Trekking Reports 〜山歩きの記録

2002.1.19(土) 見所満載!冬の箱根外輪山【金時山〜明神ヶ岳 箱根】

明神ヶ岳の大パノラマ(クリックで拡大:109K)
石原さん、亜美さんと箱根に行きましょうと前日に急遽決定。金時神社の駐車場に9時集合した。
詳しくコースを決めていたわけじゃないので、さっそく地図を片手にうち合わせし、
体調に不安のある石原さんは、神社からのコースを様子を見ながら金時さんへ向かい、
私と亜美さんは乙女口まで車道を歩き、乙女峠経由で金時山に向かうことになった。

乙女口から登山道にはいるといきなり重機がうなりを上げている。
ここから乙女峠へと向かう登山道がかなり荒れていたので、それを整備していたのだろうか。
植林の中のロープを張られた道を登り、雑木林に変わった頃から残雪が現れた。
とはいえ、歩くのに困るほどの雪ではない。雪景色を楽しみながらさらに進むと、乙女峠に到着。
正面にはドーンと大きく富士山の大展望。
立派な看板に木製の展望台に展望台に立った人を写すための撮影台。
そして、乙女峠名物の茶店。(といっても、レストランのような立派なもの)
外には誰もおらず閑散としていたが、茶店には何人か人がいたのだろう。
茶店からは暖かそうな湯気が煙突から立ち上っていた。

乙女峠
展望台でお互いを撮影しあって、先へと進む。
楽々コースと思っていたらいきなりの急登にいきなり息が上がる。
一方、亜美さんの方は水を得た魚のようにピューッと先に進んでいく。
このあたりは、多くの人が歩くせいで階段は崩壊。
積雪も増えてちょっと気を使う必要があったので、意外と手こずる。
それでも登るにつれ斜面はなだらかになり、最初のピーク、長尾山に到着。
休憩中の数人のハイカーを横目に立ち止まらずに先へと進む。

長尾山からはなだらかな稜線散歩。と、周囲の木々に霧氷が付いてキラキラと輝いている。
これはまるで樹氷のトンネルだ。特に山での樹氷初体験の亜美さんは大感激の様子。
いやぁ、ここを選択して大正解だったと自画自賛した。
そして、このあたりから路面が凍結してカチカチだったので、
亜美さんが転倒したのをきっかけに軽アイゼンを装着することにする。
さすがにこんな路面ではアイゼンの効果は絶大で、今まで無意識に緊張して歩いていたためか、
装着したとたんにものすごく楽に歩けるようになった。

樹氷のトンネル
と、アイゼンを装着している途中に、無線機から石原さんの声が聞こえてきた。
実は登り始める前に石原さんと無線で連絡を取ろうと話していたのだ。
慌てて返答すると、どうやらすでに山頂に到着したとのこと。
え〜っ、そりゃ早すぎ!体調不良はどこへ行っちゃったんだ!
こちらからは金時山山頂が見えてはいるが、まだかなり遠そう。
あと30分ほどかかりそうと答え、交信は早々に切り上げて山頂を目指すことにした。

とは言いながらも樹氷のトンネルと富士山の展望は素晴らしく、
ついつい立ち止まってカメラを取り出してしまう。
アイゼンなしだとかなり苦労しそうな氷結した急坂も、アイゼンのお陰で楽々クリア。
年末の丹沢表尾根のときも持っていっていればなぁと考えながら、
凍結した尾根道をどんどん進んでいくと、やがて金時山の真下に到着。
そして最後の急登を登っていると、とても賑やかな話し声が聞こえてきた。
あ〜こりゃ山頂は混んでそうだなぁと思いながら、どんどん急登を登ると、
ハイカーで鈴なりの山頂が見えた。よく見ると、人混みの中で石原さんが手を振っている。

そして、ハイカーでごった返す金時山山頂に到着。
山頂でベンチを確保して待っていてくれた石原さんに、ここまでの樹氷の素晴らしさを話す。
ちょっと時間は早かったが、石原さんご夫婦は金太郎茶屋のうどんをすでに食べ終えていたので、
我々も食事をすることにした。私と亜美さんは鍋焼きうどんを持参していたのだが、
亜美さんは、ここでうどんを売っているのなら持ってこなかったのにと、ちょっと悔しそうだった。

金時山山頂
食事をしながらこれからどうするか話し合ったが、石原さんの調子が良さそうで、
明神ヶ岳まで縦走するのが当然のような口振り。
逆に旦那さんのほうが、今日は金時山往復だけじゃなかったのかと不服そうだ。
こちらももともと縦走するつもりだったので、石原さんの好調はありがたい。
食後、4人で集合写真を撮って、金時山山頂を後にした。

金時山山頂からは雪解けのドロドロ道。
滑りやすい急坂はアイゼンのおかげでなんとかクリアするものの、
逆にアイゼンに泥がたっぷりついて団子になるので、非常に歩きにくい。
多くのハイカーとすれ違いながら急坂を下り続け、ようやく矢倉沢峠に到着。
ここからは軽いアップダウンが続く稜線散歩となる。

