Trekking Reports 〜山歩きの記録

2002.8.11(日) 真夏の筑波山侮り難し【筑波山 茨城県つくば市】

ガマが睨むつつじヶ丘登山口

このところ腰の調子がイマイチだったので、今週は山は自粛と思っていたのだが、
あまりの天気の良さに部屋でじっとしておられず、近場でお手軽の筑波山に向かった。

当初はつつじヶ丘からロープウェイで登って、歩いて下山するつもりだったのだが、
渋滞を避けて早めに出発したため、ロープウェイ営業の1時間前に着いてしまったので、
ゆっくりと歩いて登ることにした。
ま、状態がまともなら標高差400足らず、コースタイム1時間半の超お手軽コースではあるのだが。

しばらくは日陰のない尾根の急登で、えらく暑かったが、
ある程度登ると風が吹き始め、そのうち林の中に入るので、暑くて困るというほどでない。
不安のある腰の方は、最初のうちは違和感があったのだが、そのうち痛みはすっかり解消。
やっぱり山は病院ですね。(^^)v

道ばたには意外なほど花が多く、日なたではヘクソカズラ、シモツケ、オトギリソウ、
ミヤマトウバナ、ムラサキツメクサ、ニガナなど。
日陰では、キツネノボタン、ヒヨドリバナ、コバノギボウシ、ヤマジノホトトギスなどが咲いていた。

次々と奇岩が現れる(左から出船入船、北斗岩、大仏岩)

弁慶茶屋で筑波山神社からのコースと合流すると、筑波山名物の多くの奇岩が現れ、
それぞれに名前がつき、祠が奉られているあたり、古くからの信仰の山を感じさせる。

そして奇岩を眺めながら登っていくと、あっけなく女体山山頂の社の裏に出た。
しばらく女体山山頂の露岩でだだっ広い関東平野が広がる展望を楽しんでから、男体山の方へと出発。
女体山と男体山の間のコルは御幸ヶ原と呼ばれ、多くの茶店が建ち並ぶ観光地。
さすがにこの暑さなので人出はイマイチ。それでも子供連れが多いのは夏休みだからだろう。
また、このあたりはコバノギボウシが所々でお花畑をつくり、
ゲンノショウコやキンミズヒキなども目立っていた

女体山山頂の露岩

御幸ヶ原を素通りして男体山へ向かい、途中から男体山を一周する自然研究路へと入った。
立身岩からの素晴らしい展望をしばし楽しんで先へ進むと道標のない分岐が現れ、
一方は山頂方面へと続いている。
ここまで結構登っていたので、一周してから男体山に登り返すより楽できるかと、
ここから男体山の山頂へ向かうことにした。

男体山山頂にも女体山と同様に社があるものの、展望は柵越しの南側のみ。
ちょっとだけ休憩してから、再度自然研究路へと戻り、周回の続きを再開。
するとルートはどんどん下り、この後の登り返しを考えると、来るんじゃなかったと後悔気味に..
と、道端を見るとソバナがいっぱい咲いており、
風に揺れる花に悪戦苦闘しながら写真を撮っていると、今度はヤマジノホトトギスを発見。
さらに先へ進むと今度は谷側の薄暗い斜面にタマガワホトトギスを発見した。
いやぁ、自然研究路の周回コースを選択して大正解でした。(^^)v

茶店が建ち並ぶ御幸ヶ原

やがてほとんどなんの前触れもなく、御幸ヶ原の営業していない茶店の裏に飛び出した。
スタートが男体山へと登る途中からなので、ゴールの方がちょっと低い。
最後はあっけなかったが、おかげで大した登り返しがなく、ちょっと得をした気分だ。

で、御幸ヶ原の茶店の一軒に駆け込んでかき氷を注文し、しばしの涼を楽しみ、
女体山へ登り返してロープウェイ駅へ。
15分ほど待ってやってきたロープウェイに乗りこみ、たった6分でつつじヶ丘へと到着した。

もしかしたら富士山が見えるかもという目論見は外れましたが、
予想外に花が多く、真夏の低山にしては、結構楽しめました。
幕張から車で2時間という近さにあることも再発見しましたし、
時間がないときとかに、ちょくちょく通ってもいいかなと思ったりして。

この日出会った花たち
クリックでこの日出会った花たちの写真がご覧になれます。

【コースタイム】
つつじヶ丘 8:15…弁慶茶屋 9:00…女体山 9:40-9:55…男体山 10:35…
御幸ヶ原 11:20-11:35…ロープウェイ駅 11:45
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