そして、かのパーティのような飲み焼き且つ食う、が始まったら最後、果てしなく続く。シュラスコはそもそも、ここの店だけではなく“all you can eat”つまり食べ放題が特徴らしく、ちょっとシステムが日本の串揚げに似ています。スタートしてからは、かわるがわる現れるギャルソン(なぜかフランス語なのね)が持ってきてくれる、あたかも剣の先が指す地球の裏側、ブラジルまで届けと言わんばかりに刺して焼いた、牛・豚その他の肉を食えるところまで食うわけです。そのスタートの合図が、テーブルに置かれた札を緑色の面に裏返す、というのも本場風なんだそうで。まあ、この肉が来るわ来るわ。その量に圧倒されながら、たまには屋内のBBQもいいものだ、と思った晩でした。でも、あ、そうすると映画のごとく大事件がおきちゃったりして。コワッ。
ところで、冒頭の歌詞なのですが、アラフォー以上の方はご存知でしょうが、ブルーコメッツの『マリアの泉』です。バーは泉なり。それも命の水(Eau de Vie)を出す、ね。ちなみにこのころのグループサウンズの歌詞には、やたらに泉や湖や城が出てきます。それを白い裾の詰まったパンツをはいた王子様風のボーカルが甘い声で歌う。メタボ寸前の赤ら顔の出張オヤジとはエライ違いです。