Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.04.29(日) 段ヶ峰裏街道オフ【段ヶ峰 兵庫県生野町ほか】

奥段ヶ峰から段ヶ峰ハイクメインルート(達磨ヶ峰〜段ヶ峰)を望む(96K)
集合場所の道の駅「山崎」に到着すると、先発隊のメンバーである主催者の島田さんと
丹波のたぬきさんご夫妻は既に到着済。空模様はかなり怪しかったので、
どうしたものかとしばらく話し合ったが、雨は夕方からという予報を信じることにして、
決行することにし、我々先発隊は下山地の千町峠に車をデポするため、
他の参加者に先駆けて出発した。

福知渓谷の素晴らしい景観を眺めながら車を進め、渓谷の奥から狭い林道を進むと、
砥峰高原と千町峠への分岐。当然千町峠方面へと進路を取り、ここから非舗装ではあるが、
わだちも掘れてなく、落石もあまりないきれいな林道を千町峠へ向けて走る。

やがて、千町峠に到着すると、クレーン車がなんらかの作業をしていた。
どうやら、悠々荘の増築作業を行っているようだ。
作業の邪魔にならないように、林道の脇に丹波のたぬきさんと私の車を停め、
島田さんの車で登山口である、上千町の集落へ向かう。
このときは福知渓谷まで下らず、途中から千町方面へ向かう林道を通る。
やや道は荒れており、セダンでは走りたくないような道だが、
RV車にとってはそれほどたいしたことはない。

丹波のたぬきさんが無線で後発部隊のOAPさんを呼び出すと、
どうやら、あちらのほうが先に到着するとのこと。
元々駐車地として考えていたところは、個人所有のように見え、近くで工事もしているので、
林道を少し進んだところで車を停めたとのこと。
そして、10分ほど遅れて我々が到着。林道のちょっと広くなったところには
今回の参加者が集合していた。

久しぶりにお会いする面々とお話ししたり、初対面のみやびさんに自己紹介しながら、
しばらく歓談し、全員の準備が完了したところで、まずは牧場跡に向けて出発した。
今回の主催者の島田さんは腰痛のため同行できないなだが、その痛い腰をおして
途中まで見送りにこられた。見渡しの利くところで島田さんと別れたが、
振り返るとなんとなくお寂しそう。やはり歩きたかっただろうなぁ。

さて、島田さんと別れてしばらく林道を歩く。
周囲が山に囲まれた盆地状の土地はとてもなだらかで、在りし日の牧場の様子を思わせる。
雑木林の広場はなかなか気持ちの良いところだが、今日の天候も相まって、
ちょっともの悲しい雰囲気を感じさせた。

やがて、さらに先へ進む林道から外れ、小川を渡って斜面に取り付く。
テープはあるが標識等はないので、初めてだとまず行き過ぎてしまうだろう。
今回はOAPさんがこられたことがあるので、問題なく斜面の植林の中へ入っていく。

暗い杉林ではあるものの南面にはスミレも咲いており、わいわい話ながら登っていくと、
15分ほどで笠杉峠に到着した。
笠杉峠は十字路となっており、直進すると奥田路の集落。北へ進むと約30分で笠杉山。
そして、今回は南へ進み段ヶ峰を目指す。
峠には石仏があり、石仏好きの白夜の貴公子さんは写真を撮ったり、文字を読んだりと
研究に余念がない。

峠からしばらくは今日一番の登りである。
道は踏み跡程度だが、ところどころにテープも付いている。
このルートに踏み跡があること事態が驚きだったので、
どんな人が歩いたんだろうとか、どこへ向かったんだろうかとか話しながら急な坂を登る。
そして40分ほど登ると、いきなりなだらかな雑木林の広場に到着した。
テープがないと迷ってしまいそうな、とても広い尾根である。
明るい雑木林なのに下草がとても少なく、やはり鹿が食べてしまうのだろうとOAPさん。
そして、雑木林を抜けるとササの草原となった。

