青渭神社の社が建つ惣岳山頂

展望も見所も何もないので、ほとんど駆け下りるように下ると、
高水山へ寄り道している間に先行された団体に追いつき、風のように追い抜く。
途中、御獄ケーブルや雪化粧した奥多摩渓谷を望める鉄塔下の展望ポイントを通過し、
さらに相変わらずのうす暗い道を下っていくと、
あっくなく御獄駅近くの踏切前に飛び出した。

で、汗で濡れたシャツを着替えて、この日一番の目的(をい)である玉川屋に向かい、
腰のある田舎蕎麦に舌鼓。ついでに頼んだビールが大瓶で出てきたもんだから、
すっかり酔っぱらいモードで帰路についた。

お手軽にしてはなかなか骨のあるいいコースで、
下山後のお蕎麦も含めて思いっきり楽しめました。
関東在住のハイカーには知らぬもののいないほどメジャーな山ですが、
もし行っていない方がいらっしゃれば是非一度訪れてみては。


【コースタイム】
清東橋バス停 9:15…奥茶屋 9:25…棒ノ折山 10:30-10:50…黒山 11:20-11:50…
岩茸石山 13:05-13:15…高水山 13:35…惣岳山 14:30…御獄駅 15:20


コースマップ(クリックで拡大:236k)

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