Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.08.04(土) 無線にお花畑に展望に、夏の大菩薩へ行こう【大菩薩嶺 大菩薩連嶺】

富士見新道分岐からの展望(79K) (
冬の大菩薩とほぼ同じ位置から撮影)
関西の低山徘徊派メンバー、隠れ里さんが甲武信岳の東釜沢で沢登りをするということだったので、
ならば無線のお相手にどこかへ登らなきゃと、地図を広げて甲武信岳の周囲の山を物色。
雲取や両神が良さそうだけど最近行ったばかりだし、といって翌々日に富士登山が控えているので、
あまりハードな山行はしたくないし...う〜む...
と悩んだ末、大菩薩なら前回は真冬だったので印象が違うだろうし、
上日川峠まで車で上がればお手軽ハイクになるので、今回の条件にバッチリ。
ということで、行き先は大菩薩に決定。
ML低山徘徊派で同行者を募ると、鷹ノ巣オフ鍋割オフでご一緒した亜美さんと、
渋谷新橋の街オフでご一緒したつむぎさんが同行していただけることになった。

集合場所のJR塩山駅駐車場にちょっと早く着きすぎたので、
お二人がくるのを昼寝(朝寝?)しながら待っていると、予定の電車がホームに到着。
やがて亜美さんがキョロキョロしながら駅から出てこられたが、つむぎさんの姿はない。
う〜ん、また寝坊かと話していたらやはり携帯伝言板に「寝坊」とメッセージが入っていた。
ま、前日そうとう遅くまで残業されていたとのことで、こういう事態は予想されていただけに、
残念だがしょうがない。結局二人連れのオフとなった。

裂石温泉から林道に入り、前回止められたゲートを通って上日川峠までどんどん高度を稼ぐ。
そして前回へろへろになりながらようやくたどり着いたロッジ長兵衛前にあっさりと到着した。
そして駐車場はどこかなと探すと道標が目に付いたので、それに従って林道をもう少し奥まで進む。
すると、草野球ができそうなほど広々とした駐車場に到着した。
時間が遅いので空きがあるかちょっと心配だったのだが、先客は2台のみ。
あれ〜と思いながらも準備してロッジ長兵衛まで歩いて戻ると、ロッジの隣のトイレ付近も
駐車場になっているようで、どうやら大半はそこに停めていたようだ。
無駄に遠くに停めてちょっと悔しかったが、上日川峠まで車で来ただけで十分手抜きなので、
これぐらい歩いてもバチは当たらないだろうと思い直す。
(実際、多くの人が裂石温泉からの舗装林道をしんどそうに歩いていた。
千石茶屋から登山道に入ったほうがいいと思うんだけど、知らなかったのかなぁか)

まずはロッジ長兵衛の裏から福ちゃん荘を目指す。
道は車道と山道があり、楽なのはアップダウンが少ない車道だが、当然のように山道を選ぶ。
この雑木林は前回は雪原で木々の葉も落ちとても明るい雰囲気だったのだが、
今回はさすがにうっそうと茂った森で、印象の違いにいちいち驚かされる。
すると、平行して走る車道をタクシーが駆け上がってゆき、
こんなところまでタクシーが入ってくれるのかと驚かされた。
縦走コースを取る時はここまでタクシーで上がればかなり時間を稼げるかも。
でも、お高いんだろうなぁ。

やがて福ちゃん荘に到着。さきほど登っていったタクシーが数台停まり、
タクシーからはいかにもハイカーといった中高年の男女が続々と下りてくる。
こりゃ山は混雑してそうだと思いつつ、満車状態の駐車場を見ながら奥へと進み、
道標に従って唐松尾根の登山コースへと入る。

雲の向こうに僅かに富士山頂が覗く
このコースは前回は下りで通ったのだが、雪が深くて道が分からず、
急な坂道を雪を掻き分けながら転がるように下りてきたので、
ものすごくしんどかったイメージが強く、かなり気合いを入れて急登に向かったが、
しっかりと整備された道がつづら折りについており、あっという間に稜線に到着。
標高差が400mほどしかないので当然と言えば当然なのだが、かなり拍子抜けだった。
ただ、道の脇にはヤナギランやツリガネニンジン、ヤオダマキなど数々の花が咲いていて、
斜面はまさにお花畑状態。噂に聞く大菩薩のお花畑には大満足だった。

ツリガネニンジンとマツムシソウ
稜線に着くとものすごい人、人、人。
休憩して雲間からちょこっと山頂が覗く富士山を見物する人はもちろん、
大菩薩嶺から大菩薩峠へと向かう人の列がひっきりなしに通り過ぎ、
この団体が通り過ぎるのをしばらく待つ羽目になった。
そして、ようやく途切れたところで大菩薩の最高峰、大菩薩嶺へと向かう。

