Trekking Reports 〜山歩きの記録

2002.9.21(土)〜23(月) 鳳凰縦走東西合同オフ【鳳凰三山 南アルプス】

観音岳山頂でオベリスクをバックに記念写真

昨年、仙丈ヶ岳で初めて東西合同オフを行ったときに、来年は鳳凰だ!と話しており、
この日ついに実現となった。メンバーは関西から水谷さんともぐもぐさん。
関東からつむぎさんと彼女のOL登山委員会仲間のTさん、そして私の総勢5名。
直前の天気予報では曇りがちで雨マークも見られたが、広河原で北沢峠行きのバス待ち中には、
北岳がクッキリと見えており、否が応でも早川尾根からの大パノラマに期待が高まってきた。
甲府から広河原へ向かうバスは大混雑で、広河原まで2時間近くを立ちっぱなしの人も出る状態。
広河原ではあまりの人の多さに3台では間に合わず、定刻を待たずに第1便が出発。
甲府からのバスで到着した我々は先発したバスが戻ってくるのを待つ羽目になり、
北沢峠への到着が予定よりかなり遅くなってしまった。
そのため戸台口から入った関西組の水谷さんともぐもぐさんは、
予定では早く着いているはずの我々を捜して北沢長衛小屋までピストンされたとのことだった。

北沢峠で関西のお二人の出迎えを受け、バス停近くのベンチで支度してから北沢長衛小屋へ向かう。
いきなり下りから始まるってのは嫌だなぁとか話しながら林道を歩いていると、
つむぎさんが「帽子がない!」とザックを漁り始めた。
結局、荷物を置いてつむぎさんと水谷さんが北沢峠までピストン。帽子は無事に見つかり、
帰ってきた水谷さんが開口一番「キバナノヤマオダマキを見た」と嬉しそうに語った。
しまった、私もつきあえばよかった。


北沢峠をしゅっぱ〜つ

北沢長衛小屋前のテントサイトは色とりどりのテントで埋め尽くされており、なかなかの混雑ぶり。
北沢峠へ向かうバスで「北沢峠付近の山小屋はすべて満室で予約していない人は利用できない」
とのアナウンスがあったし、北沢長衛小屋を示す道標にも満室で飛び込み不可の張り紙があった。
9月とはいえ、さすが3連休の初日といったところか。
はたして我々の予約した早川小屋は大丈夫だろうかと思うと、ちょっと不安になってきた。
まさか、先週の赤岳展望荘再び!となったりしないだろうなぁ。

北沢長衛小屋前の水場で水を補給して、最初のピーク、栗沢山へと登りはじめた。
栗沢山へは仙水峠経由と直登の2種類のルートがあり、大半は甲斐駒へのルートでもある仙水峠へと
向かうので、我々が向かった栗沢峠への直登コースはほとんど人に会わない静かな道である。
のっけからの急登続きは結構しんどいが、シラビソの気持ちのいい森の中を登っていくので、
「これぞ南アルプス!」なんて、特に関西から参加のお二人は嬉しそうだ。

樹林帯に飽きてきて、森林限界はまだかー!と言いながら賑やかに登っていくこと2時間ほど。
いきなり視界が開けたと思ったら、先頭の水谷さんが歓声を上げた。
まるで雪を被ったかと思えるほど真っ白な山肌が輝く甲斐駒ヶ岳が、すぐ目の前に現れたのだ。
あまりの近さに、目を凝らすと大勢の登山者が急な斜面に取り付いているのが見えるほどである。
「うわぁ、すごい人だなぁ」「こっちはほとんどいないのにね〜」なんて話しながら、
しばらくの間、甲斐駒の雄姿に目を奪われた。


もうすぐ栗沢山だ

と、今度は水谷さんが「あれは槍が岳じゃないか」と遠くに霞む山稜を指さした。
本当だ本当だと語る一同の中で、目の悪い私はよく分からずにキョロキョロしていると、
水谷さんは手持ちの双眼鏡を貸してくれたので、ようやく確認。
雨じゃなきゃいいやという天気の中でこれほどの遠望が楽しめるとは本当に感激だった。

栗沢山山頂に近づくと岩場が続くようになるあたりは、
マイナーとはいえ標高2700mを超す南アルプスの高山である。
すでに色づき始めたナナカマドの葉を眺めながら登っていくと、やがて栗沢山に到着した。

