Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.07.20(金) 第1回沢登り体験オフ【檜洞沢 丹沢】

ここから沢登りスタート
鍋割山オフの時に約束した沢登り体験オフがついに実現されることになった。
メンバーは主催の坂元さんとご友人のN氏。
そして、低山徘徊派からもぐもぐさん、亜美さん、私の初心者3人組で合計5人。
ユーシンロッジまで車で入るという裏技を使って長い林道歩きをキャンセル。
(メンバーの内の誰かがユーシンロッジに泊まればゲートの鍵が借りられます。)
ユーシンロッジからすぐに沢に入るかと思えば、そうではなく、
堰堤を巻くためにしばらくは通常の登山道を歩く。有刺鉄線や鉄柵を乗り越えたりと、
はやくもアドベンチャールートの様相を呈しながら坂元さんについていくと、
15分ほどで堰堤の上に到着。おっかなびっくりな初心者3人組をよそに、
ベテランの2人はどんどん沢の中に入って、ジャブジャブと水の中を歩き出したので、
負けじと我々も続いた。
水に足をつけるまでは、滑るんじゃないかとか冷たいんじゃないかといった気持ちで、
恐る恐る歩を進めていたが、そう深くなかったこともありすぐになれて、
水を蹴散らしながら先導する2人についていった。

そして、最初の難関。腰ほどの深さからロープを頼りに傾斜した岩の足場へとよじ登る。
初心者3人は苦労してなんとかよじ登ったが、
坂元さん曰く、今日はかなり水が少なく本来なら腰ではなく肩まで水位があったとのことで、
そのぶん、苔が付きやすくなって滑りやすくなっているらしい。
当然水位が低ければ楽になるところもあるわけで、このへんはなかなか微妙なところだ。

最初の難関
さて、最初の難関を突破したことで気持ち的に余裕がでてきたのか、
さぁ何でも来いといった気持ちで登っていると第2の難関にたどり着いた。
先頭を歩く坂元さんは岩と岩の間の煙突状の所をうまく腕を突っ張って登っていったが、
その後を誰も続くことができない。
私は試さなかったが、岩が滑りやすく手を押しつけても踏ん張りが利かないようだ。
坂元さんもこれは大変と、ザイルを取り出して岩にかけようとするが、どうもうまくいかない。
後ろでは亜美さんが巻き道を見つけて登っていくが、途中で途切れているようでこれも失敗。
敗色濃厚な中でふと左手の岸壁を見ると、岩に食い込んだ金具を見つけた。
さわってみるとかなりしっかりと岩に付いているようで、指で引っ張ってもビクともしない。
これならいけるかもと、坂元さんに声をかけてザイルを通すとぎりぎりでなんとか通った。
こうなるとあとは簡単。ザイルに足をかけ、気合いを入れて、えい!と体を持ち上げ、
やっとのことでこの日最大の難関を突破できたのだった。

本日最大の難関
そして大岩や小さな滝を越えてどんどんと進んでいくと、
崖に囲まれ一見行き止まりに見えるところに到着。そこでは数人の釣り人が糸を垂らしていた。
さぁここはどうやって進むのかと思いきや、坂元さん、いきなり崖を登り始めた。
たしかに上の方にはロープが見えるが、そこまではフリークライミング。
その上足場も崩れやすくなかなかの難関だ。(以降第3の難関と呼ぶ)
釣り人が呆然と見守る中、一人づつ順番に慎重に壁に取りつき、
私をラストに全員がなんとか登り切った。
それにしても帰りはどうするのか心配になったが、巻き道があるということで一安心。
でも、じゃあなぜ今回は巻き道を使わなかったのか..怖くて聞くのをやめた。

ここまでくると、さすがの私もだいぶ慣れてきて、
それまでは坂元さんの踏んだところを忠実に歩いていただけだったのが、
自分でルートを探すようになり、小さな滝を見つけると無理に直登してみたりして、
積極的に沢登りを楽しむようになってきた。
こうなると俄然おもしろくなってきて、沢にはまる人の気持ちが理解できたような気がした。

