Trekking Reports 〜山歩きの記録

2002.3.24(日) 鎌倉にアルプスあるやなしや【鎌倉アルプス】

鎌倉アルプス最高峰
先週の北八で悪化した腰痛の具合が芳しくなかったのでお手軽コースをいろいろと検討した結果、
こんなことでもないと行くこともないだろうと、鎌倉アルプスに行くことしました。

低徘携帯伝言板に書き込むとつむぎさんが同行してくれるということになったので、
これまた伝言板で車両を連絡して、横浜で乗車したつむぎさんと電車内で合流。
北鎌倉駅で下車して、町中の舗装路をまずは建長寺へ向けて歩きだした。
道ばたの桜はほぼ満開で期待が高まると共に、
車の通行の多さにすごい人出が予想され、先行きが思いやられる。
道中、つむぎさんの「なんでだめちゃんが鎌倉アルプスなの?」という問いに、
低山とはいえアルプスというからには、岩場や見晴らしの良い稜線を
想像していたので、そう話すと、つむぎさん苦笑い。う〜ん、違ったのかなぁ、やっぱり。

建長寺ではいきなり拝観料300円が必要になる。
登山口がこの建長寺なので払わないわけにはいかないのだが、
お寺には用がない我々としては、ちょっと納得がいかない気分。
でも敷地内の桜は満開で、仏閣とのコントラストはなかなか素晴らしい。

建長寺の桜
天園ハイキングコースの道標に従ってお寺巡りをしていくと、遊歩道は延々と続く石段になる。
そして微妙に歩幅の合わない段差に毒づきながら登ると、多くの天狗の像が登場。
幟には半僧坊大権現とあるので、地図にある「半僧坊」だろう。
半僧坊からさらに石段を登ると展望台に到着。先客は風景画を執筆中の男性一人。
と、後から中年男性2人組がやってきて、富士山が見えると指を差した。
つられてその方向を見るが、近視のくせに眼鏡をかけない私の視力では、
富士山なのか雲なのか区別がつかなかった。
展望台の奥はちょっとしたピークになっていて、ここから今泉台団地へと下るルートがあるようだ。
うっ、ということはこっちから登っていれば拝観料はいらなかったのかな?

展望台を過ぎるともう大きなアップダウンはほとんど無し。
道端には無数のスミレが咲いているが、それ以外ではシャガを見かけた程度で、
もう少し多種多様な野草を期待していた私にはちょっと期待はずれ。
ま、ときどき現れる満開の桜があるので、良しとするか。
でも稜線のほとんどが高木に覆われ、岩場といえるほどの岩場もなく、
う〜ん、どこがアルプスやねん!と思わずツッコんでしまった。
なるほどこれがつむぎさんの苦笑いの理由なのね。

岩場も少しはあります
登山道(というか遊歩道)はちょっとしたピークは全て巻いてしまうので、
ピークを見つけるたびに寄り道していちいちピークを踏みながら進んだ。
と、「本尊薬師如来」と書かれた石仏の後方で大きなリスが枝を走った。
さすがにカメラは間に合わなかったが、この出会いはラッキーだった。
わざわざピークを踏んだ甲斐があったというものだ。

その後もいちいち小ピークを見るたびに脇の踏み跡を辿って登ったりして、
のんびりと里山歩きを無理矢理楽しみながら稜線を歩いていくと、
いきなり開けたところに出た。
正面は岩場が階段状に下っていて、その下は三角ベースができそうなほど、
広くて平らな広場があり、左は柵で閉ざされ柵の外には大きな建物と駐車場。
左手にゴルフ場が広がっているところを見ると、この建物はクラブハウスなのだろう。
ここが、鎌倉アルプス最高峰の大平山である。
しかしすぐ脇が駐車場とは、最高峰の風情は台無しである。

ちょっと小腹がすいていたので、ここでおむすびを食べながらしばし休憩。
直下の広場ではMTBの若者がたむろしている。
周囲では数人のハイカーが岩に腰かけ、脇を家族連れが通り過ぎていった。
また、軽装でマラソンしている人も多く、山登りとしては全く物足りない山だが、
地元の人の憩いの場として、とても愛されているようだ。

大平山直下の桜
食後、岩場を下って広場に降り立ち、MTBグループの脇を通って先へ進むと、
広場の奥で2本の大きな桜が満開の花を付けていた。
花びらはやや大きめで葉が出ているところをみると、山桜の一種なのだろうか。
そしてゴルファーが先のパーティのプレイを待って雑談している
ティーグランド脇を抜け、車が通れそうなほど広い道を歩いて....
と、なんと正面から大型のセダンがこちらに向かってきた。
へ?なんで山道を車それもセダンがと思ったら、ちょっと先に茶店が現れた。
どうやらこの茶店の関係者の車だったようで、もう一台セダンが停まっていた。
この茶店では缶ジュース120円、ビール350円と下界と変わらない。
ま、標高も下界とそれほど変わらないとはいえ、山でこの値段は初めて見たかも。

天園峠の茶屋
この茶店(天園峠の茶屋)を過ぎるとまもなくもう一件茶店が現れる。
ここでは、大山とうふを売りにしているようで、特に湯豆腐にとっても惹かれた。
また、この茶店の近くのピークは展望が良く、点在する満開の桜や鎌倉の街並み、
そして相模湾などを見渡すことができた。

高木に囲まれた遊歩道
2件の茶店がある天園を過ぎると、高木茂る尾根道をやや下り気味に進む。
やや薄暗い山道脇には大きなシダ科の植物が茂っており、
日だまりにはスミレが所狭しと日射しを奪い合っている。
脇に住宅街が見えたが、民家の2階の屋根が飛び降りれるんではというほど本当に近く、
この山域の標高の低さを改めて感じさせられた。

最後に道標に従って稜線を右へ外れると、瞬く間に住宅街の中に降り立った。
近くには瑞泉寺があり、けっこう賑わっていたが、
つむぎさんの「拝観料取られるよ」という言葉で、立ち寄るのは止め。
桜並木の中をのんびりと歩き、観光客でごった返す鶴岡八幡宮へと立ち寄る。
そして、若宮大路の桜並木の合間をちょこっと歩いてから、観光客に追い出されるように、
脇の小町通りへと入り、こちらも人でごった返す中、おみやげを眺めながら鎌倉駅まで歩いた。

若宮大路の桜並木
鎌倉アルプスはアルプスというより丘陵の遊歩道で、山歩きでさえなく、
どちらかというと公園の散歩と言ったほうが近いですが、
ま、たまにはこういう山歩きもいいかなぁ。
桜も良かったですが、本当は秋の方がもっといいかもしれませんね。
(人出ももっとものすごいでしょうが)


【コースタイム】
北鎌倉駅 8:15…建長寺 8:35…展望台 9:00…大平山 9:50-10:00…瑞泉寺 10:55…鶴岡八幡宮 11:25
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