栗沢山はまさに360度遮る物のない大パノラマの展望台。
荒々しい岩肌を見せる男性的な甲斐駒と、なだらかな稜線を大きく広げる女性的な仙丈ヶ岳が、
競い合うように聳えており、やや遠方には北岳が鋭角的なピークを空に突き上げている。
そして、これから向かう鳳凰三山の象徴、地蔵岳のオベリスクが遙か彼方に見えていた。


対照的な姿を見せる仙丈ヶ岳(左)と甲斐駒ヶ岳(右)

大パノラマを楽しみながら簡単に昼食をすませ、甲斐駒をバックに集合写真を撮った後、
早川尾根の縦走をスタートした。
早川尾根は岩陵とハイマツが続く。花は思ったより少なくちょっとガッカリだが、
それを補って余りあるほどの展望があるので、それは贅沢というものか。
だがハイマツに混じり多くのシャクナゲがあるので、初夏には雲上の楽園になるのだろう。

なんどか岩登りを繰り返し、両手を使った登りを強いられるところもあるが、
それほどの危険箇所はなく、むしろ縦走にメリハリを与え、楽しませてくれる。
そしてアサヨ峰への急な岩場を登り切ると、再度先頭を行く水谷さんから歓声が上がった。
晴れてはいたが、雲も多くほとんど諦めていた富士山が雲の上に浮かび上がっていたのだ。
鳳凰三山と北岳の間に浮かぶ富士山はしんとしたたたずまいで、なんとも幻想的。
それも意外なほどの大きさを伴っており、こんなに近かったのかと頭の中で位置関係を確認した。


鳳凰三山と富士山

そしてこの日の最高峰、アサヨ峰に到着。ここも栗沢山に勝るとも劣らない展望台。
甲斐駒や仙丈は若干遠くなったものの、栗沢からは見えなかった富士山が見えるため、栗沢山以上か。
すると今度は、「あれが早川小屋じゃないか」と、つむぎさんが指さした。
そちらを見ると、ここからかなり低く遠いところの樹林帯に小さな切り開きと屋根の一部が見えた。
地形的にも確かに早川小屋に間違いないが、はるか彼方、それも下の方に見える今日の目的地に、
うわぁ、こりゃ大変だ!のんびりしてる場合じゃないと、立ち去りがたい展望台を後にした。

アサヨ峰からは下る下る。せっかく登った高度をどんどんはき出し、
森林限界を突き抜けて樹林帯に入ったところでようやく鞍部に到着。
そして軽く登り返すと、再度足下は岩場となり、ミヨシノ頭に到着。
ちょっと踏み跡が不明瞭になり、うろうろしているときに、正面から単独男性がやってきた。
前日、薬師小屋に泊まったという男性は、このまま北沢峠まで行って小屋に泊まる予定だという。
今日は大混雑で予約がないと泊まれないんじゃないか。引き返して早川小屋に行こうと誘ったが、
引き返すのは辛いからと、アサヨ峰へ向けて登っていった。

ミヨシノ頭を過ぎると、ものすごい急坂下りとなる。
尾根上からやや外れて、真っ逆さまに下っていくので、
「気が付いたら広河原だったらどうしよう」なんて軽口を叩きながら下っていくものの、
いっこうに鞍部が見えてこないので、広河原はともかく、道を外していないかと不安になってくる。
膝に不安のあるつむぎさんも若干遅れがちになり、鞍部はまだかと待ち望みながら下り続けると、
ようやくぬた場の跡がある小さな広場の鞍部に到着した。
振り返るとミヨシノ頭の斜面がまるで壁のようだ。このあたりでしばらく休憩した後、
これが本日最後の登りだ!と思いながら、登り返しをスタートした。


色づくナナカマドの道を行く

50mほど登って小さなピークに到着。早川小屋手前のピークである早川尾根ノ頭には三角点がある
というもぐもぐさんの言葉に従って探すも、三角点らしき物はない。
そうこうするうちに下りとなり、これを下ると小屋が見えるかと目をこらすも、いっこうに現れない。
そして小屋が現れないまま、再度登り返しとなる。
こういったことをもう一度繰り返した後、ようやく三角点を発見した。
この偽ピークに一喜一憂した樹林帯の稜線も辛いだけではなく、この日初めてのお花畑であり、
真っ白なヤマハハコや、それに似て黄色のイワインチン、それにトリカブトやアキノキリンソウ
などの秋の花々と共に、真っ赤に紅葉したナナカマドの葉が、なんとも素晴らしかった。

