Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.06.16(土) ハイキングのテーマパーク?【三頭山 奥多摩】

富士山が見えるはず?の三頭山山頂
本来なら休日出勤の予定が急遽お休みとなり、諦めていた山行が実現。
ただし、前日の帰りが遅かったので、近場(といってもかなり遠いが..)ということで、
奥多摩の三頭山に向かうことにした。

首都高を走っているときは薄日さえ射していた天気が、
奥多摩が近づくにつれ、どんよりと曇り始め、奥多摩周遊道路に入ったあたりから、
霧が出てきたかと思ったら、やがて小雨が降り出した。

そして都民の森に到着したときには、小雨もやや強くなっていた。
天気予報では午後から回復とあったので、しばらく待ってみようかと、車で一眠り。
30分ほどで目を覚ましたときも、あまり良くなりそうな雰囲気ではない。
ま、歩いているうちに止むだろうと思い、傘をさして歩き始めた。

レンガ色の舗装路を歩き、黒塗りの木製の階段を登ると森林館に到着。
ここから鞘口峠へのルートがやや判りにくいが、森林館の裏から舗装路が更に上へと続いている。
そして、木材工芸センターの先で分岐。ここで左の方へ進むのだが、
分岐の道標に「スポーツ歩道通行止め」との書き込みがあり、こっちへ進んで良いのかちょっと躊躇。
けっきょく、スポーツ歩道はこの分岐から鞘口峠へと向かう途中にさらに分岐があり、
そこからがスポーツ林道となるので、ここは通行止めではないのだが、非常に紛らわしい。
通行止めのところを歩いているのかと、罪悪感を感じちゃったじゃないですか。>都民の森

そして、鞘口峠まではなだらかな遊歩道。前の方で休憩している団体さんの声が聞こえてきたときは、
え?もうついたの?といった印象。
まぁ、見ていた地図がエアリアの裏にある1/12,000の地図だったので、
最近1/50,000見慣れていた身には近く感じて当然か。

休憩している団体さんを尻目に峠を出発。ここからはやっと登山道らしくなるが、
非常によくならされた路面は、ここはやはり公園の中なのだと思わせる。
ちょっと急になったつづら折りの坂道を登っていき、なだらかになったところで分岐に到着。
左側は今までと同様のブナの路と名付けられた遊歩道で、右は登山道となっている。
相変わらずの傘をさしながらの歩きだったので、遊歩道を行くべきなのだが、
ちょっと変化が欲しかったので、登山道の方へ進むことにした。

この登山道は、まぁあまり特徴のない普通の山道。
特に険しくも歩き難くもないが、強いて言えば道標が少ないことが、遊歩道との違いだろうか。
それに地図を見ると遊歩道のほうはつづら折れ担っているようなので、やや急なのかもしれない。
登山道は尾根の北側斜面を巻くように進み、やがて再度尾根上に上がると、
先ほど分かれたブナの路と合流。しばらくブナの路を進むと再度登山道との分岐が現れる。
じゃあ今度は遊歩道の方へ向かおうと、続けてブナの路を歩くと正面に東屋が見えてきた。
名前を見晴らし小屋という東屋は樹木に覆われ、名前倒れもいいとこ。
ま、樹木がなくても小雨ぱらつく今日の状態では、いずれにしろ見晴らしは期待できないが。

歩き出してからまだ1時間もたっておらず、さすがに疲れは感じなかったので、
休憩をとらずに、見晴らしの悪い見晴らし小屋を出発。
ここは小ピークだったようで、ここを下ると登山道と合流。
へ?この登山道って巻き道なの?という疑惑を無視して、再度なだらかな遊歩道を進む。
遊歩道らしく、あらゆるところに道標や解説板、それに標高の表示などもある。
そして、東峰へ向かう道と東峰を巻く道との分岐に到着。

当然東峰へ向かう階段を登るとすぐに木製の展望台木々の向こうに現れる。
展望台にはパノラマ写真設置され、真っ白な背景の中で妙に浮き立って見える。(^^;
後から途中で追い抜いた団体さんが賑やかな話し声と共にやってきたので、
場所を空けようと立ち去る準備をしていると、展望台で集合写真を撮ろうとしていたので、
シャッター押しを引き受けることになった。

さて、東峰山頂はこの展望台から少し奥へ行ったところ。
三頭山の中で唯一の三角点があるところだが、最高峰はここより3mほど高い中央峰である。
樹木の中のピークで展望はまったくなく、ピークというより登山道の通過点といった印象である。
雨も降っていたし、別にベンチがあるわけでもないので、そのまま通過。
すると、多くのベンチが設置された広場があり、そこからちょっと下ると御堂峠。
先ほどの分かれた巻き道との合流点で、中央峰へ向かう道とその巻き道との分岐点でもある。

そして、最後の登り(といってもたいしたことはないが)をへて中央峰に到着。
20人近い団体さんが山名表示柱を囲んで集合写真の真っ最中だった。
ここも周囲は雑木が茂り、唯一富士山の方向だけが多少開けているが、
とうぜんホワイトスクリーン状態。ここでも設置されていた展望写真がちょっとむなしい。

