Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.12.30(日) 今期初のスノーハイクは比良でした【権現山〜小女郎ヶ池 比良】

権現山から琵琶湖の展望(139K)
今回の帰省山行第一弾としてだめちゃんwithカモにく隊で霊仙山を予定していたのだが、
天気があまり良くなく、(大阪では土砂降り+雷だったとか)
当日になって、琵琶湖の南の鶏冠山でお茶を濁そうかと登山口まで行ったのだが、
そのころには晴れ間が広がってきて、こうなるとやっぱり雪が見たいなぁと、三度行き先変更。
どうしようと、大加茂さんが持参したガイドブックをめくってたら、
最初予定していた山と同じ名前の、比良の霊仙山が目に入った。
ここは以前みーとさんが行かれたことがあるとのことで、
その話では、山頂付近は雪があるだろうということなので、急遽比良へ向かうことになった。

栗原の集落から林道を少し進むと、霊仙山口。
ここにある3台ほどのスペースに駐車して、やや暗い植林の道を登る。
それほどの急登ではないが、一部道が掘れてゴルジュのようになっているところがあり、
雨が降ると川になるような道なので、ちょっと荒れ気味。
周囲に雪が増えてくると、まもなく稜線の鞍部に到着。
あとで地図を見ると(このときは大加茂さんのガイドブックのみ)、ズコノバンとなっていた。
ここから南へ行くと霊仙山で北へ行くと権現山。
先頭を進むみーとさんが霊仙へ行きかけるのを、帰りに余裕があれば行くことにしましょうと
押しとどめ、権現山へ向かうことにした。(ま、余裕があったことないんだけど...)

ズコノバンから権現山は滑りやすい路面の急登に加えて積雪もしっかりありなかなか大変。
ひーひー言いながら着いていく私をしり目に、
腰の調子が悪いと言っていたはずのみーとさんはどんどん先へ進んでいく。
そして、なんとか権現山山頂に到着。
展望は本当に素晴らしく、琵琶湖はもちろん、鈴鹿や伊吹の山々が一望できる。
そして、大加茂さんが三嶽や笠形山を見つけて歓声を上げていた。

で、これからどうしようということになり、このまま下りてしまうのもつまらないので、
とりあえず時間の許す限り蓬莱山を目指して歩くことに決定。
まずはホッケ山に向けてやや積雪量の増した稜線を歩きはじめた。

雪の稜線を歩く
積雪は20cmぐらいだろうか。スノーハイクとしてはちょうどいいぐらい。
今シーズン初の雪山に感激しながら相変わらずカモにく隊に着いていくと、
やがてホッケ山に到着。さぁ蓬莱山めざして進もう!というところで、
みーとさんが腰の調子が悪いとのことで、ひとりで折り返すことに。
ちょっと心配だったが、百戦錬磨のみーとさんのことだから大丈夫だろうと、
二人で先を目指すことになった。

このホッケ山から小女郎峠までが大加茂さんのガイドブックにはなくて、
距離感が全くつかめない。みーとさんの話ではすぐそこの印象だったのだが、
何度か上り下りを繰り返しても、いっこうにそれらしい所に出ない。
「気づかずに蓬莱山まで行っちゃうんじゃないか?」などと言いながら進むと、
お地蔵さんが並んだピークから下の方に道標のある峠が見えた。

あれだ!と、さらに積雪量が増えた斜面を下ると、やはり小女郎峠だ。
そして、ここからまっすぐ進むと蓬莱山、西へ進むと小女郎ヶ池。
残り時間を考えると、蓬莱山へ行くのは難しいだろうと断念し、
小女郎ヶ池まで行って折り返すことにした。

雪原と化した小女郎ヶ池
小女郎峠から縦走路を外れ、小女郎ヶ池へ向かうといきなり踏み跡が消え、
今シーズン初のラッセル開始!雪面には堅いところと緩いところがあって、
堅いところはズンズン進めるが、ところどころで30cmほど足が潜ってしまう。
ただ距離は短いので、10分ほどのラッセルで小女郎ヶ池に到着。
だだっ広い一面の雪原で、解説板がないと、池があるとはとても思えない。
ここで、何を思ったのか大加茂さんが雪原の中心に向けて歩き出した。
と、ほどなく想像通り、ズボッという音が大加茂さんの悲鳴とともに聞こえた。
ま、この程度の標高+気温では人を支えられるほどの氷の厚さはなく、
薄い氷に雪が積もっている状態だったようだ。

大加茂さん池ポチャの瞬間
ここで、ちょっと食事休憩。
私はいつものように鍋焼きうどんを持ってきていたが、
のんびりと作っている時間が無く、どうしようかと思っていると、
いっぱいあるからと、大加茂さん持参のテーブルロールを分けて貰った。
大加茂さんありがとう。池ポチャをネタにしてごめんね〜。ヾ(^^;をいをい

この段階でちょうど1時。
権現山で設定したタイムリミットとなったので下山開始。来た道を戻っていく。
腰をかばいながら下っているはずのみーとさんに追いつくかなと、
先を急ぐと(嘘です。あんまり急いでなかったです。(^^ゞ)権現山頂の雪面に、
「先に下山します」と書かれていて、二人で大笑いした。

そして、嫌な急坂をステッキを頼りに下って鞍部を過ぎ、
予定通り霊仙をパスして駐車地に到着した。このときまだ3時にもなっておらず、
これなら蓬莱山まで行けたなぁと、ちょっと悔しかったが、
ま、蓬莱山ならまたいつでも行けるだろうと無理矢理納得。
カモにく隊の二人と別れて帰宅の途についた。

鈴鹿に行くはずが何故か比良。
そういえば昨年も五台山に行くはずがなぜか大江山ってことがあったなぁと、
大加茂さんと笑ったんだけど、よく言えば臨機応変。
悪くいえば行きあたりバッタリの計画は1年経っても変わらずといったことかな。
でも、一時は諦めたスノーハイクが楽しめたので大満足でした。

また来年もよろしくね。>大加茂さんみーとさん


【コースタイム】
霊仙山口 10:05…ズコノバン 10:35…権現山山頂 11:25-11:40…
ホッケ山 12:05…小女郎ヶ池 12:45-12:55…権現山 14:10…霊仙山口 15:00
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