訳したもの、書いたものなど:1998〜2000年

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ロシア・アニメ映画祭2000 パンフレット

ロシア・アニメ映画祭2000 (字幕翻訳、チラシ、パンフレット)
ロシア・アニメ映画祭2000実行委員会、2000年

現存する最古のロシア・アニメ作品『カメラマンの復讐』から2000年の新作まで、長編3本を含む36作品を集め、ロシア・ソビエトのアニメーションの歴史を俯瞰する世界初のレトロスペクティヴ。チラシ、パンフレットの作品解説、字幕翻訳、雑用などをした。もともと「《映画100年》ロシア・ソビエト映画祭」の第2弾として企画されたもので、4年間の準備期間を経て、各方面のご協力によりようやく実現した。

さらに続けて、今回ノルシュテイン以外紹介できなかった60〜80年代の名作(ロシア版『クマのプーさん』とか、観たいと思いませんか)のレトロスペクティヴとか、やりたいものだが……。

2004年1月追記 その後、ラピュタ アニメーションフェスティバル 2002(ラピュタ阿佐ヶ谷)で、ロシアアニメ特集が組まれ、ヒトルークやナザーロフの主要作品がまとめて紹介されている。あとは、『くまのプーさん』だな。ちなみに、ロシア語ではヴィニ=プーフ Винни-Пух と称するが、これは英語の Winnie the Pooh をロシア語流に表記したもの。Poohのhもわざわざ発音しているところが、独特の響きを醸し出していて面白い。正確さよりも語呂のよさを取っているのだ。ロシアでは、ミルンの原作をザホデールという児童文学作家が再話したもので知られているのだが、この翻訳はザホデールの遊び心が爆発していて、独自の世界を形成している。ヒトルークのプーさんは、このザホデールの翻訳がなければ生まれなかった。

ドヴジェンコ映画祭パンフレット

アレクサンドル・ドヴジェンコ映画祭 (チラシ、パンフレット)
アテネ・フランセ文化センター、2000年

ロシア・ソビエトの映像作家に重大な影響を与えながらも、『大地』以外の作品が取り沙汰されることが非常に少ないドヴジェンコ監督のレトロスペクティヴ。パンフレットのストーリーと解説を執筆。難解とかストーリーがないとか言われがちな初期ドヴジェンコ作品にも、ちゃんと筋書きがあることがおわかりいただけるかと思う。ただ、ドヴジェンコの魅力はストーリーテリングより映像の論理を重視し、観る者の想像力を刺戟する映像にあるんだよね。

『エンカルタ 百科事典 99』パッケージ

『エンカルタ 百科事典 99』 (項目執筆)
Microsoft社、1998年

マイクロソフト社が出している電子百科事典の日本版(当時はCD-ROM版のみ、最近はDVD版も出ている)。「ロシア・ソビエト映画」の項目を執筆。この百科事典は当初は米国版からの翻訳で出発したが、順次日本版オリジナルの項目も増えている。この項目も日本版オリジナルである。

『ワールド・シネマ!』表紙

『CineLesson 4 ワールド・シネマ!』 (共著)
フィルムアート社、1998年

ハリウッドや西ヨーロッパといった“先進国”以外にも、映画が盛んで優れた作品を産み出している地域や国がある。そうした世界各地の映画事情を紹介している本。ユーラシア映画関係の項目を執筆している。1990年代の中央アジアの映画事情にふれているという点では、珍しいかもしれない。カザフスタンへ引っ越す時期と重なり、打ち合わせも充分にできないまま引き受けてしまい、関係者にはご迷惑をおかけしました。

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『メイキング・オブ・ゴジラ』表紙

『メイキング・オブ・ゴジラ』 (共訳)
ロン・マジッド、ナオミ・フェファーマン共著、東宝、1998年

ハリウッド版『ゴジラ』の公式メイキング本。日本公開に間に合わせるため、米国にいる著者の執筆とほぼ同時進行で進んだ突貫工事翻訳。改めて見ると、誤訳というわけではないけど、あちこち直したいところがある。

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