ササ尾根の縦走路 正面に明神ヶ岳
この稜線はササの草原だが、ササの背丈が2m以上あり展望はなし。
ただ、前方にはササの平原の間に続く一本道が印象的で、
これからそこを歩くかと思うとワクワクする。
また、後を振り返ると金時山とこれまで歩いてきた尾根道。
そのバックには富士山がそびえ、なんとも贅沢な光景である。

なんどかアップダウンを繰り返すが、矢倉沢峠からほとんど積雪はなかったので、
石原さんの旦那さん以外の3名が、アイゼンを外そうと提案。
結局、946ピーク直前でドロドロのアイゼンを外すことになったが、
946ピークを過ぎるとまたも凍結した路面となる。ありゃしまったと思ったが、
石原さんの旦那さんに「そら見たことか」と言われるのが嫌で、
3人とも「こんなのなんてことないや」といった様子でそのまま歩き続けた。
一面銀世界の中、火打石岳を巻くように進み、再度尾根上に上がると、
まだ斜面にかなり雪を残した明神ヶ岳が正面に現れた。
斜面のササは伐採されていて展望抜群。煙を上げる神山の大湧谷が大迫力だ。
もう少しで明神ヶ岳山頂なのだが、かなりの距離を歩き通しだったので、
せっかくだから休憩しようと提案し、ティータイムを取ることになった。

もうすぐ明神ヶ岳だ
休憩したところからしばらくは見晴らしの良い快適な稜線散歩。
お〜っ、いいところだなぁとウキウキしながら歩くがそれも長くは続かず、
いったん下ると、明神ヶ岳への急登が現れた。
途中の露岩で、丹沢の山々を同定したりしながら、急登を登り切ると、
目の前に電波反射板が現れた。
先ほどの休憩地点からは「小屋にしては大きいなぁ」と話していたものだ。

反射板から山頂へはなだらかな稜線を平行移動。
そして、広くて展望が素晴らしい明神ヶ岳山頂に到着した。
ここは本当にいい山頂で、一発で気に入ってしまった。
今日は曇りがちで、ちょっと霞んでいるのが残念だが、富士山はもちろんのこと、
金時山、神山、駒ヶ岳などの箱根の主な山々や、箱根市街も一望できる。
特に最高峰の神山を取り囲む箱根外輪山がとても印象的だ。

石原さんにミカンを戴いたりしながら、言葉もなくしばしこの絶景を堪能。
そして、このあとどうするかについて、にわか会議が始まった。
当初は明星ヶ岳まで縦走するつもりだったが、この日はスタートが遅かったこともあって、
コースタイムを計算すると、下山が5時近くになってしまう。
石原さんの「明星ヶ岳の山頂は行かなくてもそれほど残念に思うようなところじゃない」
と言う言葉にしたがって、今日はここまでで諦め、宮城野へ下山することになった。

山頂を後に、しばらくはなだらかな稜線だが、いきなり急坂をドンと下ると、鞍部に到着。
そこから宮城野へと続く分岐に従って、稜線へ別れを告げる。
このルートは急坂続き。雪もほとんど無く、ぬかるみに悩まされることも少ない
(それでも結構ドロ道はある)が、高い段差が多くて疲れがたまってきている足には結構堪える。

堰堤のところで右手に曲がり、さらに下ると旅館のような大きな建物の裏に出た。
このあたりは明神平別荘地ということなので、会社の保養施設だろうか。
そこからはコンクリートの舗装路を歩き、竹林を抜けると町中に出た。
ここでも道標は整備されているので、それに従って歩いていくと宮城野バス停に到着した。
さっそくバスの時刻を調べると、2分後に到着するらしい。
ま、このバス路線はかなり本数があるのでそれほど心配してはいなかったが。

そして到着したバスに乗り込んで仙石までしばしバスの旅。(350円也)
仙石からは再度車道を歩いて金時神社に到着した。

箱根は1年ぶり2回目でしたが、前回は登山なんだか観光なんだか判らない
ようなドタバタの山行になってしまいましたが、
今回は石原さんご夫妻に亜美さんというメンバーにも恵まれ、
コースも樹氷あり、展望ありとほんとうに素晴らしいものでした。
ちょっと長いコースだったので、その後の石原さんの容態が心配ですが、
のんびり湯治して帰られたようなので、それも心配ないかな。

では、またよろしくお願いしますね。>石原さん、亜美さん


【コースタイム】
金時神社 9:10…乙女峠 9:55-10:00…金時山 10:55-11:35…矢倉沢峠 12:05…
火打石岳先の伐採地 13:10-13:25…明神ヶ岳 14:15-14:40…宮城野バス停 15:50



なお、この時ご一緒した石原さんはご自身のホームページで
この時のレポートをアップされています。ぜひ併せてご覧下さい。

石原さんのホームページ
「Out Door Life・山歩き」 http://www1.odn.ne.jp/~cad51350/

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