Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.10.8(月) 丹沢鍋焼きうどんハイク【鍋割山 丹沢】

花立山荘から相模平野の展望(81K)
そろそろ涼しくなって、鍋焼きうどんなんかが美味しい季節となってきた。
山で鍋焼きうどんと言えば、やはり丹沢の鍋割山だろうということで、
最近すっかりおなじみのつむぎさんと鍋焼きうどんを食べに鍋割山へ行くことにした。

小田急の渋沢駅で落ち合い、二俣まで車で入る。
途中、長い林道を歩くハイカーを追い抜くのは心苦しいと、つむぎさん。
でも私は何度もここを歩いているから、別にいいのだ。(by バカボンのパパ)
ただ、二俣の駐車場は狭いので、それがちょっと気になっていたが、先客は1台のみ。
こりゃラッキーと隣に停めて準備を始めた。

二俣から鍋割山へ直接向かうと2時間かからないので、
まだ8時にもならない今から直接向かってしまうと早く着きすぎる。
そこで、まずは大倉尾根へと上がって塔ノ岳へ向かい、
その後鍋焼きうどん..じゃなくて鍋割山へ向かうことにした。
これなら、ちょうど12時頃に到着するはずだ。

さぁしゅっぱあ〜つ。
と、登山届けのポストが登山口にあったので、つむぎさんが書き込んで投函。
でも目的地を書き忘れてあまり意味が無し。まぁいっかと改めて出発した。

大倉尾根へと向かう植林の急登
しばらくは沢を高巻きに進んでいくが、尾根に上がったところからものすごい急登が始まる。
周囲は植林だが、急坂を雨水が洗い流すせいか、根っこが浮き出してしまい、
枝打ちも行われていないようで、お世辞にも手入れされた植林とは言えない。
ただ、間伐の指示用のビニールテープが巻かれた木々がそこここに見られたので、
まったく放置されているわけでもなさそうだ。

踏み跡は何本もついており、ところどころでどっちを辿るか迷うところがあるが、
結局は合流するので、気まぐれに選んでもまったく問題なし。
ただ、踏み跡が多いにもかかわらず、他のハイカーとはまったく遭遇せず。
これから合流する大倉尾根の賑わいとはえらい違いだ。

そして、堀山ノ家前で大倉尾根コースと合流。
最初、誰もいなかったので珍しいなぁと思っていたら、
下りてくる人、登ってくる人が次々と通過。
ま、いつもよりは少ない印象だが、さすが丹沢の銀座通りだけのことはある。
つむぎさんが追いつくのを待ちながら、下ってきた人と話していると、
早朝は塔ノ岳から富士山がきれいに見えたらしい。
今はもう駄目かなぁと聞くと、首を傾げていたので、可能性はあるかもと、ちょっと期待。

大倉尾根はすでに何度か歩いているので、今更書くことがないのだが、
あいかわらずの階段だらけのルートに、今回大倉尾根が初めてのつむぎさんは、
丹沢をもっと険しい山とイメージされていたようで、かなり面食らっている様子。

人通りの多い大倉尾根で逞しく咲くホトトギス
突然、この花なに?と下の方から聞こえるつむぎさんの声に、
仕方なく下ると、階段の脇にホトトギスが咲いていた。
完全に整備された山道脇にひっそりと咲く野草の健気さは感動的ですらある。

さて、花立山荘へ向けての急階段を登っていると、右手に鹿が三匹こちらを窺っていた。
あれって野生の鹿かなぁなんていう声がそばから聞こえてきたが、
階段の脇には獣よけの金網があるので、まるで動物園のようだが一応野生の鹿である。
ただ、こちらがわいわい見物していても逃げようともせず悠然としている鹿って、
あまり野生の趣はないよなぁ。

柵の向こうで鹿が様子を窺う
一方、左手を眺めると宝永山より上が雲に隠された富士山の裾野が見えていた。
ま、この天気ではしょうがないところだが、ちょっと残念。
でも、相模平野の街並みや相模湾、それに箱根の山々のシルエットが一望でき、
それほど悪いシチュエーションでもないようだ。

そしてようやく花立山荘に到着。
しばらくベンチで休憩していると、冷たいものがポタポタと顔にかかった。
やばい!降ってきた。
それでもまだ小降りなので大丈夫だろうとそのまま進みはじめたが、
徐々に雨は強くなってきたので、仕方なく木陰で雨具を着込んだ。

花立山荘に到着
雨具を着たとたんに雨が弱まるのはまぁお約束だが、
塔ノ岳山頂に近づくにつれて、雨と風と霧で大変なことになってきた。
雨じたいはそれほど強くないのだが、風のせいで数段激しく感じる。
そして、塔ノ岳山頂に到着。当然のことに展望無し。
それにしてもこの悪天の中でも結構な人数の先客がいるのは
さすが丹沢人気ナンバーワン(本当?)といったところか。
ほとんど三角点にタッチしただけで山頂を後にし、次の目的地、鍋割山へ向かう。