三角点のある早川尾根ノ頭をダーッと下るとようやくこの日の目的地早川小屋に到着。
結局、エアリアマップの参考タイム5時間のコースに、休憩時間込みとはいえ7時間半も
かかってしまった。確かにのんびりモードで歩いたにしても1.5倍はかかりすぎ。
エアリアマップの参考タイムがちょっと厳しすぎません?>昭文社さん


早川小屋

こぢんまりした小屋の前には、数張りのテント。今日の泊まり客数を聞くと予約しているのは、
我々を含めて8人とのことで、こりゃラッキー!翌日はやや多いとのことだったので、
我々と反対に夜叉神から登って北沢峠へと下る人の方が多いのだろう。
赤く染まる夕暮れの空を眺めたりして夕食の時間を待っていると、
ミヨシノ頭付近で出会って北沢峠へと向かったはずの男性がいきなり現れた。
我々の話を聞いて不安になり、アサヨ峰から携帯電話で小屋に電話をかけまくったが軒並み断られ、
どうしようか悩んだあげく、確実に泊まれる早川小屋まで引き返してきたのだった。

早川小屋の食事はとってもGOOD。山小屋なのに海の幸が妙に多かったのは謎だが、
ご飯はツヤツヤ、おかずも手が込んでいて、みんな大満足。ついでに水谷さん持参の日本酒を片手に
大盛り上がりの夕食となった。夕食後は小さな音楽会が開かれ、
南米の民族楽器ケーナのやさしい音色が暮れゆく南アルプスの峰々に響きわたった。

翌朝、目が覚めると外は曇っていたものの、雨もガスもなし。
雨はともかくガスぐらいは覚悟していたので、これには本当にラッキー。
朝食を早々にすませて、まだ薄暗い中、お世話になった小屋を出発した。

昨日のように晴れ間はなく、どんより曇ってはいるものの、遠望は昨日より良いようで、
昨日は双眼鏡でようやく確認できた槍が岳が、この日は裸眼で確認できた。
また野呂川の流れる谷筋は雲海に覆われ、遠くは雲海上に八ヶ岳がその荒々しい峰々を突き出し、
なかなかの見晴らしである。かなり近づいた北岳にはまったくガスはかかっておらず、
この日の当面の目的地である、地蔵岳のオベリスクもかなり近くに見えていた。


白峰三山

早川小屋からちょこっと登ると、下る下る、どんどん下る。
昨日の最高峰、アサヨ峰からどれほど下ったんだろうとうんざりしていると、
この早川尾根縦走コース中で最も標高の低い、広河原峠に到着した。
ここからは急坂の登り返しとなり、登り切ると赤薙沢ノ頭。
あいかわらずの大展望で、次のピークである高嶺が意外なほどの近さにそびえている。
この日の最大の難関はこの高嶺への300m超の登り返しだと思っていたので、
それほど大したことがないかなぁなんて見ていたが、白鳳峠へと下るたびに高嶺の高さが増し、
(当たり前)白鳳峠に下り立つと、正面にでっかい壁となって立ちはだかってしまった。

さて白鳳峠である。当初の計画では広河原からここを経由して鳳凰三山へと向かう予定であり、
早川尾根の最終地点でもあるこの峠に到着したことは、
樹林帯の静かなどこにでもあるような峠ではあるが、なんとなく趣深い。
すごい難路と聞いている広河原へと続く道を覗いてみたりして、
しばらく休憩した後、高嶺への急登を開始した。


岩場を登ると高嶺はもうすぐ

高嶺への急登は二段階に分かれており、最初はハイマツの中の急坂である。
背後はこれまで歩いてきた早川尾根と甲斐駒の見晴らしが素晴らしく、
右手には北岳、所々には紅葉したナナカマドと、ついつい立ち止まってカメラを構えてしまう。
足下に真っ赤になったコケモモが現れ始めると、最初の急登は終了。
ちょっとした肩を経て、今度は先ほどよりさらに急な岩登りとなる。
早川尾根とは異なり、すれ違う人が増えてきたため、行き違いで時間がかかるものの、
適度な休憩になるので、こっちのほうがありがたい。
そして意外とあっけなく高嶺の山頂に飛び出した。