大菩薩嶺は例によって雑木に囲まれ展望無し。
すっかり見慣れた山梨百名山の山名表示前で記念写真をお互いに写しあって来た道を戻る。
あいかわらず賑わっている鞍部を通って雷岩を登ると、大菩薩峠への美しい稜線が見えてくる。
さっきまで見えていた富士山もほとんど雲に隠れ、印象的な南アルプスの展望もなかったが、
周囲は相変わらずのお花畑でよく整備された登山道は非常に歩きやすい。
ラッセルでヘロヘロになりながらここを歩いた前回のことが嘘のように感じられた。

そして快適な稜線歩きはあっというまに終盤となり、旧大菩薩峠の手前までやってきた。
このあたりは妙見ノ頭を巻くように道がついているのだが、このままじゃ物足りないし、
せっかくだからこの妙見ノ頭に登ってみようということになり、
登り口を探してあたりをキョロキョロ見回したが、とくに道らしき道は見あたらない。
でも、ヤブはぜんぜん大したことがないので、ガレた斜面を直登して山頂まで一気に登った。

妙見ノ頭付近から旧大菩薩峠(右)と新大菩薩峠(左)を見下ろす
妙見ノ頭の山頂は雑木に囲まれほとんど展望はないが北側だけちょっと開け、
奥多摩〜奥秩父へと続く稜線がよく見える。
そして、山頂には北辰妙見大菩薩と書かれた割と新しい石碑がある。
また、腰かけるのにちょうどいい石(というかブロック?)がいくつか転がっていたので、
ここでランチタイムとして、私は無線機で隠れ里さんを呼んでみた。
.....反応なし。
ここからだと大菩薩嶺が邪魔になって甲武信岳を直接見ることができないが、
この程度ならまったく問題なく通じるはず。
その後も場所を変えて何度か呼んでみたのだが結局最後まで繋がることはなかった。

無線をしながらの食事を終えると、あまり間をおかず、妙見ノ頭を出発し旧大菩薩峠へと下る。
登山道に降り立った時、この人達はいったいどこから来たんだというふうに、
不思議そうな顔で見る通りがかりのおばちゃんをしり目に
避難小屋脇を抜けて大菩薩峠手前のピークへと登り返す。
ここまでくると、大菩薩峠目的の観光客も合流してすごい賑わいになる。
と、妻と子供とはぐれてしまったという男性に声をかけられた。
でも、ちょっと太めの女性とちょっと太めの小学生の二人連れって言われても
この賑わいじゃちょっとわかんないっすよねぇ。この人はこの後無事再会できただろうか。

そして大菩薩峠に到着。介山荘のおみやげ物売り場で、
亜美さんが大菩薩に咲く花を紹介した冊子を見つけ、二人で見た花を探す。
このとき、けっこう多くの花の名前を覚えたのだが、帰宅したらすっかり忘れてしまっていた。
う〜ん。この冊子を買っておけば良かったかなぁ。

大菩薩峠
大菩薩峠からは小屋の荷上げ用の軽自動車も通る広くて比較的なだらかな道を下り、
勝縁荘前からは舗装路歩きとなる。
富士見山荘付近でここには富士山展望のテラスがあるけど、
今日は見えなくて残念とか言いながら、ふと富士山の方を見ると、
いままでずっと雲の中に隠れていた富士山がヒョッコリ姿を現していた。
う〜ん、ラッキーというか、なんで稜線にいる時に限って雲をかぶってんねん!というか。
ま、見れたんだから、ラッキーということにしよう。

そして、福ちゃん荘からは来た時と同じように車道を避けて車道と並行に走る
森の中の遊歩道を歩き、上日川峠に到着。
ロッジ長兵衛前にかけられたかき氷の旗につられてロッジ長兵衛にふらふらっと寄り道した。

この日は関西から来られる隠れ里さんを無線で接待しようと、急遽登ったのだが、
お花畑とそこそこの展望で、大菩薩が初めての亜美さんにも喜んでもらえたし、
私としては冬とあまりに違う大菩薩を楽しめたので、
目的の無線が通じなくても結構充実した山行になった。

で、帰宅後、隠れ里さんから沢を間違えて登ってしまい、引き返してその日はビバーク。
翌日えらく苦労した末夕方遅くになんとか甲武信小屋に到着したというメールが届いた。


【コースタイム】
上日川峠 9:05…福ちゃん荘 9:25…大菩薩嶺 10:25…
妙見ノ頭 11:30-11:55…大菩薩峠 12:35…上日川峠 13:35
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