Trekking Reports 〜山歩きの記録

2002.4.28(日) お花の殿堂!春の鈴鹿オフ【御池岳 鈴鹿】

御池山頂での集合写真(写真提供:アーリーバードさん

前日に大垣で宿を取り、集合場所の西藤原駅に向かっていると、もぐもぐさんからの電話が鳴った。
まだ集合時間の30分前だというのに、すでに私以外の全員が集合しているとのこと。
低徘関西支部では1時間前集合がオフの名物なのだ。
集合時間の20分前なのになんとなく遅刻したような気分で西藤原駅に到着した。

この日は低徘オフで目的地は鈴鹿の御池岳。
メンバーは世話役の水谷さんは奥さんと友人のあかぎさんを連れて参加、
低徘メンバーではもぐもぐさん、WeekendMasterさん佐竹さんの7名。
また低徘東海支部のアーリーバードさんと内田さんが総勢10名で別ルートから登り、山頂で合流予定。
その上、低山徘徊派の主宰、あきゆきさん夫妻も別ルートで御池を目指すとのことになっていた。
ということで、うまくいけば最終的に総勢19名の盛大なオフとなる上、
鈴鹿と言えば春の花で有名なので、この春の花探訪山行の集大成にもなるだろう。

まずは5台の車を連ねて鞍掛峠方面へと進む。さすがに鈴鹿が最も混むGW中の鈴鹿だけあって、
駐車場やちょっとした空きスペースは完全に満車状態。
下山予定のコグルミの谷登山口付近で2台を路駐して、3台で今回の登山口となる鞍掛峠へ向かった。
鞍掛トンネルの三重県側の駐車場は満車状態で路肩まで車が溢れていたが、
不思議なことに滋賀県側の駐車場はまだかなり空きスペースがあった。
周回コースを取るなら三重県側に下りるしかないので、滋賀県側の駐車場は人気がないのだろうか。

支度して、まずは暗い植林の中を鞍掛峠に向けて登る。
それほどの急登でもないが、植林帯を抜けるとさっそくお花畑の鈴鹿の片鱗が現れる。
ハコベやヤマエンゴサクにネコノメソウ、そしてもう枯れかけのカタクリを見つけるたびに
立ち止まってはカメラを向けるので、なかなかペースは上がらない。
そしてヤマルリソウを見かけるとやがて鞍掛峠に到着した。

鞍掛峠

鞍掛峠からはカタクリのお花畑。
やや終わりかけといった印象だが、それでも綺麗な個体も残っていてここでも撮影待ちで行列。
他にもエンレイソウやキクザキイチゲなどが咲いており、ここはまだお花畑の範囲外という、
鈴鹿に詳しいメンバーの言葉も耳に入らず、お花見モードで大はしゃぎだった。
天気が今イチで展望は全くなかったものの、目的は展望じゃないので全く問題なし、
周囲が背丈ほどのササの回廊となり、その先にピークが見えてくると、やがて鈴北岳に到着した。

鈴北岳ではすでに多くの人がくつろいでいたが、
ここで落ち合う予定だったアーリーバードさんのグループはまだ来られていないようだ。
携帯電話は圏外だったので、とりあえず11時まで休憩ついでに待ってみることになった。
山頂からの展望はガスでほとんど得られないが、それでも小さなピークが2つ。
2年前に低徘オフで登った鈴が岳が見たかったので、ちょっとガッカリしていたが、
地図を確認すると見えていた小さなピークのひとつが鈴が岳と判明。
思ったより近かったのでまさかと思ったが、
鈴が岳と鈴北岳はヒルコバを挟んだお隣同士なので、こんなものなのだろう。
こうなると、その先へと続く稜線も見たいところだが、さすがにそれは叶えられなかった。

11時を過ぎてもアーリーバードさんのグループは現れなかったので、
仕方なく先へと進むことにして、まずはカルスト地形が特徴的な通称日本庭園へと入る。
ここではいたるところで大勢のハイカーがビニールシートを広げてくつろいでいる。
視界を遮る木々は少なく、だだっ広い広場には心地よい風が吹き、
のんびりするのにとても良いところだ。
また、所々にはスミレが咲いており、踏んづけないように注意しながら歩く必要がある。

だだっ広い日本庭園

ここからは一般ルートから外れ、今回はご一緒できなかったが鈴鹿に詳しい隠れ里さんの
お勧めのバリエーションルートをたどる。
当然道標などはないので、地形を見ながらあそこかなぁとメンバーで話し合い、
目的の方向にある小高い稜線に向かって、薄い踏み跡を辿っていった。
ややヤブっぽいところもあるが、スネより低いのでそれほど問題になるヤブではない。
それよりも、いたるところで咲くネコノメソウを踏まずに歩くことの方が苦労した。

やがて岩場が現れた。その向こう側は絶壁になっており、恐々岩の上に登ってみると、
ガスのせいでシルエット状態ではあるものの素晴らしい展望台となっていた。
特に名前が書かれていたわけではないが、たぶんここが西のボタンブチなのだろう。
また、岩の脇にはヒトリシズカが群生しており、一同歓声を上げた。

