Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.03.19(月) 三度目にして展望絶好の山頂に立つ【三ツ峠山 山梨県河口湖町ほか】

木無山の雪原から360度の展望(127K)
関東に来て最初の山行にと選んだ山がこの三ツ峠山。
しかし、1回目は高速道の閉鎖と大渋滞で登山口にたどり着けず、
2回目は電車の遅れとロープウェイの休止で登山口までで断念と、
過去2回とも雪に阻まれたわけだが、3月も半ばを過ぎれば問題ないだろうと、
三度三ツ峠山へ向かうことにした。

朝5時過ぎに車で出発。中央道を西進し、母の白滝コースの登山口である浅間神社の
駐車場に7時半に到着した。(駐車場は河口交差点から北へ10mほど行った左手)

身支度を整え、浅間神社の鳥居をくぐり、神社の左脇から林道へ入る。
しばらくは母の白滝への道標に従って舗装林道を歩き、途中の旅館脇から山道に入る。
沢を右手に見ながら歩いていくと、やがて母の白滝に到着した。
高さの割に幅の広く、黒い岩肌と白い落水が対照的な小柄ながら美しい滝で、
周囲には小さな祠と赤い鳥居が設置されている。

滝の左斜面に設置された階段を登ると、その上にも先ほどよりやや小柄な滝があり、
2つの滝の間が平らな岩で繋がっていて、ウォータースライダになっている。
この2つの滝をあわせて「母の白滝」と呼ぶのだろう。

滝からしばらくは沢沿いを歩く。
真新しい手すりや立派な木製の橋も設置されており、とてもよく整備された道だ。
そして、ルートは急な階段となり、尾根へと上がっていく。
階段の手すりのクサリが銀色に光っており、この階段が最近設置されたことが分かる。
背後に木々の間から覗く富士山に元気づけられながら、ようやく階段を登りきると、
雑木林の明るく快適な尾根道となる。
周囲の雑木が若いヒノキへとかわり、杉林に変わると日陰が多くなり、
所々に路面が凍結しはじめる。ただ、非常になだらかな道なので、
凍結していてもそれほど苦労することなく歩き続けることができる。

やがて、高圧鉄塔に到着し、コースはここから林道と合流する。
林道をしばらく歩くと、ゲートのあるところで舗装された林道と合流。
この舗装路は西川新倉林道で、南へ向かえばロープウェイ駅へたどり着く。
三ツ峠へはこの舗装林道を横切り、階段から急な斜面に取り付く。
この斜面はかなり残雪が多く、大半はシャーベット状だが所々凍結しており、
特に下りで利用するならアイゼンはあったほうがいいかもしれない。

1時間ほどの急坂登りに、ヘロヘロにながらもようやく登りきると、
なだらかな雪面の木無山山頂。雲ひとつない富士山はもちろん、
白く光る南アルプスの山々に濃い青色の空と、ため息が出るほどの美しさ。

黒岳と南アルプスの山々
リュックに引っ掛けていたフリースを道標にかけてカメラを取り出し
雪原に入って、先客の大きなカメラを三脚にセットした2人組の方と話をしながら、
しばらくこの風景を楽しんだ。

次に向かう山は開運山。三ツ峠の三山の最高峰である。
木無山から開運山への稜線上は展望広場や山小屋、茶店などがあり、
筑波山の山頂を思わせる。筑波山は山頂までケーブルカーで行けるが、
この山は歩くしかないというのが、この山の人気の程をあらわしている。

つい展望広場で休憩しながら開運山の山頂に着くと、
ついさっきまでクリアだった富士山に雲がかかっている。
あちゃあ、ゆっくりしすぎたかと思いつつ、同様に富士山待ちの方々と、
周囲の山々の同定を楽しみながらしばらく過ごしたが、雲は晴れそうにない。

まだ粘るという方々をおいて、三ツ峠三山最後の山、御巣鷹山に向かうことにした。
一旦、山荘まで下り、道標に従って車の轍のある道を歩く。
この道はちょうど開運山の陰になっており、完全に凍結していて滑りやすい。
周囲につかまるものもないので、ストックを頼りに恐々進み、雑木林を抜けると
展望の利く広々とした場所に出た。
そして、道はアンテナの林立する御巣鷹山へと続いている。
この道は雪解けによって泥道となっており、靴やズボンの裾がかなり汚れてしまった。

山頂はアンテナや鉄柱とその関連施設だらけで、山頂らしい山名表示や案内板は皆無。
たしかにあまりハイカーは来たがらないだろうなぁといったところだ。
なにか山頂を示すものはないかと周囲をうろつくと、鉄柱の鉄柵の中に標高が書かれた
小さな石柱があったが、鉄柵に阻まれて近づくことはできなかった。

御巣鷹山からの下山中に開運山の方を眺めると、富士山をバックに三ツ峠山の
数多くのアンテナが異様な雰囲気である。(科学特捜隊の本部のよう?)