松などの低木と満開の花をつけるアセビ。あまり天気は良くないので遠望は利かないが、
それでも丹波のたぬきさんが粟鹿山を指し示す。
そしてもっとも目を引くのが、達磨ヶ峰から段ヶ峰への非常になだらかな稜線。
まるで、大きな川の土手のような景観は自然が作ったにしてはとても異様な感じさえする。
どうやらここが島田さん命名の「奥段ヶ峰」ということだが、広々とした山頂は開放感に溢れ、
天気が良ければ、長居したいところである。
ただその天気のほうはだんだん怪しくなってきていた。
細かい雨粒に急かされるように、今回最大の目的地である「西段ヶ峰」に向けて出発した。


アセビ咲くササの平原を歩く
踏み跡は続くものの、背丈の低いササの草原はどこでも歩ける。
周囲のアセビを楽しみながら、なだらかな稜線散歩を楽しみ、20分足らずで西段ヶ峰に到着した。
すると道中で下山口の島田さんが無線を通じて、我々が見えるとの話し。
千町峠方面を見下ろすと、たしかに島田さんの車が停まっているのがよく見える。
みんなでしきりに手を振ったりしていたが、やがて天気がどんどん悪くなってきたので、
本降りになる前に食事をしようとのことになり、山頂からちょっと戻ったところで、
ランチタイムとした。
歩くには快適なササの草原も、座るとなるとちょっとやっかい。
そのうえササダニに取り付かれたとの悲鳴も上がるたびに、自分のズボンのチェックに忙しい。
そうこうするうち段ヶ峰はどんどん霧に包まれていき、やがて全く見えなくなったと思ったら、
雨足も強くなり、予報より早いやんか!などと抗議の声を上げながら慌てて雨具を身につける。

実は今日のコース一番の難所が、これからの段ヶ峰へむかうところであり、
先に踏み跡皆無でヤブ漕ぎを強いられると聞かされていたので、
はたして無事に段ヶ峰に向かうことができるかちょっと不安になったが、
大加茂さんだけが、どうってことないといった表情で先頭に立ち、どんどん先に進んでいく。
そして、見事に段ヶ峰へ向かう尾根の鞍部に降り立ってみせたのだった。(^o^)//パチパチ

ここからは無線からの島田さんの指示や白夜の貴公子さんさんのGPS情報を頼りにして、
段ヶ峰へ向かって登っていく。
しばらくはヤブや低木に悩まされながら進むが、獣除けネットの脇を進むと歩きやすくなり、
やがて、霧の彼方にうっすらと段ヶ峰の主稜線が現れ、足元のササを蹴散らしながら
登っていくと、山頂のちょっと手前あたりで一般登山道に出ることができた。

山頂は完全に霧の中でその上風雨ともにかなり強い。
この状態では展望なんてあるわけがなく、今日が段ヶ峰初めてという貴公子さんさんに
大パノラマを見せることができなく、本人よりも周囲の方々の方が残念そうだ。
ともかく、山頂でゆっくりできる状況ではないので、島田さんの待つ千町峠へ向けて
下山を開始した。

このルートは迷うはずもない非常にメジャーな一般ルート。
低木の中の稜線散歩の後、植林の急坂を下りると悠々荘の屋根が見え、
やがて林道に降り立つと、待ちわびた様子の島田さんが出迎えてくれた。

そして、3台の車に4人ずつ分乗し、上千町に向けて車を走らせた。


残念ながら雨の中のオフとなってしまいましたが、企画していただいた島田さんには、
ご自分が歩けないにも関わらず、送り迎えと下山地から登山口までのアッシーまで
勤めていただき、本当にありがとうございました。
おかげで、久々に懐かしい?皆さんとほんとに楽しい山行をご一緒することができました。
しばらく山行きは中止ということですが、しっかり治されて
こんど私が帰省する際には、ぜひご一緒しましょう。


【コースタイム】
上千町駐車地 9:40…笠杉峠 10:10…奥段ヶ峰 11:15…
西段ヶ峰 11:35-12:00…段ヶ峰 13:00…千町峠 13:30


【補足:奥段ヶ峰、西段ヶ峰について】
これらの山の名称は、島田さんがご自身のホームページ「山であそぼっ」で命名されたもので、
正式な名称ではありません。
ちなみに、2.5万図「神子畑」では西段ヶ峰は段ヶ峰の北東にある1088ピークで、
奥段ヶ峰はその北東にあるピークです。
なお、段ヶ峰からこの方面を望むと、草原状のなだらかなピークを望むことができます。

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