西のボタンブチからも相変わらずヤブっぽい道をニリンソウやネコノメソウを避けながら歩く。
と、唐突に水谷さんの携帯が鳴った。
アーリーバードさんからの電話で、鈴北岳に到着したとのことだった。
これなら御池岳山頂で落ち合えるのでとりあえずひと安心だ。

西のボタンブチから絶景を楽しむ

バイケイソウの斜面を登っていると、周囲にはニリンソウによく似た葉っぱが一面に生えていた。
当初はイチリンソウじゃないかと話していたが、最近テレビなどでニリンソウとトリカブトを
間違って食べるという事故を報道されていたので、トリカブトじゃないかという話になった。
トリカブトの花季は秋なので正解はわからないが、
もしこれらがトリカブトなら秋にはすごいトリカブト畑になるだろう。
そうなると、秋に長期休暇がないのがなんとも残念だ。

あいかわらずのバイケイソウの中を歩いていくと、斜面がなだらかになって露岩が現れる。
と、前の方を歩くメンバーから歓声が上がった。
お?何ごとかと先へ進むと、そこにはあきゆきさん夫妻の懐かしい顔が。
そこで歓談しながら、アーリーバードさんのグループを待つことにした。
御池岳は鈴鹿でも非常に有名な山なので、山頂は公園化されているだろうと想像していたが、
所々に露岩があって雑木が立ち並び、ベンチひとつ設置されていない、自然溢れる山頂だった。
たださすがに人は多く、座る場所を探して少し苦労することになった。

食事も終わり、アーリーバードさんはまだかなぁと言っていると、大勢のグループが現れた。
アーリーバードさんらしき人は見かけなかったが、どうやらそのグループらしい。
そしてしんがりからアーリーバードさんが到着。
これで予定通り19人の大所帯になったので、全員集まって集合写真を撮影した。

下山はコグルミ谷へと向かう。こちらも瑞々しい緑のバイケイソウの中の急坂だが、
よく踏まれているので、登りのときとは違ってこちらはヤブではない。
ただ土の急斜面は滑りやすいので、やや慎重に足を進める。そして御池岳分岐に到着。
東へ向かうと日本庭園を経て鈴北岳。西へ向かうと真ノ谷を通ってコグルミ谷へと続く。
真ノ谷沿いの道はニリンソウやエンレイソウなどを見かけるものの、その絶対数は少ない。
水たまりのような池をのぞき込んだりしながら歩き続けると、コグルミ谷分岐に到着。
ここから谷を外れて尾根を乗り越えるように高巻き道を進む。
このあたりからちらほらとカタクリが現れ始めるが、皆盛りを過ぎてくたびれたものばかり。
それでも鞍掛峠からのコースを歩いていないメンバーは無理して写真を撮ろうとしていたが、
この先のカタクリ峠には腐るほどカタクリが咲いているからと言って先へと促した。

高巻き道は途中から尾根に上がり、その尾根を辿っていくとカタクリ峠にたどり着いた。
カタクリ峠はその名の通り多くのカタクリが咲いていたが、やはり盛りを少々過ぎていて、
綺麗なものは数少ない。それでも綺麗なものを探してカメラを向けた。

カタクリ峠で小休止

カタクリ峠を過ぎると、やや急で荒れぎみの斜面を下る。
「階段は嫌いだけど、ここは整備しないとどんどん荒れちゃうなぁ」なんて声も聞こえてきた。
と、ここでアクシデント。地面に置いた水谷さんのトレッキングポールの片方が谷底へ...
幸いにも小さな谷だったので回収できたが、それでもガレた谷への往復に苦労されたようだ。

途中、長命水と呼ばれる水場を過ぎると道は再度谷沿いに変わる。
このあたりはニリンソウが非常に多く、花の鈴鹿の面目躍如といったところか。
でもあまりに数が多すぎて、「ニリンソウはもういいよ」という気持ちも...
そして、岩がゴロつく歩きにくい道を下り、アーリーバードさんのグループやあきゆきさんが
登られたタテ谷の分岐を過ぎると、車の走る音が聞こえはじめ、やがて御池岳登山口に到着した。

花の鈴鹿に相応しい花だらけのコースを堪能した上、関西の懐かしいメンバーや
東海メンバーとの初対面など、人との出会いでもとても有意義な山行となりました。
特に私のワガママに鈴鹿でのオフをコーディネイトしていただいた水谷さんには大感謝です。
この日出会った花たち
クリックでこの日出会った花たちの写真がご覧になれます。

【コースタイム】
鞍掛トンネル 9:15…鞍掛峠 9:40…鈴北岳 10:50-11:10…西のボタンブチ 11:40…
御池岳 12:20-13:35…カタクリ峠 14:35…コグルミ谷登山口 15:45



なお、この時ご一緒したアーリーバードさんはご自身のホームページでこの時のレポートを
アップされています。ぜひ併せてご覧下さい。

アーリーバードさんのホームページ「私のホームページ」

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