高嶺からは次のピークに隠されてオベリスクの一部しか見えないものの、
鳳凰三山の最高峰、観音岳が遮るもの無く谷を挟んだ向かいに大きくそびえており、
背後には白峰三山が縦に並んでいる。ここからしか見られない雄大な景観には大満足だ。
そして富士山はというと、上空の雲と雲海に上下を覆われて中腹の一部分のみがチラッと覗いていた。

休憩をかねてしばらく展望を楽しんでいると、今までなんとか保っていた雨がついにぱらついてきた。
まだ小雨程度なのでこのまま行くかどうかちょっと迷ったが、
この後良くなる見込みはなかったので、ここで雨具を着込み、ザックカバーを付けた。

高嶺からは、またもや岩場を一気に下り、下った分を一気に登り返す。
すると足下はまるで海岸のような真っ白な砂に覆われた岩場となった。
花崗岩の風化した砂とのことだが、こんな山の上に砂浜のような景色が広がる様はなんとも異様。
そして砂を踏みしめながら岩場の巻き道をたどって再度稜線上に出ると、
目の前にあこがれのオベリスクがドーン!と現れた。
ガイドブックなどの写真でさんざん見たオベリスクとなんら変わることはないが、
実際に見るとやはり感激。特に赤く色づいたコケモモをまとった様はさらに素晴らしかった。


地蔵岳のオベリスク

このオベリスクを見下ろす赤抜沢ノ頭ではすでに多くのハイカーが休憩しており、
オベリスクへピストンしている人の物と思われるザックもたくさんデポされていた。
私としてはすぐにオベリスクへと向かいたいところだが、この時ちょうど雨がやんでいたので、
今のうちにと、適当な場所を陣取って食事の準備を始めることにした。

食後、ザックをデポして待望のオベリスクへ向けて出発。
鞍部に下り立つと、賽の河原と呼ばれる砂の広場となっており、
所々でハイカーがレジャーシートを広げてくつろいでいる。
2700mの高山というより、まるで町中の公園のような風景だ。
ここで待っているという、つむぎさん、水谷さんを残して、
もぐもぐさん、Tさんと私でアタック隊を結成。勇躍オベリスクへと向かった。

下から見るとそうでもないが、登ると意外と急坂の岩場続きでけっこう大変。
でもようやく基部にたどり着いたところで、我々の直前の三人組が岩場で動けなくなった一人を
なんとかしようと四苦八苦しており、しばらく立ち往生を強いられた。
その様子を賽の河原から見ていた二人が、「時間がかかりそうだから、
その上へ行くのはやめて雨が強くならないうちに小屋へ入ろう」と下から叫んだため、
アタック隊は敢えなく登頂を断念して引き返すことになった。


オベリスクを直下から見上げる

地蔵岳から観音岳までは岩場続きで急な上り下りを繰り返すなかなかの難路。
特に雨に濡れた岩や木の根は滑りやすくかなり気を使うため、よけいにしんどい。
急坂を登るたびに、観音岳じゃなーい!と何度もガッカリさせながらも歩き続けると、
ようやく観音岳の見えるピークに到着。そこから大岩が積み重なった観音岳山頂を目指して進むと、
やがて鳳凰三山最高峰、三山中唯一三角点のある観音岳に到着した。

観音岳からはオベリスクとその先、アサヨ峰までの早川尾根が一望でき、
昨日今日で歩いてきた長大なコースを眺めていると達成感がわき上がってくる。
またこれ以降これより高いところに登らなくてもいいんだという安心感も少々。
さぁ出発しようというメンバーに声をかけ、オベリスクをバックに集合写真を撮った。

観音岳から薬師岳は大したアップダウンもなく快適な稜線歩きをへてあっさり到着。
妙に広々とした山頂には大岩が点在し、独特の雰囲気を持った山頂である。
ガスの切れ間に覗いた北岳をバックにここでも記念撮影。
そして薬師岳を後に、ちょっとした急坂を下って樹林帯に突入すると薬師岳小屋に到着した。
トイレ休憩の後、さぁ後は南御室小屋まで下りだけだと出発すると、なぜかどんどん登り続ける。
そして岩場の登りを過ぎると、ピークに到着。後で調べると砂払岳というピークとのことだが、
もう下りだけだと思いこんでいただけに、えらく疲れた。

砂払岳からは正真正銘下るだけ。しばらくはなだらかな樹林帯の道が続くが、
いきなり急な砂岩の斜面となり、階段状に足場が掘られた急斜面を下っていくと、
ついに二日目の目的地、南御室小屋に到着した。