がんばれ!もぐもぐさん
途中の大岩の上で並んで昼食をとった後、水を被りながら小さな滝を登ったり、
滑る岩肌にしがみついたりしながら進んでいくと正面に広い滝壺を持った大きな滝に着いた。
どうやらこれが今回の目的地点、魚止めの滝らしい。
ここで記念写真を撮ろうということになって、撮影係の坂元さんを除いて
滝を背に滝壺に並ぶ。でも、もうひとつおもしろくないなぁと思い、
すこし高くなった滝の落ち口まで登ってみることにした。
やや滑りやすいものの、なんとか上がって水が流れる溝状のところに腰をかけた。
冷たくてとても気持ちが良かったが、坂元さんが撮影に戸惑っている間に、
すっかり体が冷えてえらく寒くなってしまった。
そして撮影が終わったら滝壺へ向けて滑り台のように滑り下りた。

魚止めの滝
さてここで終りかと思いきや、この滝の落ち口まで登ろうということになった。
左岸の巻き道へと向かうと、以前はあったというロープがすっかり取り払われていて、
一瞬ここまでかという空気が流れたが、いったん戻って滝の脇の岩を登ると、
藪っぽいがなんとか上がれそうな巻き道が見つかった。
苔やヤブで滑りやすいので、周囲の草や木に捕まりながら注意して登ってゆき、
滝の上部に抜けたところで再度沢に降り立った。

そして滝を覗き込めるところまで移動してティータイム。
坂元さんが沢の水を沸かして紅茶を入れ、皆で飲みながら反省会を開いた。
全員とても満足げな表情で、次はいつやろうかなんて話まででていた。

帰りはまず来た道を戻るが、普通の山登りと違って登りより下りの方が難しい。
何度も足を滑らせ、一度などは頭から沢に突っ込んだりした。
(まったく同じところで同じようにもぐもぐさんもひっくり返りました)

ただ、帰りはなめ滝のウォータースライダーという楽しみもあり、
登りの時同様、わあわあきゃあきゃあと子供に戻ったように沢登り(下り?)を満喫した。

そして、第3の難関に到着。どんな巻き道かと思いきや、
土の急斜面を雑木や草につかまりながら懸命に登り、同じような急斜面を下る。
土が崩れて足下が滑るし、手がかりとなる雑木は枯れていて、
体重をかけると簡単に折れてしまうという危うさ。
こりゃあ巻き道とはとても呼べない難路に一同真っ黒になりながら、ようやく沢へと降り立った。
ま、正規の岩登りに比べて下が土だから、こけてもけが程度ですむだろうが、
正直難易度は巻き道の方が高かったかもしれない。

このあともしばらくは沢下りだが、やがて沢から離れて左岸の斜面についた登山道を下りる。
第1および第2の難関をパスできるのだからありがたい道ではあるが、
大昔の登山道跡ということで、ところどころが土砂崩れで途切れ、
ずるずるに滑る斜面を渡ったり、雑木につかまりながら下ったりと、かなりの難路だった。

そして、入沢地の堰堤の上に降り立つと、来た道をユーシンロッジへと戻った。
ユーシンロッジでは宿泊予定の坂元さんとNさんの部屋に全員で押し掛けて、
酒盛り(私は運転しなきゃいけないので、おあずけ。(--;)をしながら、
楽しかった沢登りを回顧して、盛り上がった。

初めての沢登りでしたが、主催の坂元さんがとても気を遣ってくれた上、
沢自身も難しくはないが簡単すぎないといった絶妙の難易度設定だったので、
心の底から子供に帰って、ちょっとした冒険を楽しむことができました。
本当にありがとうございました。またよろしくお願いしますね。>坂元さん


【コースタイム】
ユーシンロッジ 11:00…堰堤上部(入沢地) 11:15…魚止めの滝 13:15-13:40…
(以降デジカメ電池切れにより記録無し)
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