Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.09.23(日) 初冠雪の知らせに富士山展望の山へ【扇山、百蔵山 中央沿線の山】

百蔵山から富士山と周辺の山々を望む(166K)
この3連休は仕事関係で、まる一日を山に充てることができなかったのでお手軽コースを考えて、
奥多摩の高水三山あたりかなぁと思っていたら、富士山初冠雪のニュースが飛び込んできた。
そこで、天気が良さそうということもあって、急遽、目的を富士山の展望にして再検討。
先週南アルプスへ行く途中に中央道から見え、その山姿の美しさに登頂意欲を刺激されていた
百蔵山にしようと思い立ち、ついでに電車とバスを駆使して扇山からの縦走することにした。

百蔵山山麓にある総合グラウンドの駐車場に車を停め、あたりを見ると、
「総合グラウンド利用者以外の駐車を禁ず」の張り紙。
でもいかにも登山スタイルの人もいたし、
「マイカー登山便利ガイド」にも紹介されている駐車場なので、まぁいいやと勝手に解釈。
支度をすませて、まずは猿橋駅に向けて舗装路歩き。
予定の7時36分よりかなり早く着いてしまったので、
近くのコンビニで立ち読みして時間を潰し、ヾ(^^;をいをい
ようやく来た電車に乗って四方津まで移動。
10分の待ち時間の後やってきたバスに乗って、犬目へと向かう。
このバスがどういうルートを通るのか知らなかったのだが、
通過するバス停を見ているとどうやら花坂、矢坪を経由して犬目へと向かうようだ。
ということは、安達野を通過するから...と、とっさに判断し、
安達野から登り始めることに急遽変更。
ちょっと距離はかさむけど、縦走するならやっぱり端から歩かないとね。

で、安達野で下車し地図を見ながら登山口を探しつつ新田集落へ向かう。
だが、このあたりには道標などはまったく見あたらず、登山口がどこかサッパリ分からない。
う〜ん、聞いたほうがいいかなぁと思いながらぶらついていると、山へと登っていく路地を発見。
その先には、しめ縄のある社が見えたので、これかな?と思い狭い路地を登っていくと、
前述の社とちょっとくたびれた滑り台などがある公園にたどり着いた。
ここでも道標などはまったく見あたらないが、
社の脇からそま道のような道が植林の中を山へと登っていっている。
「ま、山に入っちゃえばなんとかなるだろう」と、いつもの安直な考えで山へと入った。
利用する人が少ないのか、落ち葉でフカフカの道を登っていくと、
なだらかだったのもつかのま、いきなり急斜面の直登が始まった。
やっぱり作業用の道だったのかと思いながらも一汗かいたところで、やや明瞭な山道と合流。
ただこの山道は合流点から下はかなりヤブっぽく、逆に上はかなり明瞭な登山道。
どうやら新しく直登ルートができたので、昔の登山道が使われなくなったということらしい。
ということで、私が歩いてきた道で正解だったようだ。(^^)v

ヤブっぽいお花畑の道を歩く
ここで山道は直登からつづら折りに変わり、やれやれと思いながら歩くと、
日陰の植林地帯を抜けたためか、こんどはかなりヤブっぽくなってきた。
それもヤブにイバラが混じっているので、ときどきイテッ!と飛び上がる。
ただ周囲には花が多く、展望もあるのでそれほど嫌なルートではない。
そしてしばらく進むと猫をつれた空身の男性に追いついた。
猫の散歩ですか?と声をかけ、何処まで行くの?といったやりとりのあと、
男性に見送られて先へと進んだが、こうなるとこんどはクモの巣が...
う〜、追い抜かずについていくべきだったかと思ったがあとの祭り。
仕方がないので小枝を拾い、クモの巣を払いながら登っていった。

そして、地図には山の神(金比羅社)との記述のある社に到着。
ちょっとした広場になっており、ベンチがあって富士山の展望もバッチリ。
地元の人の散歩コースの終点といったところだろうか。
どうやら先ほどの男性はここを目指していたのだろう。

山の神からは登山道は尾根道となる。ヒノキ林と雑木林が交互に現れるが、
どちらもかなり密生しているので、尾根道の割にはかなり薄暗く、
当然、期待の富士山の展望もまったく得られない。
あいかわらずクモの巣も多いし、やっぱり犬目から登れば良かったかなぁと、
ちょっと後悔しながら進んでいくと、ちょっと見晴らしのいい場所に到着。
ただ、富士山にはちょうど松の木がかかっていてちょっと邪魔。
ま、いいかと先へ進むとこの日始めての道標が現れ、犬目からの合流点を表している。
ありゃ?ってことは、さきほどの「ちょっと見晴らしのいい場所」が
エアリアマップで好展望との記述がある犬目丸?ならもうちょっと粘れば良かったかと思ったが、
扇山山頂では素晴らしい展望が待っているはずなので先を急ぐことにした。