さて、ここが中央峰ならもう少し西へ進むと西峰があるはずだなと思い、
鶴峠方面を指す道標に従って進んでみた。すると、「これより先都民の森ではありません」
といった注意書きがあったかと思うと、とたんに道は険しさを増し、ヤブっぽくなってきた。
傘をさしながらの歩きだったので、こりゃちょっと大変だと思いながらしばらく歩くと、
ちょっとしたピークがあり、その奥はかなりの急坂となって落ち込んでいる。
ここが西峰かなぁと思いつつ、山名表示はないかとキョロキョロあたりを見回すが、
そんなものは一切なし。なんとなく嫌な予感がして久々にエアリアマップを取り出すと、
「三頭山西峰には中央峰の標識があるが本来は西峰が正しい」との記述発見。
え゛っ。てことは、中央峰と思っていた(山名表示柱にもそう書いてあった)のが西峰で、
中央峰は御堂峠より東?ってことは、あの多くのベンチが設置されていた広場か。
それならここはどこ?(笑)
ということで、あわてて中央峰あらため西峰へ引き返した。

西峰からは道標に従って三頭山避難小屋の方に進む。あいかわらずのブナ林の稜線を下ると、
三頭ノ大滝へと向かうブナの路と大沢山へ向かう深山の路との分岐であるムシカリ峠を通過し、
すぐにログハウス風のとても綺麗な避難小屋に到着した。

中からは賑やかな話し声が聞こえてきていたので、どうやら団体さんに占領されているらしい。
いつもならパスするところだが、雨の中でお弁当を広げる趣味はないので、
仕方なく中に入り、開いているところを探して、ランチタイムとした。

避難小屋の団体さんはどうやら2組だったようで、1組は奥半分に陣取って賑やかに歓談中。
もう一組は荷物をここに置き、荷物番の中年女性を残して三頭山山頂に向かったようだ。
ということで、この1人残られた女性に話しかけると、数馬から登ってきたが、
道がかなりぬかるんでいて難儀したとのこと。ここから数馬へ下りて車道を都民の森駐車場へ戻るか、
それとも大沢山を越えて、深山の路〜石山の路と辿って、三頭ノ大滝へと下りるか迷っていたので、
この情報から、滝へと下りることに即決。弁当を食べ終えた頃に、
山頂へ向かった団体さんも戻ってきたので、さらに賑やかになった避難小屋からあわてて避難した。

外に出ると、心持ち雨が小降りになってきているようだ。
どうやら天気予報は大筋では合っていたようだが、今更やんでもなぁ。
とりあえず、まだ傘を片づけるほどではないので、相変わらず傘を片手に大沢山への登りを開始した。

大沢山は富士山の展望が楽しめるということだが、当然あいかわらず真っ白。
そして、今日3度目の展望写真が...もうええっちゅうねん。

このあたりから石や木の根に足を取られやすい、いわゆる普通の登山道となる。
道標や案内板も極端に減り、都民の森の園内の筈なのに今までとは印象が一変する。
と思っていたら、クモの巣が...
どうやらこの日ここを歩いたのは私が最初だったらしい。
まぁ、滝を見たければムシカリ峠からブナの路を下ればいいわけで、
この深山の路は物好きが通る道なのだろう。
そして誰とも会わないまま歩き続け、飛び石づたいに沢を渡ると、前方に他のハイカー発見。
お〜っ、私以外にも物好きがいたよぉ。あれ、でもたくさんあったクモの巣は?
と思っていると、すぐにブナの路と合流。ブナの路から下りてきた人だったのね。

三頭ノ大滝
このあたりから、沢の音がどんどん大きくなってきて、滝が近いことを教えてくれる。
やがて、滝の上にあたるところで、柵をのりだして見ると、滝の向こう側に立派な吊り橋が見えた。
左手に大滝休憩小屋を見ながら、さきほどとは一変して賑やかになった遊歩道を歩いていくと、
すぐに先ほど見えた吊り橋に到着。この橋は滝を見るためのもので、橋の奥は行き止まりである。
それにしても谷底までの高さが25mあるという吊り橋は高度感十分。
そして、目の前の大滝はその谷底に向けて大量の水を一気に落としている。
こりゃ高所恐怖症の方には耐えられないだろうなぁと思ったら、
橋のたもとで足がすくんでいる方がちらほら。
ま、私も橋の手すりから下を覗き込むのにけっこう勇気がいったので、
あまり人のことを笑えたものではないが。

三頭ノ大滝からは森林館へと戻る。この大滝の路はウッドチップが敷き詰められており、
こりゃ金がかかってるなぁと唖然。でもこのウッドチップは適度なクッションと、
これでもかというほど平らなおかげで、非常に歩きやすい。
おかげで、森林館までの距離が非常に短く感じた。

ウッドチップが敷き詰められた遊歩道
そして、森林館からは来た道を戻って駐車場に到着。
駐車場に着いた途端に雨が止むってのはお約束なのだろうか。

それにしても、遊歩道が整備された山っていうのは今までもいくつもありましたが、
これほどしっかりと整備された遊歩道は初めてでした。
山登りというより、昔大阪で開催された「花と緑の博覧会」を思い出しました。

家族連れやお年寄りなど、ハードなハイキングに耐えられない方々にも、
自然を満喫してもらうという意味で、こういうのもありだなぁと感心しました。
ま、こういうのばかりだと、悲しすぎますが。

あと、雨でも山に行きたいというかなり重症の方(笑)にもお薦めです。


【コースタイム】
都民の森駐車場 9:50…鞘口峠 10:10…見晴し小屋 10:40…展望台 11:05-11:10…
三頭山山頂(西峰) 11:20-(鶴峠への徘徊)-11:40…三頭山避難小屋 11:50-12:15…
三頭ノ大滝 13:20…都民の森駐車場 13:40
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