Trekking Reports 〜山歩きの記録

2001.03.17(土) 薄暗い植林の後には最高の展望台【陣馬山 神奈川県藤野町ほか】

陣馬山山頂の西から北にかけての展望(91K)
天気予報は曇りのち雨。午前中はなんとかもちそうなので、
朝早く出発し午後には下山できる山はどこかとガイドブックをめくり、陣馬山を選択した。

JR中央線の藤野駅に到着したのは7時半すぎ。
登山口の陣馬温泉まで4kmとあったので、ちょっとバス停を覗いてみるが30分以上ある。
ま、ぼちぼち行くかと長い登山口までの道程を歩き始めた。

長くて狭いトンネルをくぐり、さらに車道を歩いていくと、陣馬登山口のバス停に着いた。
バスで陣馬温泉まで行けると思っていたので、待たないで正解だったようだ。
ここから陣馬山登山口の石碑のある交差点から山の方へ入っていく。
道は徐々に斜度を増し、右手を流れる栃谷川がどんどん下になっていく。
やがて、陣馬の湯、陣渓園を過ぎ、最奥にある旅館姫谷の奥で道が分岐している。
傍らの道標によると、どっちでも山頂に行けるが、地図で確認すると
まっすぐ進むと林道経由の道なので、傾斜は緩やかなもののかなりと遠回り。
当然、右側の山道に入り、急な尾根に取り付いた。

姫谷からの尾根道はいきなりの急登。周囲も杉林で薄暗く当然展望も無し。
ただただしんどい山道を黙々と歩き続けると、さきほど分岐した舗装林道との出合に到着。
道標に従って林道を右に進むと、白い手すりの付いたコンクリートの階段がある。
階段をのぼり、再度暗い杉林を進むと、周囲は突然ナラやクヌギの雑木林に変化。
明るくなった尾根道を機嫌良く歩いて行くが、雑木林は長く続かず三度杉林の中へ。
道はなだらかになったり急になったりしながら登り続け、
急な斜面をジグザグに登ると、奈良子峠に到着した。

奈良子峠からはなだらかな稜線歩き。南側が雑木林で北側は植林となっている。
南側の木々の間から周囲の山々が見えるが、低いところはガスっており、
町並みなどが隠された展望は、かなり山深いところに来たような錯覚をうける。
そして、しばらく歩いていくと、その木々の間からいきなり富士山が覗いた。
今回は天気が悪い中の強行ということで、展望は全く期待していなかったため、
これにはビックリ。雲がかかる前に山頂に着かなくちゃと、ペースを上げた。

栃谷尾根コースとの分岐が近づくと、途端に周囲の木々は少なくなり、
山頂の展望台や茶店が見えるようになる。
そして分岐を過ぎ、丸木の階段を登ると山頂に到着した。

山頂の真ん中には、山名に因んでいるのか白馬の像が設置されている。
そして、多くの茶店があり、山頂の広場は展望レストランのようだ。
先客は3人。一様に富士山が見えたことが嬉しそうだ。

展望は360度、ほぼ遮るものなし。
登りでの植林の中の薄暗い道中は、この山頂の演出じゃないかと思えるほどだ。

富士山と丹沢の山々(38K)
曇り空でモノトーンではあるものの、南には富士山と積雪した丹沢の山々。
西には権現山や先日登った大菩薩嶺。北には鷹ノ巣山、御前山、大岳山などの
奥多摩の山々。そして、東は景信山から高尾山へと続く稜線。
天気がもうひとつの中、この山行を強行して良かったぁと思いながら、
広い山頂をデジカメ抱えてあっちウロウロ、こっちウロウロ。

山頂に着いて15分。すっかり展望を堪能し、コンビニおむすびをパクついたりしていると、
10時を過ぎた頃から、富士山には黒っぽい雲がかかりはじめ、
頭上の雲も徐々に厚くなってきているようだったので、雨が降らない内に下山することにした。

下山は奈良子峠への分岐を直進し、栃谷尾根を下る。
急な斜面には丸木の階段が設置されており、疲れた足にはけっこう応える。
周囲は奈良尾根と同様にスギやヒノキの薄暗い林。
階段とジグザグ下りで、急激に高度を下げてゆき、620ピークを巻いたところで分岐点。
陣馬温泉の看板があり、登り口の旅館姫谷へ下りる道のようだ。
直進して、栃谷集落へ下るつもりだったのだが、看板の「駅への近道」の一文に惹かれて、
看板が指す方向へ向かうことにした。

ここも尾根道。地図によると、620ピークから南東へ派生する尾根のようだ。
雑木林の尾根道はかなり急で踏み跡はつづら折りについているが、
無視して直進。時々滑りそうになりながら、一気に高度を下げると、
ルートは尾根を巻くようになり、竹林脇を通り、沢音が聞こえ始めると、
温泉宿の屋根が見え始め、最後に土砂崩れで崩壊寸前の階段を越えると、
陣馬温泉へ続く林道に降り立った。

そして、再び駅へ続く車道を歩く。
朝は気づかなかったが、5分咲きの多くの梅の木が目を楽しませてくれて、
来るときよりも、短く感じた。(下りだから早くついて当たり前だが)

お手軽ハイクのつもりで選んだ山だったが、駅から歩くとかなり距離もあり、
また登山道もわりと急なので、なかなかの歩きごたえ。その上、
まったく期待していなかった展望を楽しむことができ、大満足の一日となった。


【コースタイム】
藤野駅 7:30…陣馬温泉 8:25…奈良子峠 9:15…陣馬山 9:45-10:10…
620p先の分岐 10:35…陣馬温泉 10:55…藤野駅 11:50
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