Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.04.08(日) 花は無くとも話に花の大山オフ【大山 丹沢】

靄のかかった伊勢原方面の町並みを望む(147K)
ML低山徘徊派でテラさんから、「大山でお花見しませんか」とのお誘いがあり、
大喜びで参加することにした。
集合場所は山頂ということなので、参加者は自由にコースを選択できる。
そこで、日向薬師から九十九曲を通るルートで山頂を目指すことにした。
また、同じルートのピストンは嫌だったので、下山後はテラさんに駅まで送ってもらおうと
いう目論見で、電車&バス利用で登山口の日向薬師へ向かった。

当然初めてのルート(というか大山が初めて)なので、参考タイムの3時間+30分の余裕を見て、
日向薬師バス停には8時10分に到着。一緒にバスを降りたのは私を含めて3人。
うち1人は日向薬師(お寺ね)に向かうということで、大山へ向かうのは2人だけだった。
もう1人の方が、ゆっくり準備されているのを後目に、
まずは伊勢原青年の家にむけて、舗装路を歩き始めた。

ときおり車が脇をすり抜けるやや広い道は、日向川沿いを進み、
日向山荘を過ぎたあたりから、満開の桜並木道となる。
ふつう林道を歩いているときは、通り過ぎる車が羨ましいものだが、
今回ばかりは、歩いているおかげでゆっくりと桜を観賞でき、大満足である。

そして、伊勢原青年の家の大きな建物が見える頃、左脇を登っていく階段が現れた。
道標には九十九曲ハイキングコースとあったので、どうやらここが大山への登山口らしい。
暑くなってきたので、ウィンドブレイカーを脱いでザックにくくりつけ、
水分補給して人心地着いてから、山の中へと入っていった。

登山道は青年の家の裏へ回り込むと、いきなりつづら折りの丸太の階段となる。
段差はそれ程高くないので、歩きにくいということはないのだが、
杉林の中の単調な階段は、いくら歩いても景色が変わらないので、精神的につらい。
やがて舗装路との出合に到着。そこにある道標によると、まだ3分の1も来ていない。
その上、ここからは階段の段差が高いところも多くなり、さらに疲労がかさんでゆく。

階段階段また階段
そして、周囲がスギから雑木へと変わり、だんだん明るくなってきた頃、ようやく尾根上に出た。
そこはちょっとした広場となっており、真新しい赤い布が目を引く大きなお地蔵さんが一体。
ベンチもあったが、見晴台が近いはずなので、ここでは休憩を取らずに通過する。
今では見慣れた、関東ふれあいの道の石版を横目に、ガスで展望が利かない
なだらかな尾根道を進み、ちょっとした階段を登るとようやく見晴台に到着した。

ここには東屋と多くのベンチとテーブルが設置され、ケーブル駅側から来た人も加わって、
10人ほどのハイカーで賑わっていた。
私も空いていたベンチを陣取って、ちょっと休憩。
ここで無線機を取り出して、今日参加予定のメンバーを呼び出すが応答無し。
まだ9時40分。ここから山頂まで参考タイムで1時間10分なので、
11時には山頂に着いてしまう。時間調整も兼ねて、10時までここで時間を過ごした。

この見晴台からしばらくはなだらかな尾根道が続くかなと、甘いことを考えていると、
またもや階段の急登。つづら折りになったり直登になったりと、九十九曲に比べて
やや変化に富んではいるが、傾斜はこちらのほうが上だろうか。
そうする内に、下山する多くのハイカーとすれ違うようになった。
中にはハイカーらしからぬ軽装の人もおり、この辺りの人々にとっていかに身近な山
なのかが想像に難くない。

そして、公衆トイレのある広場に到着。無線で呼んでみると、今回は応答があった。
テラさんだ。曰く、もう3人集まっているよとのこと。
電波施設の裏に目印を付けてるから、それをたよって集合地に来るように
ということなので、とりあえず山頂の方へ向かう。
山頂は、神社の社と売店。やはり多くの人で賑わっていたが、
目指す電波施設は山頂からは行けず、上から見ると先ほどのトイレの方から行けるようだ。
そこで、来た道を戻って、トイレの裏から電波施設の脇を通り、裏へ回ると、
「teihai.com」と書かれた、画用紙が木に貼り付けられていた。
それが指す方向には踏み跡が続いており、雪が残るその道を下っていくと、
前方で話し声が聞こえてきた。

そして、集合場所の広場に到着。山頂の賑わいとは一線を画す静かな雑木林の中には
石版がひとつ。
テラさんのお知り合いの方の300名山の完登を記念してのものということで、
想像するに、ここはテラさんの隠れ家のひとつなのだろう。
ただ、残念ながらお花見をするはずの花はまったく無かった。

集合時間には30分以上あるにも関わらず、事前に参加表明していた発起人のテラさんと
石原さんご夫妻はすでに到着して、すっかりくつろがれていたので、
私も交ぜてもらって、のんびりと歓談。
集合時間まで待とうかとか言いながらも、テラさんはキムチ鍋の用意をはじめ、
結局、12時前には宴会が始まってしまった。
私の方はビールとキムチ鍋をテラさんからご馳走していただき、すっかりお客様状態。
テラさん、どうもありがとうございました。m(__)m

さて、今回の登山ルートは3組とも見事にバラバラで、テラさんは予定どおりヤビツ峠から。
そして、石原さんご夫妻はなんと、ヤビツ峠に車を置いて、林道を北上し大山北尾根を縦走し、
集合地に来られるというすごい趣向。
事前のテラさんの想定ルートを見事に裏切って見せていらっしゃいました。

そして、花は無いが話には花が咲き、時間を忘れてわいわいと喋り続けていると、
すでに1時半。結局2時間半もそこで宴会をしてしまい、
最後に石原さんからコーヒーをご馳走になって、下山することとなった。

山頂で鹿と共に記念写真
下山は全員そろってヤビツ峠へ下りるので、まずは山頂へ向かう。
途中で画用紙の道標を回収し、山頂脇を通ると鹿がハイカーと遊んでいた。
そして記念写真を撮ろうという話になり、通り過ぎかけた山頂に戻って、
他のハイカーにシャッター押しをお願いし、鹿も一緒に記念写真を撮った。

ヤビツ峠へ向かう道中、展望の利くところではややガスが晴れて、
うっすらと姿を現した三ノ塔から塔ノ岳、丹沢山へ続く稜線を眺めたり、
宴会での話の続きをしながら、1時間弱の下りでヤビツ峠に到着した。
もっと暗い山奥の峠をイメージしていた私は、
意外なほど整備され綺麗な駐車場や公衆トイレにビックリした。

駐車場では石原さんご自慢のキャンピングカーを見せていただいた後、
再開を期して別れた。
そして私はテラさんの車で、渋滞の中をわざわざ伊勢原駅まで送っていただいた。

今回は何から何までテラさんにお世話になりっぱなし。
とっても楽しいオフを企画していただき、本当にありがとうございました。
またお願いしますね〜。(x_x)☆\バキッ!!ずうずうしい!


【コースタイム】
日向薬師バス停 8:15…伊勢原青年の家 8:50…見晴台 9:40-10:00…大山山頂 11:05…
集合場所 11:15-13:30…大山山頂 13:40-13:50…ヤビツ峠 14:40
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