Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.05.04(金) ササの稜線と好展望の人混みの山【那岐山 岡山県奈義町ほか】

那岐山山頂から三角点ピークへの稜線を望む(73K)
天気のあまり良くない今年のゴールデンウィークにおいて、珍しく晴れそうなこの日、
近場で展望が楽しめる山ということで、那岐山を選択。
中国道を西へ車を走らせること1時間半。最も広いが一番下にある第1駐車場はほぼ満車状態。
奥のほうで唯一残っていたブースにこれ幸いと車を滑り込ませた。

そして身支度していると、先日の雨中ハイクのせいで登山靴がちょっと湿っていることに気づいた。
このまま履いてもいいかなという程度だったが、まだ時間に余裕があったので、
中敷きを外した靴をボンネット上に干し、時間つぶしに蛇淵の滝への遊歩道を歩くことにした。

すぐそこなのかと思ったら意外と距離があり、多くの釣り人がいる中、急な階段を登ったり、
水浸しのところを渡ったり(普通の靴だったので、ちょっと辛かった)して10分ほど歩くと、
一番上にある第3駐車場に出た。那岐山へのルートと合流するとは思っていなかったので、
これなら、登りの途中で立ち寄れたのかと、ちょっとガッカリしながら、道標に従って
鳥居をくぐって滝方面へと進むと、すぐに蛇淵の滝に到着した。

そこには屋根&ベンチ付きの東屋があり、ゆっくりとすごすとこができるようになっているが、
このときは誰もいなかった。この東屋から滝まではかなり距離があって、
3段合わせて30mと言われるほど大きな滝には見えない。
そのうえ、東屋からだと脇から張り出した木の枝が邪魔になってしまう。
ただし、その枝には美しい新緑の若葉が付いていて、痛し痒しと言ったところか。

何枚か写真を撮った後、駐車場へと戻ることにする。
防水無しの靴で水たまりを渡りたくなかったので、来た時とは違い舗装林道を通ると、
途中で山頂を目指す多くのグループとすれ違った。

駐車場に戻ると、干していた靴に履き替えて、さっそく山登り開始。
つい先ほど下りてきた舗装林道を、逆方向に登っていった。
舗装は第3駐車場の手前で途切れ、滝への分岐を過ぎてしばらく進むと、登山口入口の分岐が現れる。
ここから林道から離れ、木の橋を渡って植林の林の中へと入っていく。
途中、BコースとCコースとの分岐をCコース側へ進み、なだらかな道をしばらく進むと、
多くのベンチと多くの国有林の説明板が設置された、みどりの広場に到着する。
一カ所に多くの説明板が並べられ、それに正対して、野外劇場のようにベンチが何列にも並んでいて、
ちょっと異様な景色である。
ここでは多くの人が休憩していたが、ほとんど疲れを感じなかったので、立ち止まらずに先へ進んだ。

道はだんだん急になっていき、つづら折りや丸太の階段を過ぎると、木の根による自然の階段となり、
途中、5合目と書かれた道標を過ぎると大神岩に到着した。

この大神岩の上からは奈義町の田園や町並みが眼下に広がり、左手にはAコース(菩提寺コース)の
尾根が延び、その先には霧のかかった那岐山の主稜線を見ることができた。
また、岩の上では子供達が駆け回り、絶好の遊び場と化していた。
ひととおり展望を楽しんだ後、子供達に遊び場を明け渡して先へと進むことにした。

ここからは傾斜はやや緩やかになり、周囲は雑木林の明るい尾根道となる。
また道端には多くのシハイスミレが紫の花をつけていたので、いままでの疲れは霧散してしまった。
そして、周囲に笹が多くなってくると、山頂はすぐそこ。
なだらかで見晴らしの良い笹の回廊を進むと、人の話し声が聞こえはじめ、
やがて多くの人が食事や談笑をしている三角点ピークに到着した。
那岐山の山頂はここから東へ15分ほど歩いたところにあるのだが、広々とした芝生の広場は
とても心地よく、ここを山頂とし最高点に向かわずに下山する人もいるようだ。

空いている場所を探して、ザックを投げ出して休憩すると、とたんにお腹が空いてきたので、
私もここでランチタイムをとることにした。そして、ついでに無線のスイッチを入れたが、
知り合いの無線家からの反応は無し。ちょっと西へ来すぎたようだ。

三角点ピークから最高峰に向かう
気持ちの良い芝生と笹の平原でのんびりしていると、足の上でササダニが跳ねたので、
あわてて飛び起き、追い立てられるように最高点へ向かうことにした。
途中、公園の公衆トイレのような形の避難小屋脇を通って、ひと登りすると山頂に到着。
ここも人が多くて、やや狭いために、三角点ピークよりさらにごった返している。

展望いい方だが、周囲の低木の分、三角点ピークよりは多少劣る。
その分、立派な山名表示の石碑が設置され、やはり山頂はこっちだったのかと再認識した。
(今回参考にしたガイドブックでは、三角点ピークを山頂、山頂を最高点と標記されていた。)

下山はBコース(蛇淵コース)を下る。まずは、三角点と反対の方向に笹尾根の稜線散歩。
さぞや快適なルートかと思いきや、前日までの雨のせいか足元が泥々。
下ばかり気にして歩いたため、見晴らしが良いはずなのに全く印象に残っていない。
そして10分ほどで、AコースとBコースの分岐に到着。Aコースはもうしばらく稜線上を進むが、
Bコースはここから斜面を下って、蛇淵の滝へと続く谷沿いを進む。
尾根好きの私としては、Aコースの方へ向かおうかいう思いが一瞬頭をよぎったが、
下りてからの車道歩きが長い(1kmちょっと)ので、諦めて予定どおりBコースを選択した。

このコースはほとんど植林の中を歩くので、あまり期待していなかったのだが、
意外と道端の花が多く、ショウジョウバカマやミヤマカタバミ、ヤマルリソウなどが咲いており、
特に、ショウジョウバカマは群生していて、なかなか目を楽しませてくれた。

そして、植林の中のジグザグ道を歩いて高度を下げていくと、やがて沢の水音が大きくなり、
手すり付きの立派な木橋を渡ると、Cコースと合流し、やがて第3駐車場に到着した。

第3駐車場からは車道を下っても良いのだが、同じ歩くなら地道の方がいいと判断し、
朝登山開始前に歩いた遊歩道を、第1駐車場まで歩いた。
途中の広場では大勢がバーベキューを楽しんでおり、釣りをしている人も含めて、
那岐山は山に登らなくても楽しむことができる、すばらしいアウトドアスポットと言えるだろう。

そして、第1駐車場に到着。駐車車両はいっこうに減っておらず、逆に車が次から次へと登ってくる。
そして舗装林道の路肩は路駐車両で溢れており、連休中とはいえこの山の人気に驚かされた。


岡山県の山に始めて登りましたが、(除く、県境の山)近くにこんないい山があったなんて、
今まで行かなかったのが残念で、ちょっと損した気分。山頂まで2時間ほどで登れるので、
実家からならちょっと時間が空いたときになどに最適の山かもしれません。

そんな山を関東に転勤になったあとで見つけるなんて...(;_;)
ま、帰省時には活用できるかな。


【コースタイム】
第1駐車場 9:00…大神岩 9:50-10:00…三角点ピーク 10:35-11:10…那岐山山頂 11:20-11:30…
A・Bコース分岐 11:40…B・Cコース分岐 12:40…第1駐車場 12:55
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