南御室小屋

この小屋は前日のこぢんまりした早川尾根小屋とは一変、100人以上宿泊可能な大きな小屋。
でも、やはり宿泊客は少なく、夕食をご一緒したのは我々を含めて14人程度だった。
もう縦走は終わったといった様相の水谷さんともぐもぐさんは、すっかり宴会モードで、
ワンカップやビールをどんどん空け、すっかり酔っぱらいと化し、同宿の女性グループと
一緒になって大騒ぎ。賑やかなまま夜は更け、消灯前には騒ぎ疲れて高いびきとなった。

翌朝、関西へと帰る水谷さんともぐもぐさんは、夜叉神峠から戸台口まで三本のバスを乗り継いで
向かう必要があるので、我々関東組より一時間早く出発。
関東組は夜叉神峠12時前のバスに間に合えばいいので、客が出払った小屋でのんびりしていたが、
自家発電が止められ、電気が消えたのを契機に支度を始め、
ややガスっぽい樹林帯の道を夜叉神峠に向けて出発した。

基本的によく整備されたなだらかな尾根道はとても歩きやすく、
こりゃ早く着きすぎちゃうなーなんて言いながら歩いていると、樹林帯が切れた辺りでは花が多く、
時間に余裕があるという意識も手伝ってカメラ片手に超スローモード突入。
キオンやアキノキリンソウ、ヤマハハコなど昨日までさんざん見てきた花が多かったが、
ヒメシャジンによく似た花を足下に一株だけ発見。
違いはよく分からなかったが特産種のホウオウシャジンということにした。(をい)
二日間、ほとんど花に見放されていたので、思わず有頂天でTさんに花の解説をしながら下り、
大満足だったのだが、右手に見えるはずの白峰三山は完全にガスのスクリーン状態。
まぁ昨日までさんざん見てきたんだからと、余裕があったら立ち寄ろうと話していた、
大展望の辻山もあっさり諦めて、足下の花ばかり探しながら下っていった。


樹林帯のなだらかな尾根道が続く

かなりの距離があったはずだが、気分的にはあっというまに夜叉神峠に到着。
全く見えない白峰三山の方向を呆然と見つめる数人のハイカーを気の毒そうに見ながらも、
エゾリンドウやウメバチソウ、マツムシソウなどに嬉々として飛びつき写真撮影。
呆れて先に行く二人に置いて行かれそうになりながら夜叉神峠を出発した。
ここからバス停のある夜叉神峠登山口までは薄暗い樹林帯の広いハイキングコースだが、
ここも花が多く、特にゴマナなどのキク科の花やトリカブトがこれでもかというほど咲いていたので、
引き続きお花モードで下山。他にキバナアキギリやサラシナショウマ、アキチョウジなどを
見つけることができた。
で、時間が有り余っていたはずなのに、結局バス時間の50分ほど前に夜叉神峠のバス停に到着。
やってきた甲府行きバスに乗って芦安温泉で途中下車。三日分の汗を流してから帰路に就いた。

昨年の仙丈ヶ岳に引き続き、東西合同オフ第二弾、それも山中二泊+前夜泊という長丁場でしたが、
特に心配された天気も大きく崩れることはなく、本当にすばらしい3連休を過ごすことができました。
道中ではまた来年もやろうなんて話も出てましたので、
今回参加できなかった方、来年には是非ご一緒しましょう。

この日出会った花たち
クリックでこの日出会った花たちの写真がご覧になれます。

【コースタイム】
北沢峠 7:50…栗沢山 10:50-11:10…アサヨ峰 12:25-12:55…早川小屋 15:25-(泊)-5:55…
広河原峠 6:20…白鳳峠 7:40…高嶺 8:55-9:15…赤抜沢ノ頭 10:00-10:40…
賽の河原付近 10:45-11:05…観音岳 12:30-12:50…薬師岳 13:20-13:30…薬師小屋 13:40-13:50…
南御室小屋 14:35-(泊)-6:50…苺平 7:20…杖立峠 8:50…夜叉神峠 10:05…夜叉神峠バス停 11:00


なお、この時ご一緒した水谷さんはご自身のホームページでこの時のレポートをアップされています。
ぜひ併せてご覧下さい。

水谷さんのホームページ「関西の山々」
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