Trekking Reports 〜山歩きの記録

2002.7.25(木) 尾瀬再訪 〜広大な尾瀬の端から端まで【尾瀬ヶ原、尾瀬沼】

尾瀬ヶ原のニッコウキスゲと燧ヶ岳

6時の朝食時間直前に起床。結局10時間以上睡眠したわけで、
前日の夜行バスでの寝不足を一気に解消し、軽い筋肉痛の足を引きずりながら7時前に出発した。
この日は山ノ鼻から尾瀬沼まで尾瀬の端から端を歩き通す長丁場。
ま、山に登る訳じゃないから楽勝だろうと軽く考えてスタートしたものの、
見晴までまっすぐ続く木道のあまりの長さに、いきなり辟易させられる。
正面に大きく見えている燧ヶ岳がいっこうに近づいてこないのだ。
まだ着かない、まだ着かないと考えていると精神的に堪えるので、
とりあえず先のことは考えずに木道脇に咲く花を楽しみながら歩くことにした。
主役はニッコウキスゲだが、すでに終わりかけで、部分的に残っている群生も枯れ花が目立つ。
しかし、その足りない分の黄色をキンコウカが補填をしている。
また、ワレモコウやノアザミ、オオシモツケなどが風に揺れる様も尾瀬らしさを演出する。

尾瀬ヶ原のど真ん中に位置する牛首

途中、燧ヶ岳をバックにニッコウキスゲの写真を撮っているときに、
単独行の男性が笑いながら挨拶してきた。最初、特に気にせず挨拶を返すも、顔をよく見ると...
同じバスで来て一緒に至仏に登った男性だった。
奇遇ですねぇと隣のベンチに腰掛けて、至仏以降の行動を話し合い、尾瀬の素晴らしさを称え合った。
ちなみにこの男性は、至仏登山後いったん鳩待峠へ戻りアヤメ平に登り返してから竜宮へと下り、
東電小屋に泊まった後、見晴を経由して鳩待峠へと向かっている最中だった。
40年ぶりの尾瀬で登山自体も久しぶりという話だったのに、たいした脚力である。

ようやく見晴に到着すると、真っ先に休憩所に飛び込んでアイスコーヒーを注文。
涼しい風の中、尾瀬の美味しい水で入れたコーヒーをゆっくりと飲み、至福のひとときを過ごした。
そしてこれからがこの日最大の難関。尾瀬沼への登りである。でも難関とはいえ、標高差は250m程度。
楽勝だろうとこれまた軽く考えていたが、これまた大間違い。
確かに急な登りはないものの、だらだらした登りが延々と続き、
なんでこんなにというほど疲労を感じる。
反対から来た人に「もうすぐですか?」と聞くたびに「まだまだですよ」と失笑された。
薄暗い樹林帯の中の道は花も少なく、小さくて鮮やかな黄色のキツネノボタンと、
ややくすんだ黄色のタカネニガナがやたらと目立ち、
あとはゲンノショウコやキツリフネなどが目につく程度。
こんなの尾瀬じゃないやいと毒づきながらも、黙々と歩き続けるとようやく白砂峠に到着。
そして峠を越えてちょっと下ると、正面にニッコウキスゲが咲き乱れる湿原が見えてきた。
「おっ!もう尾瀬沼か!」と思ったがハズレ。白砂湿原である。
ここのベンチでしばらく休憩したのち、(あとで聞くと熊がよくでるポイントだとか。)
再度、樹林帯を抜けると茶屋が現れた。今日の昼食にと目論んでいた、沼尻そば屋である。
さっそく注文して、出てきた蕎麦は冷や麦のように断面が丸く変わった食感。
それに薬味もわさびではなくて南蛮というもので、これもちょっと変わっている。
でも食べてみると、評判だけのことはあってさすがに美味く、あっというまに平らげてしまった。

沼尻から尾瀬沼を眺める

そば屋から歩き始めるとすぐに沼尻の休憩所に到着。
やや混雑していたが、強引に場所を確保し、今度はホットコーヒーで一息。
快晴の空の元、きらきら光る尾瀬沼の湖面を眺めながら、
心地よい涼やかな風を一身に浴びて、心底くつろいだ。

沼尻から尾瀬沼を時計回りに進むと、小湿原と樹林帯が交互に現れる。
カラマツソウやオタカラコウの写真を撮りながら木道を歩いていくと、
ついにこの日のハイライト、ニッコウキスゲの大群落で有名な大江湿原に到着する。
盛りは過ぎたとの話だったが、とてもそうは思えないほどの花・花・花。
近くは無数のニッコウキスゲが咲き乱れ、遠くは完全に黄色に染まっている。
なんとかこの光景を写真で表現できないかと、カメラを抱えて右往左往。
気が済むまでニッコウキスゲの大群落を楽しむと、今度は別の花が見たくなってくる。
ということで、平野家のお墓があるヤナギランの丘に足を延ばすことにした。
ちょうどテレビ局が取材の準備をしている脇を抜けて小高い丘に向かうと、
ヤナギランの群生が現れた。ただ時期はまだ早かったようで咲いているものはちらほら。
ただ丘は多くのヤナギランに囲まれているので、満開時にはさぞかしと想像される。
ただ、ヤナギランとニッコウキスゲを同時に楽しめるという意味ではベストのタイミングかも。

黄色に染まった大江湿原

ヤナギランの丘をあとにし、長蔵小屋に到着すると周囲は小学生で非常に賑やか。
どうやら林間学校とぶつかってしまったようだ。
チェックインを済ませて指定された部屋に向かうと、二段ベッドの部屋だった。
一番乗りの特典で私が好きなところに陣取ると、やがて同室の方々が到着。
最終的に8人部屋に6人が入ったが、ベッドのおかげでこの日もゆっくりと眠ることができた。
なお、行動中は快晴に恵まれたこの日も夕方には雨が降り出した。明日は雨かなぁ...
この日出会った花たち
クリックでこの日出会った花たちの写真がご覧になれます。

【コースタイム】
山ノ鼻 7:10…牛首 8:00…竜宮 9:00…見晴 9:50-10:05…沼尻そば屋 11:50-12:20…
沼尻 12:25-12:45…大江湿原(ヤナギランの丘) 13:50…長蔵小屋 14:20
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