広い扇山山頂の向こうには富士山が覗く
分岐からはさすがに人が歩いているらしく、クモの巣がなくなりラッキー。
でも道はだんだん急になり、滑りやすい路面に難儀しながら何とか山頂に到着。
いきなり南側に白く輝く富士山が麓の山々を従え、凛とそびえている。
それに富士山をバックにゆれるススキの構図が秋を感じさせ、これもなかなか。
先客はすでに4、5名。その中にバスで一緒になった中年夫婦もいて、
歓談しながら素晴らしい富士山の展望を讃え合った。
ただこの山頂は富士山方面は開けているものの、それ以外はほぼ木々に覆われ、
大パノラマというわけではなかったので、
期待していた南アルプスの展望などは得られずちょっと残念。

さて、ここからは百蔵山への縦走コースに入る。
しばらくはなだらかな尾根道が続くが、大久保山を過ぎたところで、いきなりの急下り。
しかも路面は滑りやすくて下りなのに足が疲れる。
そしてこの急坂は延々と続き、このままじゃ地下に潜っちゃうんじゃないかと
アホなことを考えながら下りていると、ようやく鞍部に到着。
と思ったらすぐにまた下り...そしてちょこっと登ってまた下り...
結局もっとも低いと思われる鞍部がプロトレックの計測で700mほど。
標高差400m以上の下りで、下山してしまったかのような錯覚を感じるが、
(実際、新田の登山口が500m弱なので、ほとんど下りてしまったようなもの。)
これから目指す百蔵山は標高1003m。
う〜む、低山のお手軽ハイキングの筈がえらいルートを選んでしまったものだ。
ま、絶好の富士山展望台を二つも登ろうと欲張った報いなので仕方がない。
登り主体に転じた稜線を黙々と歩いていくが、登りはなだらかでいっこうに標高が上がらない。
う〜ん、嫌な予感がするなぁと思いながらも先へ進んでいくと、
案の定、コタラ山を過ぎたところでとんでもない急登が待ちかまえていた。
しかもやはり足下が非常に滑りやすく、周囲の木立につかまらないとまったく登れない状態。
そして、はき出した高度を一気に取り返してへとへとになったところで
ようやく百蔵山頂に到着した。

山頂では団体さんが集合写真の真っ最中。
邪魔にならないように回り込むと、ここも南側だけが開け、
心持ち山頂の積雪が薄れた感のある富士山が大きく覗いていた。
(下山後写真を見比べたら確かにだいぶ溶けていた。)
そして、開けたところがテラス状になっていたので、そこへ下りると、
山頂のアンテナ群が特徴的な三つ峠からビッグ3そろい踏みの丹沢山塊
(蛭ヶ岳、檜洞丸、大室山)までかなり広いパノラマを楽しめ、
展望目的なら扇山よりこちらのほうがお勧め。
ただし、テラスに下りないと山頂はただ雑木に囲まれた広場なので、
山頂の開放感では扇山のほうが上か。

百蔵山から望む富士山
下山はまず稜線を西へと進む。
結局この稜線は山頂以外ほとんど展望がなかったなぁと思いながら歩き、
分岐で稜線を離れ、斜面をジグザグに下りていく。
このルートはそれほど急ではないし滑りやすくないので、百蔵山に登るルートとしてはお勧め。
ただし、大半がヒノキ林なので、展望やお花畑などはなく、面白みは薄い。

斜面を下りると、小石がごろつく涸れ沢を下る。
疲れた足にはちょっと嫌な道だが、滑りやすい急坂よりはましと下ってゆくと水音が聞こえてきた。
近づくと麓へ水を引いているホースに穴が空いていて、そこから噴水のように水が噴き出している。
落石のせいか、水が欲しくて誰かが悪戯したのか。
とりあえずあるものは利用しようと、噴水でタオルを絞って汗をぬぐった。

噴水から少し進んだところで分岐があり、道標に従ってやや登っていく道を進むと、
いきなり広い道に出てしまった。
入口には百蔵山登山口の道標がある林道の終点のようだ。
あわてて地図で確認すると、確かに林道が載っている。
引き返そうかとも考えたが、ま、いいかとそのまま林道を歩くことにした。
林道はすぐに舗装路となり、下山してくつろいでいるハイカーで賑わう、
山頂の西側から百蔵山へ向かう登山口を過ぎ、正面に富士山、背後に百蔵山の展望を楽しむことで、
嫌な舗装路歩きを紛らわしながら、総合グラウンドの駐車場に到着した。

ということで、とりあえず目的の富士山を満喫、やっぱり富士山は雪がなきゃと実感した。
でも、富士山だけじゃなく周囲の山々も白くなればさらに映えるとだろうなぁと思うと、
冬が待ち遠しく感じられた。と言っても、まずは紅葉を堪能しなくちゃね。


【コースタイム】
安達野バス停 8:20…金比羅社 8:40…犬目丸 9:20…扇山 10:00-10:20…
宮谷分岐 11:25…百蔵山 12:05-12:40…総合グラウンド 13:50
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