濡れた急階段を恐る恐る下り、金冷シの分岐で大倉尾根と別れる。
ここからは明るい雑木林の稜線。天気がよければ見晴らしも楽しめそうだし、
木々は色づきはじめており、もう少し後なら最高のシチュエーションが得られそう。
でも雨と霧に煙る雑木林とモノトーンの展望はなかなかに幻想的で、
雨の中、苦労して歩いたものだけが得られる景観なので、これはこれで楽しいかも。
(ただの強がりにしか聞こえないかなぁ?(笑))

ただ、この稜線は所々が風の通り道になっているようで、
雨に濡れた状態で強風が吹くと、真冬もかくやというほど寒い!
でも鍋割山では鍋焼きうどんが待っているかと思うと、
歩きにも力がこもり、どんどんスピードアップ。
途中のアップダウンもなんのその。平地を行くかのような猛スピードで鍋割山まで歩いた。
(ま、基本的になだらかなルートなのでそれほど大変じゃないですが。(^^ゞ)

そして、鍋割山到着。雨も強くガスで展望は皆無なので、
まっすぐ鍋割山荘に入ると、すでに大勢の先客で賑わっていた。
とりあえず鍋焼きうどんを注文しておいて、
指示された場所で雨具を脱ぎ借りたハンガーに引っかけ、靴を脱いでこたつに座った。
ま、こたつとは言っても布団はかかっていたがさすがに火は入ってなかったが。

しばらく待っていると、待望の鍋焼きうどんが登場。
相変わらず、うんまい!かなりの量だが一気に完食。
食後にコーヒーまで頼んで、のんびりと時間を過ごした。
そうこうしていると、外からどんどんとお客さんが入ってきて、見る見るうちに満員状態に。
ま、普段なら外で食べる人がほとんどなのだから、
雨でみんな山荘内に入っちゃうと、人であふれかえるのは当然だろう。
あまりゆっくりしているのも申し訳なくなってきたので、
濡れた雨具を着るのは嫌だが、仕方なく出発することにした。

お待ちかねの鍋焼きうどん
鍋割山荘を出ると相変わらずの雨。
やんでいることを少しだけ期待しただけに、ちょっとガッカリしたが、
ま、あとは何度も(って、2度だけかな?)歩いたコースを下るだけなので、
気を取り直して出発。まずは急な下り坂を後沢乗越へと向かう。
いつもはけっこうしんどいところなのだが、
この日は二俣まででいいと思うと、意外と頑張れるもので、思ったよりも早く鞍部に着いた。

そして、後沢乗越からは沢沿いに進む。
この鞍部直下の雑木林は紅葉にはまだ早かったが、その時期にはさぞかしと思える。
あと、3週間ほどだろうか。そのときは金冷シからの稜線も含めて歩いてみたいが、
その頃は紅葉のベストシーズンなので、他にも行きたいところが多く、悩ましい限りだ。

雑木林を抜けると植林に入る。
それにしてもここの植林はいつ来ても素晴らしい。
枝打ちや間伐が完璧で、こんなに天気が悪い中でもとても明るい。
普通は植林の中のコースは嫌いだが、ここだけは本当に感動してしまう。
また、明るいおかげかここでもホトトギスが花をつけていた。

植林からはやや増水して登山道まで水があふれた沢沿いを進み、
沢を渡ると林道の終点に到着。
ここには鍋割山荘へ運ぶための水が積まれており、
余裕がある人は持って上がって欲しいと、ボランティアを求める記述がある。
当初、後沢乗越側から登るなら2、3Lぐらい持って上がろうかと思っていたが、
逆回りになったので、このボランティアは後日に持ち越し。
また、冬に鍋焼きうどんが食べたくなったら、挑戦することにしよう。

そして、林道をしばらく歩くと二俣に到着。
最後に飛び石づたいに沢を渡って、駐車場に到着した。

天気予報は曇だったけど、降ることはないようなことを言っていたので、
展望はあきらめてグルメ登山を企画したのですが、
あてが外れて見事に雨中ハイクとなってしまいました。
こんな天気の中、お付き合いくださいまして、ありがとうございました。>つむぎさん
でも、体が冷えたところでの鍋焼きうどんは、また格別でした。
ということで、鍋焼きうどんを美味しく食べるには
最高のシチュエーションだったということにしておいてください。(笑)


【コースタイム】
二俣 7:50…堀山ノ家 8:50-8:55…花立山荘 9:55-10:00…
塔ノ岳 10:35-10:40…鍋割山荘 11:40-13:00…二俣 14:10
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