御巣鷹山から開運山、木無山と富士山の展望(136K)
再度展望広場に戻り、ラーメンをすすっていると、団体さんが到着。すぐそばで、
ガイドが周囲の山々を解説をはじめたので、それに便乗して山座同定を楽しんだ。

さて、下山はロープウェイ方面へと下るロングコースなので、そろそろ下山することに。
とりあえず、アイゼンを装着して、木無山の方に向かう。
木無山のロープウェイ方面への道標を見るとビックリ。
到着したときに引っ掛けたフリースがそのままになっていた。
ラッキーとフリースを回収して、ロープウェイ方面へ続く南尾根を下っていった。

この尾根道は傾斜はなだらかでアップダウンも少なく、距離を考えなければ
非常に快適なコースで、所々ではビューポイントもある。
路面は残雪があるもののシャーベット状でスリップすることはない。
それよりも、雪解けで泥道と化した所では、斜面が急だと踏ん張りが利かず難儀した。
なお、つけていたアイゼンは全く不要だったので、すぐに外した。

1時間ちょっと進んだところで、大きな鉄塔の下に到着した。
ここは周囲の木々が無く、地面は芝生になっているのでとても快適な展望台だ。
リュックを投げ出して、富士山と眼下に広がる富士吉田市の町並みを眺めて休憩した。

ここから三角点のある霜山(なんて読むんだろう?)までは10分ちょっと。
山頂に展望はないが、その直前が展望台になっている。
また、三角点は赤く塗られていた。何か意味があるのだろうか。

さらに先に進むと、いったん林道と交差し、再度山道へ進む。
すると、天上山へ向かう道と、巻き道との分岐が現れた。
天上山へ向かう道は多少アップダウンが激しく、ややヤブっぽい道だが、
巻き道の方は斜面に細く続いており、かなり凍結しているよう。

当然のように天上山への道を選択し、幾度かのアップダウンを越えると、
祠と小御獄神社と書かれた石碑のある天上山に到着。展望はなし。
天上山からは5分ちょっと下ると、ロープウェイ駅に到着した。

ロープウェイ駅の切符売り場には誰もいないので、乗り場まで下りると係員が一人。
どうやら、たった一人でやりくりしているらしい。
切符を購入してロープウェイに乗り込むと、ほとんど待ち時間無しで動き出した。
3分後に麓に到着。
国道に出てバス停を探し、バスの時間を調べると30分ほど待たなきゃいけないようだ。
しかも、そのバスが本当に目的地に向かうか確信が持てなかったので、
え〜い、歩いてやれ!と、河口湖岸のおみやげ物屋や観光ホテルの立ち並ぶ中、
車道脇をトボトボと歩き始めた。
途中で買った巨峰のソフトクリームに舌鼓を打ちながら歩いていると、
河口湖越しに富士山が見え始めた。さすがに逆さ富士とはいかなかったし、
多少霞んではいたものの、しんどい歩きの気を紛らわすには十分。
そして、1時間ほど歩いてようやく駐車地に到着した。


3度の挑戦(と言うのも大袈裟だが)で立てた三ツ峠山の山頂はやはり感動でした。
平日ということで人出も少なく、山頂でのんびりと時間を過ごすことができました。
また、ロープウェイへ向かう尾根は、この山にしてはあまり歩かれていないようだが、
アップダウンが少なくなだらかなので、距離ほどに疲労を感じないので、お薦めです。
でも、最後の車道歩きはしんどかったぁ。(+_+)
もしこのルートを使われるなら、バスの時間は調べておきましょう。

【コースタイム】
浅間神社駐車場 7:40…母の白滝 8:10…木無山 10:10-10:20…開運山 11:00-11:20…
御巣鷹山 11:45-11:50…展望広場 12:30-12:50…霜山 14:35…天上山 15:25…
ロープウェイ移動 15:35-15:40…浅間神社駐車場 16:40
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